研究紹介 三上浩司(ゲーム・アニメ・映像制作の高度化)
2014年7月28日 (月) 投稿者: インタラクティブメディアコース
メディア学部には様々な研究分野がありますが,その中でもコンテンツという名の付く分野を幅広くカバーしています.企画やビジネス周りから,制作,技術開発まで至って研究している教員は珍しいと思います.
私はもともと総合商社でコンテンツビジネスを経験し,アニメやCG,ゲームの制作会社を経て1999年メディア学部の立ち上げに携わりながら,東京工科大学片柳研究所で産学連携の研究を数多く主導してきました.ですので,大学の先生でもあり企業家でもあります.
研究は,近藤先生や渡辺大地先生,岸本先生に加え,大学院の学生指導などでは柿本先生,石川先生と一緒に研究を進めています.
今回はその中でも,三上とその学生たちの研究の分野をいくつか紹介しようと思います.
シナリオ制作支援ソフトウェアの例(業界団体の人材育成にも利用)

制作工程管理ツールの例(特殊な制作工程にも対応できる工夫がある)
3DCGで手描きのようなパースの誇張を表現するためのシステム開発
ディズニーなどの手描きのアニメ技法で知られる「アクションライン」を3DCGに取り入れるシステムの研究
手描きのように強弱のある輪郭線を生成
手描きのアニメのように動きの速度に応じて自動で色の境界線を変形
プレイ中の脳波から「集中度」を取得し,共通点をルール化した研究
ニューラルネットワークを用いて,難易度をコントロールしながら様々な敵を生み出す研究
サンライズと共同で実施した手描きアニメと3DCGアニメ,モーションキャプチャアニメの比較実験(芸術科学会Nicographにて審査員特別賞受賞)
2005©Tatsunoko/C-LAB
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