南カリフォルニア大学のSCA研究施設見学:2015年3月USC研修その5
2015年4月 4日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
今回のUSC研修では、2つの研究室を見学しました。この連載記事第5階の最終回ではそれらの研究室を紹介します。
(1)Animation Research Center
ワインバーグ(Weinberg)先生が開発して映像制作をしている研究機器を見学しました。
高解像度デジタル顕微鏡システム
これを利用して見ることができる対象物を高解像度で撮影して、アニメーション制作をしています。また、これらの画像素材をもとに、幾何学的な変換をして作成を制作しています。
http://interactive.usc.edu/research/projects/immersive-media/
突然の訪問にもかかわらず、研究員の方が丁寧に説明をしてくれました。Interactive media, VR(Virtual Reality), MR(Mixed Reality)を中心に次のような研究をしているラボです。
1.Formula 1のドライビングシミュレーション
実際の座席とハンドルがあり、それらにさまざまな体感ができるような機能がある装置です。
2.ステレオ3D(FOV2GO)
FOV2GOは、The open source pre-google cardboardとして研究発表されています。詳しくは、次のページを見てください。
3.モーションキャプチャ
4. HMD(ヘッドマウントディスプレイ、Head Mounted Display)
このHMDは Oculusよりも前に開発されたプロトタイプです。このHMDの名前はTire Ironです.この研究室でNonny de la Penaさんが行った研究がこのムービーに紹介されています。
ちょうど、サンフランシスコで行われているゲームデベロッパーズ カンファレンスで展示するためにいくつかの機器がないということでしたが、先端的な研究から実用に繋がっていくことが理解できるいい機会でした。
USC研修の記事:
南カリフォルニア大学(USC) 学生の研究室風景と交流:2015年3月USC研修 その3
http://blog.media.teu.ac.jp/2015/03/usc20153usc4-7e.html
http://blog.media.teu.ac.jp/2015/03/usc3cg20153usc2.html
南カリフォルニア大学(USC)シネマティックアーツ学部とメディア学部の交流:2015年3月USC研修-その1
http://blog.media.teu.ac.jp/2015/03/usc20153usc-1-7.html
メディア学部 近藤邦雄
「コンテンツ」カテゴリの記事
- あにめたまご2019「文化庁若手アニメータ等人材育成事業」(2019.03.12)
- 学会紹介:ADADA Japan学術大会と情報処理学会EC2019(2019.03.09)
- 大学院授業:プロシージャルアニメーション特論の紹介(2019.03.08)
- ゲームの学会?!(2019.03.07)
- 香港理工大学デザイン学部の紹介(2019.03.04)
「在学生向け」カテゴリの記事
- チュラロンコン大学からのインターン学生との再会(2019.03.14)
- あにめたまご2019「文化庁若手アニメータ等人材育成事業」(2019.03.12)
- タイの提携校、キンモンクット大学トンブリに短期訪問しませんか?(2019.03.11)
- 学会紹介:ADADA Japan学術大会と情報処理学会EC2019(2019.03.09)
- 大学院授業:プロシージャルアニメーション特論の紹介(2019.03.08)
「高校生向け」カテゴリの記事
- チュラロンコン大学からのインターン学生との再会(2019.03.14)
- 大学院授業:プロシージャルアニメーション特論の紹介(2019.03.08)
- ゲームの学会?!(2019.03.07)
- 香港理工大学デザイン学部の紹介(2019.03.04)
- 香港理工大学デザイン学部を訪問し、学部長Lee先生にお会いしました!(2019.03.03)