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スイスという国について3

2025年12月 5日 (金) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア社会コースの進藤です.

今回はスイスという国の経済や社会についてお話します.

今日は社会について見てみます.

スイスには外国人,移民が多くなっています。2024年時点では,スイスの総人口900万人のうち,656万361人がスイス人,244万2,402人が外国人となり,スイスでは居住者のうち,外国人が27.1%を占めています.外国人比率では,国際機関を複数擁するジュネーヴ州が41.5%と特に高くなっています(ジェトロ,2024).なお,日本の総人口に占める外国人居住者比率は,2.76%とスイスの10分の1となっています(出入国在留管理庁,2024年).移住先にスイスが選ばれる理由としては,政治的・社会的安定性,良好な生活環境と優れたインフラ,複数の言語の使用が可能であること,グローバル企業や国際機関への就業機会の多さ,高度専門職への需要の高さ,高水準の賃金,などがあげられます(アレン,2024)(PROTUS,2024).

 

<出所・参考文献>

PROTUS(2024)「スイス移民完全ガイド:魅力・課題を徹底解説」

 URL: https://portus.co.jp/article/a134/

アレン,マシュー(2024)「人口の3割が外国人のスイス 移民に選ばれる理由は?」swissinfo2024年9月10日

ジェトロ(2024)「スイスの人口が900万人超え」『ジェトロビジネス短信』

  URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/09/aa0272124b1a29d8.html

出入国在留管理庁(2024)「令和6年6月末現在における在留外国人数について」

  URL: https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00047.html

スイスという国について2

2025年12月 3日 (水) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア社会コースの進藤です.

今回はスイスという国の経済や社会についてお話します.

今日は経済について見てみます.

スイスは観光立国のイメージが強いのですが,産業構造を見ると,GDPの産業別比率は製造業が1位(18%)となっています.労働生産性や企業のROE,労働分配率が高く,高スキル人材が多い結果として,2023年における平均年収は円換算で,スイス(1616万円)は日本(491万円)の3.3倍となっています.なお,国際通貨基金による,2024年の世界の一人当たり名目GDP(国内総生産)ランキングでは,スイスは106,098ドルで世界2位となっています(IMF,2024).

 

<出所・参考文献>

IMF(2024),Global growth is expected to remain stable yet underwhelming

  URL: https://www.imf.org/en/Publications/WEO/Issues/2024/10/22/world-economic-outlook-october-2024

スイスという国について1

2025年12月 1日 (月) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア社会コースの進藤です.

今回はスイスという国の経済や社会についてお話します.

まずは概要です.

スイスは地理的にヨーロッパの中央に位置し,フランス,ドイツ,オーストリア,リヒテンシュタイン,イタリアと国境を接する内陸国です.人口について見てみると,2024年において,スイスの人口は初めて900万人を超えている.人口の多い都市としては,チューリッヒ42,1万人,ジュネーヴ20.3万人,バーゼル17.3万人,ローザンヌ14.0万人などがあります(二宮書店,2024).

スイスは,各地の領土が徐々に集まって国を形成した歴史を持ち,連邦国家や州に先立ち,基礎自治体レベルの政治的集合体が存在していました.そのためスイスでは中央集権に対する不信感が強く,一人の人間や一つの組織に権力を集中させない工夫がされています(山崎,n.d.).地域ごとに多様な文化と制度を有してきたスイスには,地域をすべての基礎として位置づける地域主義の伝統があるのです(岡本,2010).以上の,連邦主義,地域主義,直接民主制,武装中立が,スイスのアイデンティティとされています(スイス文学研究会,2014).

 

<出所・参考文献>

岡本三郎(2010)「スイスの都市自治体における政治参加~5大都市を中心に~」東海大学紀要政治経済学部 第42号

 URL: https://www.u-tokai.ac.jp/uploads/sites/10/2021/03/03_okamoto-1.pdf

スイス文学研究会(2014)『スイスを知るための60章』明石書店

二宮書店(2024)『データブックオブ・ザ・ワールド』二宮書店

山崎由希子(n.d.)「スイス連邦の基本情報」

 URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ccijreport/84/0/84_1/_pdf/-char/ja

「青嵐(せいらん)」が世界のスパコンランキングにランクインしました!

