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あなたが1秒でできる仕事

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みなさん、こんにちは。

 
みなさんは1秒あったら、何ができますか?1秒ってずいぶん短いように感じますよね。1秒では何もできないと思いますよね。それでは、次の図を見てください。これはサウンドスペクトログラムと言って、音の周波数成分の時間的な移り変わりを色で表示したものです。縦軸は周波数(振動数)で音の高さを表します。横軸が時間で単位は秒です。赤いところが音の成分が強いことを表しています。

Fig

               図1 音声のサウンドスペクトログラム
 
これは、「あかさたなはまやらわいきしちにひみいりい」と発声した音声です。ひらがな20個あります。横軸見てください。これ2秒間でしゃべり終わってます。つまり、人は1秒間でひらがな10個も話せるのです。1秒でずいぶんたくさん仕事ができますね!
 
それでは、他の例を見てみましょう。

次の図を見てください。

Fig_2

               図2 音のサウンドスペクトログラム
 
これは、マイクを人差し指と中指で交互に軽く叩いてみたところです。ピアノのトリルと同じです。私はピアノ弾けないのですが、1秒間で10回は叩けてます。ピアノの上手な皆さんなら1秒間にもっとたくさん「仕事」ができるでしょう。
 
ここで、ちょっと別の見方をしてみましょう。人はけっこう早くしゃべれることがわかりましたが、それを聞き取れるのでしょうか?確かに、「東京特許許可局」という早口言葉、聞き取れますね。しかし、音楽では、音符の長さが150ms(1秒の約7分の1)くらいはないと音の高さが正確に取れないと言われています。童謡では♩=120(四分音符を1分間に120個)くらいですから、1秒あたり音符2つですね。このくらいだと十分に音の高さがわかりますが、人が「こんにちは」と話すには1秒もかかりませんから、話し言葉に比べ、童謡は結構のんびりしていることになります。
 
相川清明

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