« 広告コミュニケーションのイマとコレカラ (第8回 メディアサイエンス専攻 大学院特別講義) | トップページ | コンテストで最優秀賞を受賞したゲーム 「BLOCK ARTIST」のiPhoneアプリ版を公開 »

初音ミクはブルースを歌うか? (おもしろメディア学特別編)

|

「黒人ブルースの起源と微分音 ~初音ミクはブルースを歌うか?~」と題して、メディア学部と提携しているウプサラ大学、教養学部、ゲームデザイン学科の林正樹准教授の講演がありました。

10525581_812493715462413_4988726726

10444341_812493722129079_5607234418

ロバート=ジョンソンのブルースを周波数分析して、微分音ピッチを算出し、それを用いて初音ミクに歌わせるということを紹介していただきました。「微分音」は数学の微分積分とは関係なく、普通の12音階よりさらに細かく分けた音や音階のことです。民族音楽の正確な表現とか現代音楽などで用いられます。詳しくは林先生の研究論文を参考にしてください。

10302054_812494188795699_5394462175

            ロバート=ジョンソンの紹介

10373800_812494222129029_6131733447 

           ブルースの市販ソフトを用いた周波数解析

10346608_812494225462362_7424834616 

          微分音のピッチ算出(林先生の開発ソフトによる)

10386286_812494252129026_2836918582

               楽譜への微分音の記載


10426338_812494278795690_7173131714 

            初音ミク(Vocaloid)による演奏

10421364_812494118795706_2039398571

参考文献:
Masaki Hayashi, Steven Bachelder and Masayuki Nakajima:
Microtone Analysis of Blues Vocal - Can Hatsune-Miku sing the Blues? - ,NICOGRAPH International 2014, 2014.5
http://art-science.org/nicograph/nicoint2014/

Aikawa

この講義の前には、相川学部長とも面談していただきました。
最初の講義では、ウプサラ大学の紹介、ゲームデザイン学科の研究教育紹介、Gotland Game Conference(GGC)紹介、スウェーデンのゲーム産業、教育状況などの紹介がありました。
(1)T2V(Text-To-Vision):せりふなどを入力情報として、テレビのアナウンサーの会話を映像化するシステムを紹介いただきました。。数名のキャラクターの会話状態などスタジオの撮影のノウハウなども整理してカメラワークもテレビ番組に近い状態になるような工夫が行われています。

10502010_812493778795740_8291000980

(2)超高精細バーチャルミュージアム:浮世絵や遺跡の出土品などを4Kで表現するシステムの説明でした。Unityを利用しており、高精細のモニタだけでの活用でなく、さまざまな応用が期待できます。

10502088_812493805462404_2364944339

10441179_812493828795735_2967678168

10456424_812493842129067_1072855821

(3)ゲームにおけるユーザ没入感の研究:脳波、視線などさまざまな生体情報を取得して、ゲームの没入感を計測してゲームデザインにフィードバックするような全体像について紹介していただきました。

1908352_812493868795731_82050910051

10440885_812493925462392_8214003089

--------
■ウプサラ大学教養学部ゲームデザイン学科との交流経過:
2011年(平成23年)より本学とウプサラ大学(交流開始時はゴットランド大学)は緊密に交流を行っています。ウプサラ大学ゲームデザイン学科(キャンパスゴットランド)と東京工科大学メディア学部は、2012年2月に学部間協定を締結しており、現在両校で研究者の交流を積極的に進めています。提携を前にして、2011年(平成23年)12月に東京工科大学において、ゲーム制作教育についてSteven Bachelder教授、中嶋正之教授が講演しました。
■スウェーデン、ゴットランド大学との提携調印式 (2012年2月)
http://blog.media.teu.ac.jp/2012/02/post-051d.html
2012年2月の大使館における提携調印式後に、両校からゲームデザインやゲーム教育に関係するセミナーを行いました。このとき、Hans Svensson学科長と飯田仁学部長(当時)が交流内容について意見交換も行いました。
■スウェーデンのゴットランド大学との共同セミナーの開催(2012年5月)
http://blog.media.teu.ac.jp/2012/06/post-6e78.html
5月17日には、Jorgen学長、Hans学科長、Steven教授、中嶋教授の4名が東京工科大学を訪問し、合同セミナーを実施した。メディア学部の7名の教員が研究教育の紹介を行うとともに、Jorgen学長、Steven教授が講演が行われました。
■ゴットランド大学でマルチスクリーンを用いたゲームデザインのためのワークショップ開催(2012.9)
http://blog.media.teu.ac.jp/2012/09/post-24c1.html
2012年(平成24年)9月には、東京工科大学メディア学部の近藤邦雄教授と太田高志准教授がウプサラ大学において講演とワークショップを行い、教員、学生と交流を深めました。2013年(平成25年)3月には、このワークショップの成果を発展させて、芸術科学フォーラムで共同研究発表を行いました。
■Gotland大学(スウェーデン) 林正樹先生の講演会(2013.2)
http://blog.media.teu.ac.jp/2013/02/gotland-25f4.html
2013年(平成25年)2月に林正樹准教授が東京工科大学で、ウプサラ大学のデジタルメディア技術について講演会を実施し、研究交流の内容を議論しました。
■ウプサラ大学芸術学部ゲームデザイン学科とメディア学部が提携(2013.9)
http://blog.media.teu.ac.jp/2013/09/post-7ba6.html
2013年8月にはウプサラ大学中嶋正之教授が東京工科大学を訪問し、両校の今後のメディア教育およびゲーム研究における交流について共同研究を積極的に進めるための議論をしました。
■ウプサラ大学キャンパスゴットランドでの招待講演 2013.9.6
http://blog.media.teu.ac.jp/2013/09/post-cdb0.html
2013年9月には、飯田仁教授と榎本美香講師がウプサラ大学を訪問し講演を行いました。
■2014年度  第6回 メディアサイエンス専攻 大学院特別講義 2014.7.4
http://blog.media.teu.ac.jp/2014/06/post-84bd.html
日時:2014年 7月 4日(金)第4、5時間目
場所:東京工科大学片柳研究所2階 KE203
講演者: 林 正樹 准教授  Department of Game Design, Faculty of Arts, Uppsala University, Campus Gotland  ウプサラ大学、教養学部、ゲームデザイン学科
http://www.campusgotland.uu.se/en/
◎講演題目 
◎講演1: 「ウプサラ大学ゲームデザイン学科のアクティビティとスウェーデン事情など」
ウプサラ大学紹介、ゲームデザイン学科教育紹介、Gotland Game Conference(GGC)紹介、ゲームデザイン学科の研究紹介(Virtual museum、TVML、Engagementなど)
http://gotlandgameconference.com/2014/
◎講演2 「黒人ブルースの起源と微分音 ~初音ミクはブルースを歌うか?~」

おもしろメディア学」カテゴリの記事

« 広告コミュニケーションのイマとコレカラ (第8回 メディアサイエンス専攻 大学院特別講義) | トップページ | コンテストで最優秀賞を受賞したゲーム 「BLOCK ARTIST」のiPhoneアプリ版を公開 »