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勢いに乗ずる

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智慧ありといえども勢いに乗ずるに如かず



6月30日(水)の産經新聞朝刊「産経抄」で、ある話を知りました。昭和7年の1月場所の直前におきた、相撲協会の大異変のことです。これが、希代の大横綱「双葉山」を生むきっかけになったというのです。



力士の待遇改善を訴えて、天竜や大ノ里といった力士が、相撲協会に反旗をひるがえした。彼らが立て籠った、中華料理店の名前「春秋園」から「春秋園事件」と言われているそうです。この「反乱力士」の要望は、結局受け入れられる事もなく、双方の交渉は決裂。結果、大半の有力力士が、相撲協会を脱退することになりました。

この直後に強行された1月場所の番付は、残留力士をかき集めた「つぎはぎ」番付だった。当時新十両だった「双葉山」は、これで突然に幕内に繰り上げとなった。スタッッフの集団解雇による異例の大出世。これをきっかけに、双葉山は強い上位力士にもまれながら、大横綱へと成長をとげていきます。この「異変」を大チャンスととらえて大出世をしたわけですね。



今年の名古屋場所の番付。ちょうどこの時と同様に、異例な「つぎはぎ」だらけだそうです。八百長問題で数多くの力士が消えたのは悲しい事です。しかし代わりに5人が十両から幕内に、13人が幕下から十両へ昇進したそうです。辛酸をなめた力士がいる一方で、ひとつのチャンスを手にした若手力士がいる。世紀の大横綱、双葉山がそうだったように、これから、この「新しい流れ」を自分のものとして活躍する力士が現れるのかもしれません。



今年もきびしさが続く経済産業界。就職活動に苦戦する学生さんも全国的に多いようです。しかし、いつかこのような「チャンス」が到来しないとも限りません。良い意味で、大きく将来を変えて行くような「異変」や「チャンス」が、いつかやってきます。あるいは、ひとつひとつの企業をよく見れば、このような「チャンス」は既に起こっているのかもしれませんね。就職活動に望む学生さんには、なにかこうした「新しい流れ」を待ち、あるいは見つけてほしい。そしてうまいタイミングで、自分にあった良い仕事を勝ち取ってほしいと思います。



冒頭の言葉は、「孟子」の「公孫丑篇(こうそんちゅうへん)」にある言葉です。



< 智慧ありといえども勢いに乗ずるに如かず >



素晴らしい知恵があったとしても、勢いに乗ずるほうが優っている。ねばりづよくチャンスを待ち、チャンス到来と見るや、一気にたたみかけていく、これが成功のコツなのです。就職活動中のみなさんも、良い機会も見逃さず、粘り強くねらって、大きなチャンスをつかみましょう。



東京工科大学では、就職戦線に関する詳細な情報を集めて、学生に紹介してくれる「キャリア・サポートセンター(キャリサポ)」があります。今年からは、さらに新しく「就職支援サービスシステム」も稼働開始。ちいさな変化が大きなチャンスにつながるのが就職活動です。ぜひ、キャリサポと支援システムを多いに活用してください。

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