8月2日のオープンキャンパスでは6コーナー、計10以上の出展をしました。
人気企画のゲーム、アニメ、音楽に加えて、特別企画は「CG・画像処理技術と映像への応用」、「メディアが拓くビジネス」です。特別企画について、以下に詳しく紹介していきます。
特別企画1 「CG・画像処理技術と映像への応用」
コンピュータを用いた映像制作に関わる様々な表現や現象のシミュレーションから、顔や視線の動きの認識アプリケーションまで紹介しました。
①「プロシージャルアニメーションの研究紹介」
自然物・自然現象やキャラクタなどの複雑な運動を「クリエーターが手間をかけて作るのは大変っ!」という場合、インプリメントされたアルゴリズムによってコンピュータにそのモーションを自動で生成させることにより、リアルなモーションをクリエーターの手を煩わせることなく再現しようとする技術があります。それを「プロシージャルアニメーション(手続き型アニメーション)」と呼びます。このコーナーでは、プロシージャルアニメーションについて研究例を紹介しました。
②「ビジュアルシミュレーション」
高校の物理で学ぶ理論とコンピュータグラフィックスを組み合わせれば、物理現象をリアルに再現できます。このような研究分野は、ビジュアルシミュレーションと呼ばれます。もちろん高校以上の高度な理論も使い、多くの研究が行われています。ゲームや映像制作で広く活用されるビジュアルシミュレーションの研究例を紹介しました。
③「顔画像処理あれこれ」
人とコンピュータの関わりを考える上で表情や顔の印象を計測するのは重要な技術です。顔画像認識は顔の部分部分の特徴を予め学習し、総体としての顔の判定を行っています。顔の持つ様々な印象を定量的に計測し扱うにはまだデータの収集や研究が必要です。ここでは、顔画像の認識と、印象変化のデモをしました。
④「視線でどんなことができるの?」
視覚メディアとして様々な取り組みがされているが、この研究では視線をとらえることにより実現できるアプリケーションを開発している。視線で目標を追いかけるゲーム、視線で文字を入力する、視線で電子書籍を閲覧したり操作する、といった実現例を紹介しました。
特別企画2 「メディアが拓くビジネス」
①「新しい音楽体験価値サービスが切り拓くイノベーション」
スマートフォン(mp3プレイヤー)を24時間、いつでも、どこでも使える環境が現実のものとなって来ています。その環境を前提に、様々シーンで、今までにないユーザーがワクワク感や共感、そして感動、驚き、癒しなどのユーザ体験価値を提供するサービスとそのサービスが切り拓く新しい世界、生活、ビジネスの未来を先取り体験をしてもらいました。
②「ビジネスをつくろう」
わたしたち卒業研究ビジネス・プランニング・プロジェクトでは、興味のあるビジネスをみつけて、新しいプランをつくるという活動をおこなっています。今回は、世の中にあるビジネスを調べたり、まだない新しい企画を考え出したりするなどといった活動の中から選んだものを展示します。新しいプランを一緒に考えてもらうことができました。
③「卒業研究「プロダクトデザイン」の紹介」
プロダクトデザインは、人・物・空間を適切に結ぶメディアのひとつです。このことを背景に、卒業研究でプロダクトデザインを選択した4年生は、メディア学部らしい観点から身の回りにある製品を対象としたデザイン提案を行っています。プロダクトデザインの卒業研究について、ポスター掲示しながら紹介しました。
④「数字で見るビジネスの世界」
自動車、ビールなどの伝統的なものづくりの産業から、地域振興やスーパーマーケットなど地域コミュニティに根差した産業、また、音楽や出版、スポーツやエンターティメントなど、幅広い業界・市 場にわたりその動向を紹介します。ネット上にあふれる情報を掘り起こし、これらの産業・企業を数量的に分析していきます。今回は、ゲーム センター、マンガ同人関連の展示を行いました。
⑤「ソーシャルキャラクターのご紹介」
私たちは、ソーシャルメディア上でキャラクターを活用して、みなさんとコミュニケーションする方法を研究しています。当日は私たちの研究室のキャラクターをご紹介しつつみなさんとたのしく交流ができました。
(インターネットビジネス研究室WEB)
⑥「相互行為とメディア」
みなさんは、相互行為という言葉を聞いたことがあるでしょうか?人間と人間のコミュニケーションを相互行為と呼びます。言葉だけではなく、体の仕草(ジェスチャー)も重要です。私たちは子供たちや大人の会議、ロボットを使った相互行為まで研究を紹介しました。
(そよかぜ保育園 より)
人気企画のゲーム、アニメ、音楽も以下の通り出展しました。
・リアル脱出ゲーム「研究室からの挑戦状」
・3DCGアニメーション制作技術の研究と作品紹介
・音楽制作を体験しよう
詳しくは、8月2日メディア学部オープンキャンパスをご覧ください。