3Dプリンターによるデフォルメキャラクター制作とキャラクターメイキング
2014年7月26日 (土) 投稿者: コンテンツ創作コース
2014年7月21日に行われたオープンキャンパスで、CGアニメーションのためのキャラクターメイキングを紹介しました。
展示は主に、(1)コンテンツプロダクションテクノロジーとコンテンツプロデューシングプロジェクトの卒業研究や大学院研究の紹介、さらには、(2)3Dプリンターを利用したデフォルメキャラクターの出力、(3)プロジェクト演習のデジタルキャラクターメイキングです。
(1)デジタルキャラクターメイキングの研究
映像コンテンツ制作のための研究分野の一つとして、キャラクターメイキングに関する研究を行っています。映像の中でストーリを伝え、生き生きと動くキャラクターが大切です。私たちは、2次元CGや3次元CGの技術を応用して、顔の制作、髪型の制作、表情の制作、動作の制作など多くの研究テーマに取り組んでいます。
(2)デフォルメキャラクターの制作手法
3Dプリンターを利用したモデルの制作に関係する研究を紹介しました。3Dプリンターのニュースがよくテレビでも流れていますが、はじめて実際に動いているところを見る高校生や保護者の方も多く、興味深く見学していました。
映像表現・芸術科学フォーラム2014において、3名の学生が受賞 2014.03.21
村瀬 健・茂木龍太・兼松祥央・三上浩司・近藤邦雄:3次元デフォルメ手法を用いた2頭身キャラクターの制作の研究成果をもとにデフォルメキャラクターを3Dプリンターで出力しました。
(3)プロジェクト演習によるデジタルキャラクターメイキングの教育:
アニメーションにおけるキャラクターは、絵を描くという行為において、よくイラストと混同されます。しかし、キャラクターはある世界観の中に生きる存在であり、そのビジュアルの背景には設定やストーリーが存在します。本演習では、既存キャラクター分析・評価を通じて、キャラクターの構造を理解するとともに、実際にキャラクターを制作することを目的としています。
本演習を通じて、映像コンテンツのためのキャラクター制作の手法と制作技術を身に付けるとともに、キャラクター制作ができることを目標としています。
■今までの3Dプリンターに関連したブログ記事;
3Dプリンターを利用した演習 2014.05.19
http://blog.media.teu.ac.jp/2014/05/3d-b914.html
3Dプリンターを使ってみよう 2012.12.28
http://blog.media.teu.ac.jp/2012/12/3d-f51d.html
安本匡佑メディア学部助教が東京ゲームショウ2012のSOWN2012において日本マイクロソフト賞を受賞 2012.11.19
http://www.teu.ac.jp/information/2012.html?id=127
「魔女の宅急便」のモデルになった街でコンピュータグラフィックスの研究発表 2014.07.25
この研究発表でも3Dプリンターを利用した成果が発表されています。
http://blog.media.teu.ac.jp/2014/07/post-f47c.html
■参考記事:高校生向けのセミナーを2年間実施
2012年8月23日から25日:サイエンスキャンプ実施:「キャラクターをつくろう~映像コンテンツ制作入門」
http://blog.media.teu.ac.jp/2012/09/post-a0ca-1.html
サイエンスキャンプ実施:「キャラクターをつくろう~映像コンテンツ制作入門」
http://blog.media.teu.ac.jp/2012/04/post-a0ca.html
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