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しぶんぎ座流星群

2011年1月 3日 (月) 投稿者: media_staff

今日の夜は、しぶんぎ座流星群のピークが近づきます。正確には今年のピークは4日の午前10時くらいらしく、一番たくさん流れるときは日中になってしまいますので、4日の未明が目視では一番見えるようです。



しぶんぎ座…、ほとんどの人は聞いたことがない星座ですね。実際、この星座は今は存在しません。大昔に定義されて、その後廃止されてしまったからです。ただ、流星群の呼び名としてだけ残っています。





しぶんぎ座流星群は、ペルセウス流星群、ふたご座流星群とならび、三大流星群の一つとして数えられる流星群で、毎年、そこそこ流星が観測できます。「しぶんぎ」というのは、漢字では「四分儀」と書きます。分度器をさらに半分にしような形で、星の高さを角度で測るための道具です。放射点は、しぶんぎ座の方向…といってももうないので、今の星座でいうとりゅう座の位置になります。4日の5時だと大体、北東の方向の北極星と同じくらいの高さあたりになります。iPhoneやAndroidを持っている場合は、Google Sky Mapなどでりゅう座を探すとよいでしょう。



さて、流星群とはいえ、目の前でどんどん流れる様子が見えるというほどではなく、1時間ほど観測して数個から多くて十数個といった場合がほとんど。当たり年であればもう少し見えるかもしれません。(1998年、1999年、2001年あたりのしし座流星群は、非常に多くの流星があったため、覚えている人も多いかもしれません)。



ちなみに、流星の数が多くなると、流星雨と呼ばれたり、もっと多いときには流星嵐と呼ばれます。流星嵐とまではいかなくても、流星雨が一度は見てみたいと思うのですが、この先4,50年以内にやってくるかな?



先月のふたご座流星群では15分ほど空を眺めて1個観測できました。寒くて、1個見つけて部屋に引っ込んでしまいましたが。今晩のしぶんぎ座流星群もちょっと眺めてみる予定です。時間がちょっと中途半端ですが、早起きして眺めてみてはいかがでしょうか。

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