アナログ放送の終了と地デジへの移行
2011年7月24日 (日) 投稿者: media_staff
2001/07/24 12:00、一部地域を除きアナログ放送が終了しました。
一つの放送技術が全国規模で全面的に切り替わるタイミングというのはメディアに携わる立場では非常に稀なタイミングだと考えられると思います。放送技術という意味では白黒からカラーになった時よりも大きな変更といえるかもしれません。
アナログ放送では古い技術と歴史的な経緯から現在の技術・社会情勢からみるといわば贅沢に電波(帯域)を利用していました。電波の帯域は幅という言葉からもわかるように利用できる範囲には制限があります。これをより近代的な技術を用いて必要最小限度の電波の利用に切り替え、放送以外の用途を含めて有効活用できるようにするというのが移行の理由です。
この移行には様々な要素が関連しており賛否両論あります。ただ実際に実施された(されてしまった)事実ですから、否定的な面はここでは考えずに、前向きに捉えるべきでしょう。
広くメディアという観点からは、この移行は二つの可能性をもたらしています。一つは本格的なデジタル放送への移行に伴った新しいテレビ放送の在り方、もう一つは空いた電波帯域を用いた新たなサービスの実現です。いずれもインターネットと関連のある形で進んでいくものと考えられますが、それはまさにメディア学部で目指す学問分野と重なっています。
メディア学部で学んだ、あるいはこれから学ぶ皆さんにとっては大きなチャンスが目の前に広がっていると考えてみてはどうでしょうか。
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