岸本好弘メディア学部特任准教授の書籍『ゲームはこうしてできている クリエイターの仕事と企画術』には学生たちの助力があった!
2013年10月16日 (水) 投稿者: インタラクティブメディアコース
岸本好弘メディア学部特任准教授が 書籍『ゲームはこうしてできている クリエイターの仕事と企画術』を出版しました。
本書は、ビデオゲームの歴史やトレンド、ゲーム制作の仕事内容、精鋭クリエイターはどんな学生だった? ゲームの仕事に就くまでにどんな努力をした? 楽しませるためにプロは現場で何をしている?等々、ゲーム業界を目指すための入門書です。
岸本好弘メディア学部特任准教授のコメント:
「私の初めての著作『ゲームはこうしてできている クリエイターの仕事と企画術』の執筆に当たっては、メディア学部の学生たちが積極的に手助けしてくれました。まずは私の授業の録音データからの文字おこしです。15回分1000時間を越えるものですから随分たいへんだったでしょうが、「復習になります」と言いながらやってくれました。また、プロのゲーム開発者へのインタビュー原稿を読んでもらい、印象に残った箇所・分かりづらかった箇所を挙げてもらいました。読者ターゲットを学生たちの年代においていたので、推敲のため大変参考になりました。最後に校正原稿の誤字脱字チェックもしてもらいました。彼らが受講していた『ゲーム制作技法の基礎』『ゲームデザイン』の授業内容がそのまま本になるということで、学生たちにとっても思い入れの持てる貴重な経験となったことと思います。19名の名前を巻末の「感謝の言葉」ページに記載させていただいていますが、その中の3名のコメントを紹介します。」
手伝ってくれた学生たちのコメント:
1.執筆のどんな手伝いをして、どう思ったか?
豊田 大樹(メディア学部 4年)
「私がお手伝いした箇所は、当時授業で行われていることを録音データから書きだすことでした。なので、お手伝いは良い授業の復習となり、また自分が岸本先生の授業のどこに興味を持っていたかと再確認出来て、とても楽しくお手伝いが出来ました。」
松井 隆浩(メディア学部 4年)
「授業の書き起こしと本の構成を手伝わせていただきました。授業の書き起こしをして改めて授業を聞いていると、『ゲーミフィケーション』を岸本先生がどのように使っているかということに気づくことができ、将来自分がなにかプロジェクトを動かさなければいけなくなった時に役立てたいと思いました。」
瀧 香織(メディア学部 2年)
「文章の添削をしている時、どういう文章だと自分は読みやすいのかを考えつつ、間違いがないか文章を読ませて頂いていました。また、意見を求められた時、昔の自分だったらどんなことを知りたがっていたかと過去の自分を想定して意見を言い、これで昔の自分のような人が読んで勉強なればいいなと思いました。」
2.完成した本を読んでどう思ったか?
豊田 大樹(メディア部 4年)
「実際に本が発売され、読ませていただくと『やっぱりここが重要だったんだ』『あれ、こういうことも大切なんだ』と改めて確認したことや、新たな発見があり読んでいてとても参考になることばかり書いてありました。私事ですが、私が制作したゲーム企画が載っていた部分があり、岸本先生の本に載れた!とはしゃいでしまいました(笑)」
※注 203ページ
松井 隆浩(メディア学部 4年)
「一番思ったことは私が大学に入る前に出て欲しかった、ということでした。今、ゲームを作りたいと思ってる中学生や高校生が、ゲームの作り方の本を探しに本屋に行った時にこの本を手にとって読んだら、人生が変わるかもしれないと思いました。ゲーム作りをしてみたい人のはじめの一歩の背中を押してくれる本だと思います。」
瀧 香織(メディア学部 2年)
「内容は、授業で岸本先生に教えて頂いた内容があり、これ授業でやったなぁと懐かしく感じました。身近で著者の方はいなかったので、知っている内容が本に書かれていて、とても不思議な気分でした。実際に教えて頂きとても勉強になったことが書かれていたので、他の大学や専門学校のゲーム制作を学ぶ学生には是非読んでほしい!とも思いました。」
大学ブログでも紹介
http://www.teu.ac.jp/information/2013.html?id=289
執筆:岸本好弘
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