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メディア学のパイオニア

2026年3月 4日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の椿です。こんにちは。

メディア学部は1999年4月にスタートしました。日本で最初に誕生したメディア学のパイオニアです。もうすぐ27年になります。私が着任したのは約11年前ですので、メディア学部がスタートしたころの様子は、実際に見ていたわけではありません。着任して始めのうちは、パイオニアであることの意義を私はあまり理解できていませんでした。

メディア学部がスタートしたときからずっといる先生方や、準備期間から参加していた先生方もいます。パイオニアであることがメディア学部学生にとってどのようなメリットがあるのかを、当時からいる先生に尋ねてしまったことがあります。

一般に新しい学部が作られるとき、その元となる学部があれば、元からいる先生方の専門分野を考慮して新しい学部ができあがるのかもしれません。メディア学部はそうではなく、何も無いところから、まず養成したい人材像を考え、学ぶべき内容の議論を尽くしてメディア学を設計、作り上げたのだそうです。スタートした後も、世の中の進歩に応じて内容を新しくしながらメディア学の体系化を続けてきたとのことです。

何を学ぶことが学生のため、世の中のためになるかを考え抜いた強い自信、それと、実際に作り上げた力。これがパイオニアの意義と私は理解しました。少し圧倒されたことを覚えています。

映像表現・芸術科学フォーラム2026参加中

2026年3月 2日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の椿です。こんにちは。

今日は、映像表現・芸術科学フォーラム2026に参加しています。

今回は過去最大の発表件数とのことです。メディア学部の学生の方たちも多く参加しています。4年生や修士2年生は、完成させた卒論や修論の内容を発表するのではないかと思います。この時季ですので学生最後の発表の方も多いかもしれません。

私の研究室の院生も発表します。瞳孔径を使って疲労の程度を測ろうとする研究です。私も午後にポスター発表をします。翻訳版の漫画に関するものです。以前にもここで発表したことがありますが、色々とコメントを頂けて、その後の実験方法を考えるときに非常に参考になりました。今日もコメントを頂けることを楽しみにしています。

 

寺澤研究室2025年度卒業研究の振り返り

2026年2月20日 (金) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の寺澤です。

ネットワークメディアプロジェクト(寺澤研究室)は2026年1月29日に2025年度卒業研究の最終発表会を行いました。11名の最終発表と1名の中間発表を行いました。最終発表したテーマは半数以上の6件がAIを直接利用するテーマとなりました。いくつか3月の学会発表を控えているものもあります。また、これらも含め多くのテーマで、研究の過程で作るシステム等の開発にAIを活用する事例が多くみられました。

従来はプログラムを作る以前に、必要な開発環境を整備することに苦戦する学生が多かったのですが、AIの利用で2025年度はそれは全くありませんでした。最低週1回は全体および個別のミーティングを行っているのですが、研究の進め方についてAIに相談している学生もいました。また、コーディングにAIを利用する場面もみられました。開発環境自体がAIを使ったコーディングを前提としているものもあります。これは一見学生が単に楽をしているように見えるかもしれませんが、そうではありません。また、すべてAIに作らせているわけでもありません。

AIに指示する際には、どのような仕組みをどう実現したいのかを明確に指示しないと、自身の研究の特徴を表現できません。また、生成されたコードが想定通りに動くのかのテストは必ず学生自身にテストケースを作成して実施してもらい、ミーティングではコード内容の説明も求めています。人間である他人が書いたプログラムを読むのも苦労するものですが、学生たちはAIが生成したコードの解読に手間取っていました。

一方、「それなりに動く」段階に早く到達できたことで、これまでより研究の内容を深めることができました。「ここまでできたのなら、これもやってみよう」と、優先順位を下げていたことまで実現できるようになりました。研究の本質的なことに割ける時間が増えたのです。

研究の道具も変化しています。ソフトウェアが中心の開発の場合、研究室に用意しているPCではなく、学生自身が持っているノートPCのみで開発が行われることが多くなりました。これは、数年前からの傾向でもありますが、各種のクラウドサービスを利用したり、開発をGoogle Colabで行ったり、生成AIをAPIで利用したりということが一般化し、また、ノートPCの性能がそのような作業のためには十分高いため研究室のPCがあまり必要なくなっているのです。作ったシステムの実行環境としても需要が少なくなっています。研究室の今のPCは割と最近買い替えたものですが、今後は研究室のPC更新はかなり縮小してもよさそうです。その代わりサービスの利用料の支払いが増えています。私の老眼対策として、モニタは大型の良いものに買い替えています(笑)。各自のノートPCをモニタにつないでもらってミーティングしています。

言い換えれば、研究室まで来なくても進められるテーマが増えたということになります。そのため、学生にとって、研究室に対面で集まり他の学生の研究の進捗発表を聞いたり、自分の研究内容の説明をしたり、あるいは助け合ったりというミーティングの重要性がより高まりました。

なお、卒業論文や発表スライドはもちろん学生が自力で作成しています。添削をしていますからこれは確かです。

(メディア学部 寺澤卓也)

メディア学部プロジェクト演習(インスタレーション制作)の学外展示会のご案内

2026年2月18日 (水) 投稿者: メディア技術コース

3月の10日から12日にかけて、パルテノン多摩の市民ギャラリーにて、メディア学部プロジェクト演習「デジタルコンテンツ表現(インスタレーション)」にて学生が作成した作品の展示会を実施いたします。今回の展示会では、この1年間をかけて演習授業内にて学生が取り組んだ、インタラクティブなエンターテイメント作品を展示いたします。また演習では作品の制作だけでなく、今回の展示会に関して、会場の選定から展示方法のデザイン、広報用のサイトやSNSでの発信についても学生自身で計画準備いたしました。

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展示会についての案内やSNSへのリンクが下記のURLからアクセスできます。ぜひ、足を運んでいただければ幸いです。

何つくっ展、プロジェクト演習作品展示

 

学園祭にて展示した作品の一部

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太田

 

 

サウンド×ヒューマン研究室・2025年度卒業研究発表会

2026年2月16日 (月) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

1月29日(木)に、「サウンド×ヒューマン研究室」の卒業研究発表会を行いました。今年も「ミュージック・アナリシス&クリエイション(伊藤(謙))研究室」と合同のポスターセッション形式です。ここ3年ほどは5~6件の発表件数だったのですが、今年は少し増えて8件の発表でした。発表題目は以下の通りです。

  1. 配信ライブの臨場感向上に関する実証的研究
  2. トロンボーン初心者のための練習支援システム
  3. ドラム音の自動識別の研究
  4. ライブ録音とスタジオ録音の比較分析と自動判別
  5. 映像制作における足音の音響分析
  6. 自然なループ音源の自動生成手法
  7. ダンスゲームの譜面データからの難易度自動推定
  8. 音韻性を除去した声の抑揚情報が伝える情報に関する研究 (中間発表)

今年は音楽のテーマの割合が高かったのですが、同じ音楽のテーマでも、人によって切り口は様々で、大変興味深い研究発表会になったのではないかと思います。例年「自分が発表すると他の人の発表を聞けないのが残念」という声が多かったのですが、今年は前半と後半の2部制にしたので、発表者の皆さんもより楽しめたのではないかと思います。

先週には卒業論文の最終版も提出し、あとは卒業式を待つだけです。皆さんご苦労さまでした!

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