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岸本好弘メディア学部准教授らがパナソニックキッズスクール「算数ゲームを考えよう!」を開講しました!

2013年11月22日 (金) 投稿者: インタラクティブメディアコース

 本学メディア学部の次世代ゲーミフィケーション研究室(担当教員:岸本 好弘)では、「“ゲームの力”を教育・社会に役立てる!」をテーマに、学外活動にも積極的に取り組んでいます。2013年11月16日(土)、17日(日)、お台場・リスーピアにて子ども向けのイベント「算数ゲームを考えよう!」を開講し、のべ100名余りの児童・保護者が参加しました。



 このイベントは、小学生~中学生を対象として、自分で考えた「算数ゲームのアイデア」を一枚の紙にまとめて発表する方法を学んでもらうものです。
 前半(1時間)は、岸本先生と学生たちによる講演会を行いました。まず、学生による寸劇で算数の必要性を理解してもらい、つづく岸本先生による講演で、ゲームのアイデアの出し方・まとめ方を学んでもらいました。
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 場所を変えての後半(2時間)は、学生たちも子どもたちに混じってワークショップを行いました。前半に学んだことを思い出しながら、算数ゲームの案を考え、学生たちのアドバイスを受けながら、カラーマーカーを使って画用紙1枚にまとめていきます。こうして書き上げたゲーム案を全員の前で一人ずつ発表しました。小・中学生らしい自由な発想のゲーム案が披露され、盛んな拍手が湧きました。

 なお、ここで制作されたゲーム案はベネッセ・コーポレーションの提供する学習ゲームWebサイト「Global Math」で実際に遊ぶことのできるゲーム作品のアイデアとして活用されることになっています。

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イベント後の感想。

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岸本  好弘(メディア学部 准教授)
 今回も大学生を学外に連れ出すイベントを実施しました。本学部からは私の卒研室の3年生を中心に13名の学生が参加し、講演の寸劇や裏方、ワークショップでのモデレーター(引き出し役)として活躍してくれました。
 特にワークショップでは、東京学芸大学の学生たちと手分けしてモデレーターを務めてもらいました。自分たちとはタイプの違う教員志望の学生たちの子供への接し方、子供たちの反応からも多くのことを学んでくれたものと思います。
 来春には、このメンバーに新たな希望者を加えて、子供たちのアイデアを算数ゲーム化する予定です。こちらも楽しみですね。
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高橋 遼(メディア学部 3年)
 今回のプロジェクトのリーダーを務めました。ワークショップでは、大学生活ではあまりかかわりのない小学生との交流を持つことでき、とてもいい刺激になりました。今の小学生の間で流行しているものや、年齢ごとの考え方の違いを知るのは勉強になりました。特に小学生が考えてくれる算数ゲームの企画アイデアは、大学生の自分には考えつかないような突飛なアイデアなので、その発想力を今後の学習ゲーム制作に取り入れたいと考えています。
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小出 光秀(メディア学部 3年生)
 役割を決めるミーティングで、誰も手を上げないので立候補したら、いつのまにか「勇者できお」になっていました。相手役の「勇者だめお」があまりにもとびぬけた演技をする半面、自分は冷静な勇者を演じて、それが対照的な表現になって結果として成功したと思います。壇上に出て発表するスキルはかなり低い自分でしたが、「だめお」が前に出てくれたおかげで、おおむねスムーズな演技ができたと思います。ちょっと自信がつきました。

このイベントの様子は、web exciteニュースでも紹介されました。
ゲームクリエイターもびっくり、小学生が算数ゲームの企画書作りに挑戦!
(執筆:岸本 好弘)

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