2025年11月30日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

東京工科大学のスーパーコンピュータ「青嵐(せいらん)」を世界の舞台で評価してみようということで、今回初めて 3つの国際スパコンランキングに挑戦しました。その結果、すべての部門でランクインという、とても良い成果を得ることができました。 

 まずは簡単に順位をご紹介します。 

・TOP500:374位 
https://top500.org/lists/top500/list/2025/11/?page=4 

・HPCG:83位 
https://top500.org/lists/hpcg/list/2025/11/ 

・HPL-MxP:22位 
https://hpl-mxp.org/results.md 

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■ 3つのランキングの違いをわかりやすく説明します 

スーパーコンピュータの性能ランキングにはいくつか種類がありますが、今回挑戦したのは TOP500、HPCG、HPL-MxP の3つです。それぞれ、評価するポイントが大きく異なります。 

<TOP500(HPL)>

TOP500 は、世界で最も有名なスパコンランキングです。ここでは、巨大な「連立一次方程式」を LU分解という方法で解くスピードを測ります。簡単に言うと、「スパコンが理論的にどれだけ速く計算できるか」を全力で試すテストです。精度は FP64(倍精度)の高精度計算のみを使用します。 

<HPCG(High Performance Conjugate Gradient)>

HPCG は、実際の科学技術計算に近い処理をどれだけ速くできるかを測るテストです。疎行列を使い、共役勾配法という別の方法で連立一次方程式を解きます。TOP500のように「理想条件での全力疾走」ではなく、現実のシミュレーションのようにメモリや通信なども含めて計算するため、より“実際の仕事で強いスパコンかどうか”を測る指標です。こちらも FP64 の高精度で評価されます。 

 <HPL-MxP>

HPL-MxP は近年登場した新しい指標で、AI計算に使われる混合精度(FP16・FP8とFP64の組み合わせ)を使って連立一次方程式を解きます。AIとHPCを両方活用する時代に合わせてつくられた評価方法で、GPUの性能を大きく発揮できるのが特徴です。青嵐はこの部門で 22位 と非常に高い順位に入り、AI時代にも強いスパコンであることが示されました。 

 ■ まとめ 

TOP500(理論性能)、HPCG(実利用性能)、HPL-MxP(AI時代の総合性能)の3つを組み合わせることで、スパコンの力を多面的に理解できます。 

 ■ 最後に 

今回「青嵐」が世界ランキングに初めて挑戦し、3つすべてでランクインしたことは、大学の研究環境にとって大きな一歩です。今後もAI、デジタルツイン、数値シミュレーションなど、さまざまな分野で活用を進め、学生のみなさんと一緒に新たな挑戦を続けていきたいと思います。 


文責:三上(情報提供:コンピュータサイエンス学部生野先生)

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国際学会開催のお知らせ(ADADA International 2025)

2025年11月28日 (金) 投稿者: メディア技術コース

来週の121,2,3日に国際学会、ADADA International 2025が都立大学、日野キャンパスで開催されます。ADADAとは、Asia Digital Art and Design Associationの略です。学会のページによると、「その目的は、『メディア技術に基づいたメディアアートデザインの理論的方法を確立し』云々」とありますから、メディア学部に非常に関連性の高い学会と言えるでしょう。メディア学部の教員も何名か参加します。今回日本での開催ですが、日本で開催されるのは11年ぶりです。台湾、韓国、マレーシアなど、アジアの色々な国をまわって開催されていますが、コロナ禍のときには3年間オンライン開催が続いたこともありました。

 

ところで、今回は、大学生、大学院生で、発表を聴講するだけであれば無料で参加できるようになっています。海外での国際学会は自分で発表しないと参加が難しいと思いますが、国際学会での発表を将来目指したい人にとって発表せずに国際学会を経験できるいい機会になっています。口頭発表だけでなくポスター発表もありますから、英語でのやりとりに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか?

 

学会の案内は、以下のリンクにあります。

 

https://adada.info/2025/

 

また、registrationから無料での聴講の登録申し込みができます。

直前の案内にはなりますが、場所も最寄りの駅が豊田ですので、工科大からはとても近い場所です。参加してみようと思う方は是非!

 

 

 

太田

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