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東京工科大学オープンキャンパス2025年3/23レポート◆その④(メディア学部 藤崎実)

2025年4月24日 (木) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

2025年3月23日(日)に2025年度オープンキャンパスの第1回目が開催されました。
今日はそのレポートの第4弾です!

さて、今回ご案内する研究室は、研究棟Cの2階で公開された私の藤崎研究室です!
私の研究報告テーマは「なぜ、人はバズ動画が好きなのか」でした。

最近、学生から時々、「先生バズるっていう言葉が最近流行ってるんですが知ってますか?」と言われることがあります。

そうした時、バズっていうのは、そもそも広告業界で使われてきた広告用語なんですよ、と言うと、多くの学生は驚きます。
そうなのです。バズというのは海外の業界でよく使われる広告用語なのです。
それがいつしか日本にも輸入され、一般的な言葉として定着したのです。

こちらは私の研究室に所属する学生との写真です。
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当日はたくさんの来場者がありました。
私は来場された保護者や入学希望者の方に次のようにお話しています。

大学の内容は、ホームページや各コンテンツで知ることができます。
でも実際に大学で学んでいる学生と直接話をできる事はオープンキャンパス来場のメリットです。

オープンキャンパスの質問コーナーでは、入学にあたっていろいろ気になる点について、多くの質問が寄せられます。

大学の授業は難しいのでしょうか? とか、学食ではどんなメニューがあるのでしょうか?などなど。
みなさんも、オープンキャンパスに来場した際は、どんなことでも気軽に聞いてくださいね!

また、当日は、大学院生の研究発表に使われたポスターの展示も行われました。
こちらは、そのポスター展示の様子です!
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東京工科大学では、今後も6/15(日)、7/20(日)、8/3(日)、8/17(日)の日程でオープンキャンパスを開催します。
https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/visit_oc.html

オープンキャンパスでは、大学のキャンパスや学生たちと触れ合うことができます。
いろいろな体験談を聞くことで、今まで以上に、興味が湧くことと思います。

オープンキャンパスにぜひともお越しください!
学生や教員は、皆さんのことをお待ちしています!

(メディア学部 藤崎実)

【学部長Blog003】コンテンツとの出会い(1)

2025年4月20日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部長の三上です.

今回は,現在の研究テーマとなっているコンテンツとの出会いについてお話ができればと思います.
私の生まれは1972年で,いわゆる団塊Jr.世代(第2次ベビーブーム世代)です.政府の人口動態調査によると2,038,682人ですから,2024年の720,988人と比較すると3倍近いですね.

私の幼少時代から学生時代にかけては遊び,娯楽がアナログからデジタルに変化していった時代なのかなと思っています.私が生まれたのは東京近郊というか神奈川の南の横須賀というところ(の中でもかなり南の方)です.海岸まで1分,野山(山椒魚がいるような清流もあった)は3分ぐらいの環境なので,おのずから野生児さながらの少年時代を送ります.半面,子供が遊びに行ける繁華街は横須賀中央にありましたが,映画館も規模が小さく,コンテンツに触れるにはいささか不便な場所でありました.

そのころの遊びはというとまさに昭和のレトロな遊びそのもの.公園のような整備された環境があまりなく,自然を生かしての遊びがほとんどでした.海岸はそれなりに砂浜があったので,野球(ソフトボール)やったり,山や小川で昆虫採集したり,空き地でケイドロや鬼ごっこなどと,いわゆる昭和の遊び満載でした.また,近所に住む親戚が工務店を営んでいて作業場があったので,余った木切れとかをもらってきて加工して船を作ったり竹馬作って遊んだりなどしていました.(今でも木工やDIYが比較的できるのはこのころの経験のおかげです)

そんな,昭和の野生児丸出しで野山を駆け巡っていたころ,世間では「インベーダーゲーム」ブームが爆誕します.1980年ごろは小学校3年から4年生にかけての時期でしたが,当時はその年齢でゲームセンターに行ってゲームをやるのはなかなかに難しい時期でもありました.多くの私の周りの同年代の研究者も同じように,興味はありつつもなかなか近づけない時代を感じていたのではと思います.
そしてほぼ同じ時期に爆誕したブームが「ガンプラ」ブームです.こちらは欲しくても売っていないから買えないという時代(今も近いかな)です.ケータイもSNSもないので,どこかのお店に入荷してもその情報はわかりません.ですので,自転車に乗って近所のおもちゃ屋さんをぐるぐる回る日々が始まります.海や野山をかけずりまわり,ガンプラ入荷のうわさが出ると自転車を走らせておもちゃ屋を回り,いつかはいりたいなとゲームセンターを遠目に眺めるという少年時代が続きます.

そんな少年時代に大きな影響を与える出来事が,1980年台中盤に立て続けに起きます.それは,「ファミコン」の誕生と「レンタルビデオ」の普及です.それまで,近づけなかったゲームセンターや行きたくても行けなかった映画館がいつでもアクセスできるようになる,まさに革命的変化が起きるのです.

次回は具体的に少年時代に遊んで現在でも記憶に残っている作品について紹介できたらと思います.

