新メディア学部スタート
2015年4月 3日 (金) 投稿者: メディア技術コース
読者のみなさま、
1999年に設立されたメディア学部は2015年4月に新メディア学部に生まれ変わりました。主な改革は以下の通りです。
1.メディアの三要素に基づく3コース構成
2.論理的思考を基礎段階で修得するカリキュラム
3.3教科入試
さて、メディア学部とは何かをお話ししておきましょう。
メディア学は「人」から「人」への情報を伝える学問です。
情報は文であることもあり、絵であることもあり、音であることもあります。
☆どのように情報を表現したら、意図がちゃんと伝わるだろうか?
読みたいと思う文章、見たいと思う映像、聞きたいと思う音楽に作者の意図を載せるのが良さそうです。伝える内容をどのようにつくるかがまず大切だということです。
☆どんな方法や道具を使えば、受け手は作者の意図をちゃんと感じ取れるのでしょう?
受け取り側で絵がぼんやりしていたり、音にザーザー音が混じっていたりしたら、せっかく送った情報が台無しです。つまり、作ったものがより速く、より美しく、より素晴らしく再現する技術が必要になるわけです。
☆どうすれば、たくさんの人が注目してくれるのでしょう?
折角音や映像を作っても、机の上に置いただけでは、ネットに載せただけでは見てくれる人は少ないでしょう。情報は一生懸命伝えようとしないと伝わらないのです。
このように、人から人に情報を伝えるのは大変なのです。この技術や方法を学ぶのがメディア学部なのです。
この3点がまさにメディアの基礎で、新メディア学部はこの3点に基づいてコースが編成されているのです。
「どのように情報を表現するか?」というのがメディアコンテンツコースに関係します。
「ちゃんと受け取れるようにするには?」というのがメディア技術コースに関係します。
そして、「どうすれば情報が広がるのか?」というのがメディア社会コースに関係するのです。
この3要素がしっかり身についていれば、今までになかったような課題にも対応できます。また、新しいメディアの方法を考えることもできます。メディア学部では、コンピュータやプログラム、分析方法などすべての方法や技術の基礎になっていることを具体的な音や映像の素材を使って学びます。その中で順序立って、段階的に考える論理的な思考が育っていくのです。
このメディアの基礎を学ぶためには幅広い基礎知識が必要です。メディア学部では、今まで2教科の入試でしたが、みなさんが、大学でちゃんと授業についていけるように、今回の入試から、3教科入試になりました。
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