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2013年1月

メディア学部一年生後期フレッシャーズゼミのフィールドワーク発表

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 メディアエキスパートの育成を目的として、一年生後期フレッシャーズゼミにおいてフィールドワークとポスター発表を行いました。フレッシャーズゼミは一年生前期から全教員が15名程度の学生を担当して、大学生活や学習方法などについて指導する少人数ゼミです。
後期には、より自主的な活動をすることを目標に、フレッシャーズゼミの中で5名程度のグループを構成して、フィールドワークを行いました。ここでは、その発表会の様子をお知らせします。複数の教員で、ポスター発表に対してコメントをしました。つぎに2名の学生のコメントを掲載します。
学生のコメント:
学生1:今回の発表で、ほかの班から学ぶことが沢山ありました。人を惹きつけるような文字のフォントや写真部分を大きく、たくさん載せるなど後々のレポートやプレゼンなどにも生かせるような模造紙の書き方に感心しました。また先生方に頂いたコメントやアドバイスも「なるほど」と思えるところもあったので、それらも次から生かして、クオリティの高い作品を作れたらな、と思いました。
学生2:もっと深く掘り下げられたな~というのが感想ですかね。急ピッチで作業した割にそこそこのポスターに仕上がったのは良かったと思います。全体発表は他のメンバーに任せたので私が言えることはあまりないですね。もっとしっかり打ち合わせすべきでした。発表したことよりも、先生方にコメントをもらえたことが重要と思いました。ポスターの作り方、表現法、テーマの調べ方、拡張法など貴重な意見をもらえたことは良かったです。ためになりました。

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           ポスターの内容を発表する一年生

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Sdsc_7844            ポスターの内容を発表する一年生

Sdsc_7849               質問に答える一年生


Sdsc_7861               質問に答える一年生

Sdsc_7859               ポスター発表の様子

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          教員によるポスター発表全体へのコメント

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 「表現の民主化とメディア技術」 大学院メディアサイエンス専攻 「メディアサイエンス特別講義Ⅰ」 その2

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2013年1月25日に次の大学院特別講義が行われました。とてもメディア学部の学生にとって大切な考え方や研究例をたくさん紹介いただきました。
タイトル:表現の民主化とメディア技術
講 師:明治大学 准教授 宮下芳明 先生 
  (2013年4月から 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科)

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概要:本講義では,コンテンツの制作と享受に関わるメディア事例を紹介しながら,表現の民主化と命名している現象と,そうした背景のもとでのインタラクションデザインのあり方について議論する.

講演内容:

◎表現の民主化
  表現は万人の権利のはずなのに、甘受する人と表現する人に分かれている現状がある。表現者として職業として食べていけないと「表現」はやってはいけないという感じがある。本来、だれでも「表現」はできるししていい。今は、もの作りも誰でも表現できる世界であり、デジタルファブリケーションの時代になってきた。
  情報科学技術を何のために使うのかということを考えたときに、「表現の民主化」に使うといいのではないかと考えた。さらに、人を幸せにするために使うという意識が持てた。
  今まで「表現」の消費者によるハイテンションな創作や支援技術は、プロも恩恵を受ける。プロはさらによくなるという循環ができつつある。消費者であった人が、小節を書いて、インターネットで公開する、CGアニメーションを制作してyoutubeで公開するなど、甘受する人と表現する人の区別がなくなってきた。
◎好意的解釈の重要性:ユーザを調子に乗せるインタラクションデザイン
従来からの伝統的な情報科学のプログラミング教育はなかなかテンションが上がらない。心が折れやすい状態から、調子に乗っている状態にするためのカギは、好意的解釈である。たとえば、プログラムのおかしいところは好意的に追加修正して実行してくれるというようなことである。プログラミングなって簡単じゃない?というようなものにしないといけない。コンピュータが頑固な世界が悪い。もっと人に優しい世界にしないといけない。
1. プログラミングに対するモチベーション向上を目的とした言語HMMMML http://miyashita.com/motivation.pdf
YouTube http://www.youtube.com/watch?v=HJH3q3E3ab0

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2. 好意的な解釈による回路制作 HMMBB
http://miyashita.com/2011/01/hmmbb.html

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大学院メディアサイエンス専攻の博士論文公開発表会

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大学院メディアサイエンス専攻の博士論文公開発表会が2013年1月23日(木)に片柳研究所KE202で実施されました。メディアサイエンス専攻では、初めての博士審査発表会です。ここでは、私が関わっているコンピュータグラフィクスに関係するつぎの2つの研究内容を紹介します。

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        メディアサイエンス専攻の博士論文公開発表会の様子

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題 目:「ビジュアル表現支援のための画像メディアツールの構築」
発表者:渡邉 賢悟

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明日 22日はNHK「名作ホスピタル」公開収録!

