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東京工科大学メディア学部を今春卒業された皆様にご挨拶

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東京工科大学メディア学部を今春卒業された皆様に学部長からご挨拶申し上げます。まずは、皆様ご卒業、おめでとうございます。皆様のこれからの門出をお祝い申し上げます。



本日3月24日は皆様の晴れ姿がみられるはずでした。しかし、3・11の未曾有の震災で被災した人々を悼み、晴がましい行事を慎むことになりました。また、計画停電などに伴い交通の便が不透明であり、列席者の足を確保できないことも想定されましたので、止むにやまれぬ中止の判断をすることになりました。卒業式を一つの門出として胸踊らせていた卒業生諸君の落胆はいかばかりか察するに余りあります。



そのような社会情況の中、皆様はどのような形であれ、社会に出て、責任ある行動を求められることになります。行動に責任を持つということは自ら判断し、自ら行動し、自ら責任をとるということです。その行動の積み重ねが人々から信頼を得ることになり、自身さらに一回り大きく成長することになります。皆様は、この大震災で大打撃を受けた社会に巣立っていくことになりますが、その飛び立ちを吉とするためには自らの責任ある行動が必要です。



この大震災に起因する社会構造への影響は計り知れず、原発事故の影響、エネルギー確保への影響、世界規模の生産機構への影響などなど、大震災後の復興には長い時間と労力を要すると思われます。しかし、その反面、皆様が若く新しい感性で、新しいメディア社会を構築しようとする強い気持ちをもって臨めば、取り組むに十分に値する様々な社会構造再構築の分野、余地があるはずです。自らの進むべき道をしっかりと見つめて、掴み取ってください。



皆様が自ら責任ある行動をとっているかが問われる時代をこれから迎えます。この大激震災害をしっかりと胸に刻んで、皆様自ら、復興していくという強い気持ちをもって、戦後の復興以上の激動の荒波に乗り出して行ってもらいたいと強く願います。



いつもの平穏なときでしたら、明るく軽やかに春らしく門出の言葉をかけるところですが、3・11の卒業生には逞しく社会に巣立ってもらいたいと願い、学部長からの挨拶とします。

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