高校生の皆さん、こんにちは。
今週末18日の日曜日に東京工科大学のオープンキャンパス(八王子)があります。東京工科大学は実は毎月のようにオープンキャンパスを実施していますが、この記事では今年のメディア学部のオープンキャンパスについてお話します。
メディア学部は1999年に工学、社会学、芸術などの分野を融合して新しい「メディア学」を構築していく場としてスタートしました。したがって、その扱っている分野は非常に幅広いものになっています。そのすべてをお見せすることは難しいので、オープンキャンパスでは「映像」「ゲーム」「サウンド」「アニメーション」を中心にメディア学部の教育と研究をご紹介します。
この4つのキーワードを見ると「専門学校みたい」と思われるかもしれませんが、大きく違います。たとえば、「ゲーム」の教育と研究の紹介では、現在の最先端の技術を用いた「ゲーム開発」の実践と、未来のゲームの表現力の向上のための「研究開発」や、ゲームの他分野への高度な応用などを紹介します。
「ゲーム開発」では産業界の最先端の開発ツールを駆使して、東京ゲームショウへの出展を目指した学生チームの作品を紹介します。ゲームには企画からシナリオ、グラフィックスにサウンド、プログラミングに制作管理と実にさまざまな能力が必要になります。こうした能力をメディア学部の様々な授業のなかで身に着けて、ゲームの中で実践します。
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また、メディア学部ではゲームを作ることは最終目的ではありません.現在のゲーム開発を革新させるような「技術開発」こそが、大学でゲームを学ぶ使命でもあります。3年までに最先端の技術を活用したゲーム開発を学んだあとは、それをさらに革新させるための技術を学びます。メディア学部の学生や大学院生の研究成果は、ゲームの業界団体の技術カンファレンスでも高く評価されています。
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それから、ゲームは遊びのためだけのものではありません。シリアスゲームと呼ばれる分野では、ゲームの持つ人を魅力する力、継続させる力を活用して、教育やリハビリテーションなど様々な分野でも応用され始めています。今回は、数学や算数教育を題材に、ベネッセなどと共同で実施した「Global Math」プロジェクトの作品を展示します。
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これらの展示には、実際に開発にかかわっている大学生たちが皆さんに対応します。大学での勉強の様子や開発の苦労、ホンネなどを直接聞くことができます。
今回はゲームを例にお話をしましたが、ほかの分野についても同じように成果に触れ、詳しい話を聞くことができます。また、これから夏に向けては出展・紹介する分野を増やしていきますので、メディア学部のカバーする広い分野をご紹介できると思います。受験を控えた3年生だけでなく、1年生、2年生の皆さんにもぜひ来ていただきたいですね。メディア学部は文系の人も理系の人も一緒に勉強しています。実際にキャンパスに来ていただいて環境を実感してもらうとともに、在学生と交流してメディア学部の魅力を知ってください。