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2022年度卒研生選抜

2022年10月 4日 (火) 投稿者: メディア社会コース

来年度2023卒研生の募集が6月下旬に実施されました。新たに12名の学生諸君が当ゼミに参集してくれました。今年も募集にあたり、2週間ほぼ毎日遠隔で説明会を実施しました。その大半は筆者が当ゼミの歴代の実績を中心に、研究領域やゼミの運営上の特徴、雰囲気を紹介するものでしたが、今年も2回にわたって現役4年次生のゼミ風景の見学会を実施しました。

実は、一昨年は実施できなかったこのゼミ見学こそ、当卒研の説明会でこれまで歴代にわたって実施してきたもので、その特色を隅から隅まで実感してもらえるものと自負しています。今年配属された学生諸君も現時点で入手可能な情報を最大限活用した上で、合理的な意思決定をしてくれた結果につながってくれていると思います。9月からの助走を経て、当ゼミにまた新たな研究実績を蓄積してくれるものと期待しています。

来年度ゼミ生12名の研究テーマは以下の通りです。

TCG,DCG業界のコロナ禍による売上の変化、売上向上への改善案

エシカル消費に関する研究

メンズメイクの現状と展望

公営競技の市場とこれからの課題について

ゲームについて

日本のゴミ箱減少の問題点と改善提案

アニメ産業市場の動向と考察

アイドル業界におけるファンの経済活動の研究と人気になるアイドルグループの研究

KPOPの楽曲の特徴と経済への影響

ファッション業界がジェンダーレス化へと移行してからのファッション業界の比較とジェンダーレス化とコロナ下の関係性

スニーカー市場の動向とこれからの発展

昨今の声優の経済効果について

(メディア学部 榊俊吾)

2022年度卒研の紹介

2022年10月 3日 (月) 投稿者: メディア社会コース

本日より連投で、当研究室の活動を中心に投稿しましょう。

今年度は、2年ぶりに第1回を卒研室で実施しました。教室参加は任意で、約半数のゼミ生が参集しました。しかし、第2回以降は、遠隔実施を決めました。諸外国の動向、変異型の出現などからわが国でも引き続き感染拡大となる事態が想定されたからです。また、昨年の経験から、議論中心の当ゼミの特徴、運営実績、達成度を評価すると、見出した課題を逐次改善しながら十分な成果が挙げられていることから、諸般の事情に鑑み、現時点で遠隔実施を総合的に凌駕する実施方法も見出せません。

本年度ゼミ生11名の研究テーマは以下の通りです。今般の制約を乗り越え、全員が学会で報告できることを期待しています。

4大税理士法人の現状と今後

Twitterの自己紹介で反応を得る条件

Mリーグが与える麻雀業界との影響とイメージ改革

転売による問題と対策

近年のバイク業界

国内女子サッカーの現状と今後の展望

バーチャルユーチューバーに関する研究と考察

ソーシャルゲームとコンシューマーゲームのこれからについて

VTuberの現状と課題

物販系 BtoC EC現状と展望

バーチャルYouTuber「にじさんじ」・「ホロライブ」の現状と展望の調査及び研究

(メディア学部 榊俊吾)

面白いと思った概念は定着する

2022年10月 2日 (日) 投稿者: メディア技術コース

 1年次前期の講義科目「メディア学入門」第14回(最終回)講義で、知識概念の定着の一方法を紹介しました。昨日の記事の続きで、以下、授業記録動画から書き起こします。
 
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 知識概念の量って、単純にまあ勉強して知識詰め込むよというような前提のことが書いてあって、それで概ねいいんですけども。あの、知識概念がね、ちゃんと定着するかって結構大事なんですよね、やっぱね、もちろんね。その定着するための方法っていろいろあると思うんですよ。
 
 皆さん試験勉強とかする時に復習したり、まあいろいろな形で定着させようとするわけじゃないですか。で、長期的にみて、あの、明日の試験勉強のために一夜漬けする定着じゃなくてね、ホントに、例えば5年後10年後20年後でも、その学んだ知識が、ワッとこう引き出せるような状態になる一つのやり方……これが全部じゃないですよ……一つのやり方はですね、最初にその知識を得たときにしっかりとマーキングすることなんですよ。
 