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作アニメのエピソードを使って体や心が健康になる方法を紹介するNHKEテレの 番組「名作ホスピタル」の収録が東京工科大学八王子キャンパスで行われます。

※この番組の収録時の公開は学内者向のみの公開になります。

 
■日時
2013年1月22日(火)13:00-15:00 (開場:12:30)

■場所
八王子キャンパス 片柳研究所棟地下1F 視聴覚ホール

■出演者
中川翔子/増田英彦/柳原哲也/山田悠介

■ナレーター
諏訪部順一

■内容 
おんち克服✕アニメ「はなかっぱ」

■「名作ホスピタル 」WEBサイト
http://www.nhk.or.jp/hospital/
 
 
 

最先端のメディアコンテンツ:大学院メディアサイエンス専攻の特別講義

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大学院メディアサイエンス専攻 「メディアサイエンス特別講義Ⅰ」の紹介
 今年度から新しくなったカリキュラムにおいて、「メディアサイエンス特別講義Ⅰ」が開講されています。今年は、メディアコンテンツに関連した専門家4名の方をお迎えして、講演をしていただいています。
第3回まで終了しましたので、それらについて報告します。
■第1回 2012年11月30日

講 師:ジャーナリスト(ゲーム・IT)     新 清士先生

講義タイトル:未来のゲーム~ゲーム産業で起きているビジネスと技術の行方
 新先生は、国際ゲーム開発社協会日本(IGDA日本)副代表であり、日本経済新聞電子版「ゲーム読解」ビジネスファミ通「デジタルと人が夢見る力」、週刊アゴラ「ゲーム産業の興亡」などに連載記事を書いています。また、米国ゲーム開発の専門誌「Game Developers Magazine」 (2009年11月号)でゲーム産業の発展に貢献した人物として 「The Game Developer 50」に選出されています。
 本講義では、ゲームの制作技術とコンピュータの発展、ゲーム産業を発展させるビジネスモデル、ソーシャルゲームの市場とユーザの関係、ゲームのプラットフォームなどについて講演いただいた。ユーザの分析をすることがゲームの面白さを作るためにも、ビジネスにも大切であることが説明されました。

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                 新 清士先生
■第2回 2012年12月21日

講 師:慶應義塾大学 教授 藤代 一成 先生

講義タイトル:計算報道学とその周辺 ― CG/可視化の新たな可能性
 
 慶應義塾大学理工学部教授として、可視化を中心にビジュアルコンピューティング研究に従事しています。芸術科学会副会長,Computers & Graphics誌Associate Editorなど多くの学会で精力的な活動をされています。
 本講義では、従来の可視化技術などを計算報道学や計算美学の見方でさらに発展した領域としてとらえた研究成果を紹介していただきました。メディアサイエンスとCGや可視化の関係についても明確に説明をしていただきました。特に、パワーシフトとPAX(P. Kennedyの法則(1987)について歴史的な俯瞰から、「メディアサイエンスの使命:実世界の代替を越えた新しい価値の創造」を示していただき、本学メディア学部の学生らに大きな力を与えていただきました。さらに、計算○○学(Computational XXX)として新しい領域の研究を作っていくことが大切であることも指摘されました。
 そのうえで、「計算報道学」Computational Journalism は、「説明責任(accountability)を負った事実伝達の方法論の確立を目指す新興メディア情報学領域」と考えることができ、コンピュータグラフィクスの新活用をさらに展開していくことが望まれること、計算報道には大きな役割は、「現実の報道を超えた説明責任の果たすこと」などの説明していただきました。

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               可視化などの研究成果

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■第3回 2011年1月11日

講 師:東京大学 教授 西田 友是 先生 

講演タイトル: インタラクティブ・レンダリングへの挑戦  
 東京大学理学部情報科学科教授を経て、現在複雑理工学専攻教授としてCG技術全般の先端的な研究に従事しています。
 1972年からCGの基本的技術である隠線・隠面消去問題、陰影処理に関する研究を行ない、特に相互反射光まで考慮したリアルな画像生成法(ラジオシティ法)をCGで最も権威ある学会SIGGRAPHで発表しています。CG分野の重要な技法のパイオニアとして、CG界のノーベル賞といわれるCoons賞を受賞されています。
 
 本講演では、高速(インタラクティブな速度)なCG画像のレンダリング法や、会話的な手法によるCG映像作成法に関して、西田先生らの研究グループが開発した成果を紹介していただきました。これからの新しい先端的な研究を行うには、さまざまな分野の人とのコミュニケーションが大切で、複数の専門家、例えば、デザイナーとかクリエーター、音楽家などの他分野の方との協力が新しい分野を開拓することになるということでした。机の前で一人だけで研究しているのでは新しいテーマには挑戦しにくいというコメントでした。メディア学部では、このような協力を進めており、新しい分野の研究成果が出てきています。
このページには、多数の研究論文やCG画像・ムービー、さらには、JavaによるCGの体験学習ページもあります。

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               西田 友是 先生 

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             研究成果のCG画像

なお、次回は下記のとおりです。多くの方のご参加を期待しています。
第4回 2013年1月25日 15:00~ 片柳研究所2階KE203
講 師:明治大学 准教授 宮下 芳明 先生
講演題目:(仮)先端メディアコンテンツでつくる未来
講演者の関連Webページ:
先端メディアでつくる未来

(コンテンツ創作コース 近藤邦雄)

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