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五寸釘に見る人の知恵

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9月30日にメディア学部主催の「21世紀を切り開く、社会企業家たちの挑戦」
シンポジウムが開催されました。

このとき、同時に、大田区のもの作りの研究成果がパネル展示が併設されていました。震災時等に利用する「土のう」を一人でも作ることができる『土嚢スタンド(大田の輪』、高性能のボブスレー『下町ボブスレー』の設計開発などです。シンポジウム開始前の時間に、これら展示について説明していただいた「ホワイト・テクニカ」の白石正治さんがスーツのポケットから、5寸釘を出されて、5寸釘には技術者や職人の知恵がたくさん詰まっているといわれ、次のようなお話をしていただきました。

「頭部は、金づちで叩きやすいように平らになっているだけでなく、碁盤目か網目の凹凸がある。先端は4面になっており加工しやすく、打ち付け安くなっています。頭部の少し下のところには、ギザギザになっています。これは打ち付けた後に抜けにくくするためです。さらに、全体の長さと太さの関係は、これ以上長いと打ち付けにくくなったりするとのことで、これがちょうどいい長さと太さの関係になっているのです。
一方、打つ方の金づちをよく見ると、金づちの面は平になっている面と少し円弧になっている面があることがわかります。打ち込むときに、釘が長い時は、たいら面を使い、最後には、木を叩かないように釘の頭だけを打つために、円弧の面を使います。打つ方も、打たれる方も相手を思いやる心があります。日本人の心粋が感じられますね。」

Kugi_2五寸釘

Kugiatama釘の頭部

Kuginakaギザギザの役割

Kugisentan釘の先端

このような話を聞きながら、一本の釘にも、昔の職人、技術者の知恵がたくさん詰まっているなと思っていたら、写真にあるような「金メッキの5寸釘」を取り出されました。蒲田の職人の知恵と技術がつまっています。子供のころには、釘箱があって、小さく細い釘から、太くて長い釘がたくさんありました。この釘と木材を使って、いろいろなものを作っていたことを思い出したひと時でした。

シンポジウムの前にこのような出会いがあり、大田区のもの作りを推進する方々と本学のさまざまな教員が連携すれば、さらに新しい成果が出てくるということを思いつつ、社会企業家の素晴らしい活動に関する講演に耳を傾けていました。

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