 中身の詳細はね、あんまり細かいところまで憶えこむんじゃなくて、知識概念のポイントをちゃんとマーキングする。マーキングするっていうのは、もちろんこう頭の中にイメージをちゃんと作るんですけども。その一つのやり方としていいのが、あの、「あ、なるほど!」と思ってね、「そういうことか! そうか、おもしれえ!」って思えた知識っていうのは、ちゃんとマーキングされるんです。
 
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 よくわかんないんですけども、私の経験上はそうです。「あ、これっておもしれえな、なるほどー!」と思った知識は、あとからでもちゃんと憶えている。まあ細かいところまで行かなくてもね。大まかでいいんですよ。細かいところは……引き出した後で「これ何かすげかったなあ。確かにいいよな。こういうときいいよね。でも細かいこと忘れたなあ」ってなったらWebで調べればいいんです。
 
 で、そのー、「あ、なるほどな」と思うと、脳みそが気持ちいいじゃないですか。その気持ちいい瞬間のそのものって、何かすごく定着するんじゃないかなというふうに私は勝手に考えています。
 
 なので、皆さんこれからいろんな講義受けますよね。そうすると、まあ全部が全部ってわけには行かないでしょうけども、やっぱ中には「あ、なるほど、そういう考え方があるんだ」ってことがあると思うんですよ。それを意識的に「あっおもしれえ」ていうふうになるようにしてみるといいんじゃないかな、と思います。
 
 その「おもしれえ」ってなるには、表面的なところだけで理解していたんじゃダメで、やっぱ本質的なところまである程度深掘りして、「あ、そういうことがこの概念の本質なんだ」っていうことがわかれば、その気持ちいいっていう領域に達し易いんじゃないかなと思います。
 
 皆さんもね、ちょっと思い浮かべてくださいよ。中学とか高校で、まあ小学校でもいいですよ。何かの授業でね、すごい面白い……細かい知識でいいですよ、細かい知識概念だけども「あ、これすごい面白いなあ」って思ったことって、やっぱ憶えてますよね。
 
 そうすると、この組合せ力と相まって、引き出しやすくなっている知識がいっぱい詰まってて、創造力が発揮できる、というふうに思います。
 
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 メディア学部 柿本正憲

知識を組み合わせる力はどうつけるか

2022年10月 1日 (土) 投稿者: メディア技術コース

 1年次前期の講義科目「メディア学入門」で、私が担当する最終回講義から、履修生の質問を取り上げ回答を紹介します。事前公開した授業資料に対してあらかじめ提出してもらった質問です。
 
 「創造性」の話題を取り上げました。次のようなスライドです。
 
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 これについての履修生からの質問と私からの回答です。
 
 質問:
 
 「知識と創造性について質問です。この中で創造力=組合せ力×知識概念の量という話がありましたが、知識概念の量は勉強すれば増えると思います。しかし、組合せ力というのは元から自分が持っていて変動しないものですか、それとも何かしらの勉強をすることでかえられるものなのですか?」
 
 回答:
 
 はい。これの答えは後者です。変えられます。訓練できます。ちょっと参考資料を出しましょうかね。
 
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 この組合せ力は発想力と似た意味になりますよね。で、「KJ法」というのを聞いたことある人いるかもしれませんが、川喜田二郎という方が考案したものです。いろいろツール使って、付箋とか使ってたくさん書き出したりして発想を引き出す方法です。ちょっとあまり私詳しくないんですけども、こういう有名な方法もあるよということです。
 
 それからですね、元のスライドにも書いたんですけども、ほかの人と議論することによってこの組合せ力は、私は鍛えられるんじゃないかなと思っています。
 
 「組合せ力×」の先のね、知識概念ていうのは頭の中に詰め込んであるものですよね。そっから引き出すわけですけど、その引き出す作業ってのが議論の中に含まれるんですね。だから議論をしっかりやって、こうしゃべってね、人と話して、考えながらちゃんと話して考えながら話して、聴いて、理解して、話して、てことを繰り返すと、この、頭の中のいろんな知識概念を引き出す、組み合わせる力はだんだんと高まってくると思います。
 
 ぜひですね、こういう授業なんかでも、質問したり、グループワークなんかでもね、よくほかの人と話して、自分の考えをちゃんと説明するとか、まあそういう訓練を繰り返すことによって組合せ力は鍛えられると思います。
 