20250420かけずりまわった海岸です

 

ソーシャル・コンテンツについて

2025年4月18日 (金) 投稿者: メディア社会コース

メディア学部の学生は、アニメやゲームが好きな人が多いと思います。エンターテイメント、コンテンツです。しかし、私達の日常はエンターテイメントではないコンテンツで満ち溢れています。マーケティング、広告、CM、などなどいろいろあります。

もう少し、広く目を向けてみましょう。その他、どのようなコンテンツがありえるでしょうか?ドキュメンタリー映像、博物館の教育コンテンツ、自治体はコミュニティーに関するポスター、もしくは地域活性化に関するPV、、、これらのコンテンツはあまり目に留まらないかもしれませんが人の健康や学び、家庭や暮らしや風土、労働、地域、自然に直結しているテーマだったりします。また、社会を良くするために開発の余地がある分野である可能性もあります。

では、これらエンターテイメントでもマーケティングに関連するものでもないコンテンツを、ソーシャルコンテンツと呼ぶことにしてみましょう。社会のためになるコンテンツをより、効果的にデザインするにはどうしたら良いでしょうか。

それには、まず、コンテクストについて語る必要があります。コンテクストは社会的文脈を指しますが、社会的文脈のないコンテンツは意味をなしません。社会コンテンツをデザインするためには、社会的文脈に目を向ける必要があります。例えばその方法の一つとしてまず、コンテンツの文脈の中で中心となる、人物、もしくは核となる考え方を探すことから始めます。そしてそれを中心と仮にした際に波及した人々の輪、もしくは関連情報を探すことが重要です。また、活動が行われる物理的な場所を探求します。このようにしてコンテンツの文脈を探るのことが大事です。これには、フィールドワークや参与観察と言われる社会学的な調査方法を活用が役に立ちます。そして、集めたストーリー、もしくは情報を具現化します。記憶の3次元化(物理化)がより重要なのがソーシャルコンテンツデザインです。

文責:飯沼瑞穂

 

 

 

 

 

東京工科大学オープンキャンパス2025年3/23レポート◆その③(メディア学部 藤崎実)

2025年4月17日 (木) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

2025年3月23日(日)に2025年度オープンキャンパスの第1回目が開催されました。
今日はそのレポートの第3弾です!
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さて、今回ご案内する研究室は研究棟Cの5階で公開された研究室です。
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(当日の公開研究室より)

さて、こちらが山崎・陳研究室です!「相互行為」について研究しています!
この写真では、ちょっと緊張の様子ですが、みなさん楽しそうに来場者に接していましたよ!
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続いて、こちらが太田・加藤研究室です!
こちらでは、「インタラクティブなコンテンツ」について研究を深めています!
興味深いコンテンツ制作の報告がありました!
私も取材をしていて、「おお、すごい!」と、思わず声を上げてしまいました(笑)

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さて、こちらの盛川研究室では「メディアと人間工学」について研究しています。
うわ、盛川先生、かっこいいですね!
バーチャル空間の活用は今後もっと発展しそうですね!
こちらの研究室でも、現代的なテクノロジーに関していろいろ学ぶことができると思いますよ!

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東京工科大学では、今後も6/15(日)、7/20(日)、8/3(日)、8/17(日)の日程でオープンキャンパスを開催します。
https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/visit_oc.html

オープンキャンパスでは、実際に大学のキャンパスを見学することができます。
また実際に学んでいる学生から、いろいろな体験談を聞くことができます。

本校に少しでも興味のある人は、ぜひともお越しください。楽しい体験がたくさんできると思いますよ!

◆次回はまた別の研究室の様子をお届けしますので、お楽しみに!
(メディア学部 藤崎実)

教育メディア論について 学びのテクノロジーそして人間進化の関係性 後半

2025年4月16日 (水) 投稿者: メディア社会コース

春学期に開講している、教育メディア論についてもう少しお話します。近年、AIの発達に伴い教育でもその活用について様々な意見が出ています。AIを活用することを義務教育で一時禁止した国もありました。イタリアでは2023年に義務教育の初等教育において一時、オープンAIのChatGPTの使用を禁止しました。データ利用の透明性を問題視した措置でした。現在では、試験的にその利用が再開しているようです。

教育メディア論では、過去に新しいテクノロジーが教育に与えた影響について触れています。歴史を知ることはAIのような新しい、テクノロジーについて解釈する際に非常の大切です。歴史なくして現在を語ることは不可能に近いのではないでしょうか。過去の事例を見てみると、新しいテクノロジーが開発されるとそれは、教育にも応用される傾向があることが分かります。例えば、古いもので言えば、テレビなど、もっと時代を先のぼれば、グーテンベルグの印刷機による、本の普及なども挙げられるでしょう。最近で言えば、ZOOMのような遠隔会議システムが教育現場で利用されるようになった例なども上げられます。

このように、テクノロジーは教育方法に多大な影響を与えてきました。いづれにせよ、テクノロジーの変化により人間の学びの方法も変化し、現在はより細分化した学びが可能となっています。それは人間の能力と意識レベルに沿った、学びが当たり前の時代が到来していることにすぎません。未来では、AIをはるかに超えた教育メディアが登場する時代がやってくるかもしれません。

AIと生きる私達の未来の教室はどのようになっているのでしょうか?こんなテーマに興味のある方はぜひ、教育メディア論を受けてみてください。

文責:飯沼瑞穂

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