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OGからの近況報告とメッセージ(卒業生紹介)

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先日卒業生から、次のようなお知らせをいただきました。
「株式会社ロボットのご依頼で、3月22日朝7:25~7:55 Eテレ『みいつけた!さん』から放送予定の、新エンディング曲のアニメーション制作をいたしました。ぜひ観て下さい。」
OB・OGの活躍を聞くと、教員はたいへんうれしいものです。そこで、後輩のために大学時代のことや仕事のことなどを書いてもらうようにお願いしました。快く引き受けてもらいました。以下に長嶋さんの在校生、高校生へのメッセージを贈ります。
■OGからのメッセージ
みなさん、こんにちは。メディア学部4期生(2006年卒)の長嶋佳代子です。早いもので、もう卒業して9年経ちます。メディア学部の卒業生には、もっとバリバリ活躍されている方もたくさんいらっしゃる中、僭越ながら今回は私の体験談などを書かせていただきます。

Workshop_photo

                    ワークショップの様子

■自己紹介
まず、簡単な自己紹介をしますと、現在、私はフリーランスの2Dアニメーターをしています。アニメではなく、小さい子向けだったり、かわいい系のアニメーションを作るのが仕事です。http://kayokonagashima.com/に実績など載せていますので、よろしかったらご覧下さい。


TVCM、TVアニメ、ゲームなどのアニメーションを、手描き、Flash・After Effectsなどのソフトウェアを使って制作しています。また、アニメーションだけではなく、イラストやデザイン制作など幅広く行っています。

Thumbnails

                     gifアニメーションのコマ



■入学のきっかけ
メディア学部へ入学したきっかけは、私は3DCGのアニメーターとして海外で働きたいと思っていたので、CG演習ができたり、設備が充実している学部がとても魅力的でした。また、私は商業高校出身だったので、基礎科目をもっと勉強したいと思っていましたし、CG以外にもコンテンツ制作やそれに必要な知識や考え方も学べそうだと思い、東京工科大学メディア学部を選びました。



■1年生のとき
入学1年目は、なかなか周囲の環境に馴染めず、正直学校へ行くのがしんどい期間がありました(笑。どうしたら、やりたいCGの勉強ができるかも分からなかったので、基礎科目などの勉強を頑張り、とりあえず踏ん張って1年過ごしました。
■2年生、3年生のとき
そんな鬱々とした1年から一転、私たちが2年生の時に、プロジェクト演習という授業が出来たことから、学校生活が楽しいものになりました。そこでCGアニメーション制作という演習があり、CGソフトの使い方を教えてもらいながら、授業でグループ制作を始めました。
このグループ制作では、技術もそうなのですが、人と分担してひとつのものを制作する大変さや、そして達成感を学ぶことが出来て、それが今の自分のものづくりの姿勢につながっているような気がします。また、同じ興味を持つ友人達と知り合うことができ、刺激を受けながら取り組むことができました。
こういった時間と労力のかかる作業を、投げ出さずやり遂げるのはとても大切なことですので、ぜひ学生のうちに経験して欲しいことのひとつです。このような演習の授業で、自分の向き不向きもだんだんと分かってくるので、興味のあることには、どんどん挑戦して行って欲しいです。
2年間続けたプロジェクト演習の他にも、サークル活動や、渕上先生のデッサンプロジェクトのお手伝いをして、学外の方と交流したり、学祭の時にメディアロビーでコンテストを主催したり、USCの留学生のアテンドをしたり、友人とSIGGRAPHとUSCの見学に行ったり…と、実にたくさんの経験をしました。
その時はがむしゃらで、よく考えずに行動をしていたかもしれませんが、今思うと、そういった授業外の活動の中でも、色々な方と接して、そこから学ぶことが非常にたくさんありました。やりたいことがあると力を貸してくれる人たちや、実現出来る環境があり、とても恵まれていたと思います。
■4年生のとき
4年目は、就職活動や卒業研究で、大体の方が苦労される年ですね。私もコンテンツプロデューシングに所属していましたが、卒業研究も大変なのに、就職活動を同時進行するのは身が入らず、途中で開き直り、研究が終わってから本腰を入れて就職活動をしました。おかげで周囲の方にはご心配をおかけしたようです。。。就職課や先生方に何度か呼び出されました(汗。
私のやり方はあまりオススメ出来ないのですが、それでも皆が皆、同じように就職活動をして内定をとらなければいけない訳ではないので、人の意見は聞きつつも、自分でよく考え、一番納得のできるかたちで、大切な卒業後の進路を決めるのが良いのかなと思います。
■卒業後から現在まで
卒業後はCGプロダクションに勤めた後、海外で働く夢を叶えたくて、全く違った職種に就いて何年か資金を貯め、カナダへアニメーション留学し、現地で1年だけ2Dアニメーターとして働きました。その後はアニメーション作家になる夢を持ち帰国するも、スキルも中途半端だし、やりたい仕事ができそうな環境が無く途方に暮れました。
それでも、ゲーム会社で働きながら地道に作品を作り続けスキルを磨き、自分の作品が人の目に触れる機会が増え、フリーランスになり、ようやくやりたかった手描きのアニメーションの仕事が出来るようになりました。今も仕事をしながら日々勉強しています。
このように、私の経歴は、ひとつの場所に留まらず、あちこち行ってあまり参考にはならないのですが、最終的にフリーランスという、一番性に合った働き方に落ち着いています。ここに至るまでの、どの経験も無駄なことは一切無いな、と感じる毎日です。
■後輩、高校生へのメッセージ
 こんな私が言うのもなんですが、、若い学生さん達には、ぜひぜひ、好奇心を持って、色々なものに触れて、夢をたくさん持って充実した学生生活を過ごしてほしいです。学費を払っているということは、自分への投資ですから、将来の自分のためにも、何事も自分なりに一生懸命、頑張ってください。そして、その夢のひとつでも叶えられるよう、卒業生の一人として応援しています。
(記事掲載:近藤邦雄

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