 それともう一つ、一番下にある「ゼロ秒思考」っていう、これ本なんですけども……。あの、世の中にねいろんなノウハウ本てあって、あの私ノウハウ本てあんまり好きじゃないんですよ。何でかって言うと、確かにいいこと書いてあるんだけども、結局実行できないよね、って類のもので……。で正直言うと私もこの「ゼロ秒思考」って一時期ちょっとやってみたりしたんですけども、ま、なかなかね、こう継続的に長続きするもんじゃない。ですが、一応参考資料として挙げておきました。これは結構鍛えられると思います。
 
 簡単に中身を言うと、紙一枚に考えていることを一分間で書き出す、っていうのが基本になっていますね。一分間で。時間区切って。ていうことは、一分以内に頭の中にこうモワーっとあるものを、こう引き出して、ちゃんと表さないといけないわけですよね。それは、議論と同じで、頭の中のいろんなものを組合せて、引き出すっていうそういう訓練になりますんで。まあぜひこの「ゼロ秒思考」っていう本はね、あの、読んで、ちょっと何か実践してみるといいと思います。
 
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 あ、あとですね、この知識概念の量って、単純にまあ勉強して知識詰め込むよというようなことが書いてあって、それで概ねいいんですけども。あの、知識概念がね、ちゃんと定着するかって結構大事なんですよね、もちろんね。その定着するための方法っていろいろあると思うんですよ。
 
 (次回につづく)
 
 メディア学部 柿本正憲
 

根拠のない自信は若者の特権(その2)

2022年9月30日 (金) 投稿者: メディア技術コース

 昨日の記事は「根拠のない自信は若者の特権」という話題でした。1年次前期の講義科目「メディア学入門」最終回講義でのトピックの一つです。
 
 これについての履修生からの2つ目の質問と回答を紹介します。
 
 質問:
 
 「『根拠のない自信は若者の特権』とのことですが、柿本先生の実体験でこのような特権を行使されてきたことはあるのでしょうか。ぜひともお聞かせ願いたいです。」
 
 回答:
 
 いやあ、どうでしょうねえ。あんまり、ないなあ……、根拠のない自信……、少なくとも表明することはなかったですね。
 
 だけどさっきの話(卒研や入社後しばらくは仕事ができなかった話)でいうと、自分はプログラミングはそんなに、客観的に見れば得意じゃないんだけども、「いや、オレはきっと得意だ! ……考えるの好きだし……、その、理詰めでロジック考えるのも好きだし……。だからきっと得意だ!!」っていう風に、自分の心の中で、その当時の客観的な状況としては根拠のない自信は持ってました。
 
 そういう意味では、根拠のない自信を私は持ってたと言えるかもしれない。でもそれは30ぐらいまでですね。で、ようやくそれで、だんだん少しずつ、客観的に「あ、ちょっと結構出来る方かな」ていうふうにちょっとずつ思えてきた、という感じですね。
 
 一番大きかったのは……、これです。企業の研究所に入ってて、その中で仕事してたわけですけども、たまたまラッキーなことにですね、29歳から30歳にかけて一年間アメリカに留学する機会がありました。もちろんこれは入学試験とか受けたわけではなく、たまたま企業もバブルの頃だったし、お金あって、アメリカの大学の研究室に、寄附をするんで、ちょっと一人留学生として社員を一年間滞在させてくれないか、て形でね、まあ、お金と一緒に行ったような感じですね。
 
 で、その時の一年間というのはかなり私には自信になった。そのときにちゃんとプログラム組んで、当時のその先生の考えたアイディアをちゃんとプログラムにするっていうことをやってたんです。それが結構できて、ちゃんとした論文誌に結果が通ったわけですよね。私がやったのはプログラム書いただけなんですけども、それができたことで、すごい自信になりました。
 
 なので、何かしら、根拠のない自信ていうのにね、どっかのタイミングで何か根拠をホントに与えるというかね、それで本当に自分が自信を持つっていうふうになる機会ってのがあると、皆さんにもね。何かしらのチャンスがどっかにあると、いいかな、と思います。
 
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 それは別にね、留学とかそういうんじゃなくてね。何でもいいんです。何かしら客観的にね、自分の力が、ああこれでやってける、ていう何かがあった。と、いうのが、まあ根拠のない自信に根拠を与える機会ということです。
 
 メディア学部 柿本正憲

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