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KIGGJ:世界最大のゲーム開発大会(Global Game Jam)へ向けた特訓

2011年10月27日 (木) 投稿者: media_staff

昨年,専門学校と共同で提案し文部科学省に採択いただいたゲーム開発教育カリキュラム(通称「KIGGJ」)が今年もスタートしています.



最終目標は2012年1月27日~29日に世界各地で開催されるGlobal Game Jam 2012(主催:IGDA)へ参加し,世界が唸るようなゲームを生み出すこと.この世界的なイベントは,学生だけでなく,プロやインディーズのゲーム開発者も参加する,世界最大のゲーム開発イベントです.東京工科大学メディア学部では,三上が中心となり今年で3回目の会場運営になります.



このKIGGJ演習では,このGGJに向けてのゲーム開発特訓が目的です.3カ月の期間を3つに制作ターン(それぞれ1ヶ月)に分け,その期間内で各自時間の都合を付けて,延べ48時間以内に開発するという仕組みになっています.1回ではなく3回やるのがポイントです.ゲーム開発を通じた成長は,完成後の作品の評価やディスカッション,反省からより多く得られます.そのため,短期間の開発を繰り返し,自分の力や新しいアイデアを試し,そして評価する機会を多くしています.







毎回違うメンバーと組むことで,実践的なコミュニケーションを行う機会も増えますし,学生にかかる負荷も多気っくなります.しかし,こうした環境の中でも,意図したゲームを完成まで導く力と経験を与えることができます.



今回の開発は,Float,Fight,Floatのいずれかから一つをテーマとして選択して開発しました.9チーム中7チームが完成,2チームは完成までこぎつけられませんでしたが,これは想定内です.昨年も,それから実際にプロと一緒にやった昨年のKIGGJ特訓や本番のGGJ,さらにはプロの比率が高かった福島Game Jam(FGJ)でも同様の比率で完成しないチームがあります.

それだけ,初めてのメンバー,48時間の開発,テーマの縛りというのは厳しいものです.そうした経験を積むことで,少しずつ力を付けて,最終的にはゲーム産業で活躍できるように,学生たちは日々鍛錬を続けています.



ちなみに,この授業は正式な授業ですが,カリキュラムの関係上ほとんどの学生に単位は付きません.演習の時間も放課後です.したがって,学生は普通の大学の授業や演習に加えて,どうしてもやりたいので挑んでいます.この熱意が,将来の日本を変えることを期待したいです.



完成したゲームは後日Webで公開するようにしますので,ぜひ遊んでみてください.

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