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『ゲームの力で世界を救え!第3回シリアスゲームジャム』を開催!

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 メディア学部 教員の岸本です。
 2月21、22日、都内会場にて『ゲームの力で世界を救え!第3回シリアスゲームジャム』が開催され、本学の学生14名を含む35名の参加者による5チームが、小中学生向けの「インターネットの安全な使い方を学ぶゲーム」を制作しました。日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の全面協力を得て、情報セキュリティに関する知識を楽しく学べるゲーム5本を2日間で作り上げました。
 

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▲サイバーセキュリティを擬人化したマスコットキャラ「セリちゃん」
 
 「シリアスゲーム」とは、教育や社会問題の啓蒙・解決を目的として制作されるゲームで、欧米では多くの事例が見られます。この「シリアスゲーム」の日本における普及を目的として行われているのが「シリアスゲームジャム」です。「ゲームジャム」とは、参加者全員が一つの会場に集まり、2~3日の短期間で決められたテーマのゲームを制作するイベントです。私が主催者代表を務めた第1回シリアスゲームジャムは2014年2月「英語学習」をテーマに開催、第2回は同年7月に「サイバーセキュリティ」をテーマに開催しました。ゲーム開発者だけでなく、ふだんゲームには関わりのない各回のテーマの専門家も参加することが「シリアスゲームジャム」の特徴で、これまでは英語指導者、教材開発者、現役のサイバーセキュリティ専門家、その育成担当者といった方々と一緒にゲームを制作してきました。


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▲参加者、スタッフ全員での集合写真



 今回もサイバーセキュリティ専門家、プロのゲーム開発者、学生ら35名が集いました。本学部からは学生14名が制作メンバーとして各チームに分かれて参加、さらに3名が運営スタッフとして参加しました。プロのゲーム制作技術に間近に触れられることは勿論、ゲーム業界以外の社会人に接することは、学生にとって大きな刺激と自信になります。1~4年生の全学年から参加希望が挙がったことは、本学メディア学部が目指してきた「娯楽目的だけではない総合的なゲーム研究カリキュラム」の成果の一つと嬉しく思っています。

 それでは、今回の『第3回シリアスゲームジャム』で制作された5タイトルの概要を紹介しましょう。写真は各チームのプレゼンテーションの様子です。2日目の「最終発表会」には多くの取材・見学者を迎え、にぎやかな終幕となりました。


 

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▲チーム1「にゃんコレ」制作の『ねこと学ぶ SNSまにゃー』。優秀賞!
 チャットアプリを疑似体験することでストーリーが進むノベルゲーム。


 

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▲チーム2「サボッテンダー」制作の『Bit Bite』。最優秀賞!!
 安全にみえるウェブサイトにいろいろ危険が潜んでいることを子供たちに教えるゲーム。サイトを模したフィールドでビット星人を見つける。間違ったネットの使い方をすると怖い目にあうことが学べる。


 

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▲チーム3「イジリーK」制作の『セキュラタイセン』
 迫りくるウイルスからセキュリティーソフトを使って自分のパソコンを守る、小中学生向けのクイズ&タワーディフェンスゲーム。ゲームで学んだ要素を活かしてクイズに答え、ボスを倒して安全なパソコンにしよう。


 

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▲チーム4「アドミン保護委員会」制作の『サイバー:グロース』
 電気屋から壊れたPCをもらったら、画面から電子の妖精アドミンちゃんが登場した。アドミンを救うため、クイズに答えて、ボスを追い払おう。


 

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▲チーム5「ガンバロン」制作の『NUM論』
 パスワードの強度の重要性を学ぶゲーム。相手のパスワードを質問から推理して解き明かしていきます。


現時点ではまだまだα版レベルの未完成なものですが、今後作り込みを行い、ウェブページ上に公開する予定です。さらに小中学生にテストプレイをしてもらい、有用性を検証したいと考えています。
サイバーセキュリティーゲームの未来にご期待ください!


■シリアスゲームジャム公式ページ

■世界を救うために2日間でゲーム制作 第3回シリアスゲームジャム開催(ファミ通.com)



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