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プロダクトデザインにおけるアイデアの原点を探る手段

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メディア学部の卒業研究のなかにプロダクトデザインもあることを8月24日のブログにてお伝えしました。

今回はプロダクトデザインのための道具・材料について触れながら、アイデアの原点を探る手段について少しだけ書いてみます。

30年程度前ならば、プロダクトデザインの現場では、ペンやマーカー、定規、ドラフター、クレイ、スチレンペーパー、その他、たくさんの道具・材料が使われていました。今では、主役となる道具・材料は、CAD、CG、3Dプリンタ及びその材料、といったものになりました。

最新の道具を使うことで、魅力的な形状の製品が生まれるようになりましたが、その結果を生む原点はなんでしょうか。それは形状も含めたアイデアの存在です。道具・材料が変わっても、このプロダクトデザインに一番重要なものはアイデアの存在であることに変わりはありません。大昔も、30年程度前も、今も、たぶん将来も変わらないでしょう。

ではプロダクトデザインに関するアイデアの原点はどのようにして生まれるのでしょうか。いろいろなアプローチがありますが、多くのデザイン現場において、今もアイデアの原点はメモ書きのようなスケッチや、手加工できる材料を用いた形状考察をとおして、アイデアの原点が生まれているようです。

先進的な機材を使うことで優れたデザインを生むためにも、一見、古めかしい面倒な感じがする手描きメモのようなアイデアスケッチや加工しやすい素材での考察は重要だということです。

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メディア学部におけるプロダクトデザインの演習授業(2年次後期,3年次前期)では上の2枚の写真に示すようなことも行っており、毎年50名程度のみなさんがこうした考察を体験しています。4年次卒業研究のプロダクトデザインでも手描きのアイデアスケッチはとても重要視しており、結果としての最終提案物の表現にはCGや3Dプリンタなどの現代ならではの道具を積極活用しています。

プロダクトデザインにおいて、アイデアの原点を探る行為・経験は、周りに流されることなく、適切なデザインの製品を冷静に選択購入するための能力向上にも役立ちます。

メディア学部はこうした体験もできる学部です。 執筆:萩原祐志

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