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大学生になったら本を読もう

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今日はGWも開けたところで新入生にむけたメッセージです。
新入生の皆さんも大学に入学して一月ほど経ち、学生生活を楽しんでいるころだとおもいます。
先日、信州大学の学長が、入学式で「スマホやめますか、大学生やめますか」と話をしたと話題になりました。
スマートフォンが日常生活に欠かせない道具であることは事実ですし、そこからさまざまな情報を入手することも、多くの人と議論することも可能なのも事実です。
ネットでも、「スマホを使って世界中の論文を読み、世界中の人と意見を交わすことが出来るのに、本を読んだりするのは時代遅れ」といった言説が沢山見られました。
それでもやはり大学生になった皆さんには読書の習慣をつけて欲しいと思います。それはスマホを含むネットでの情報収集をさらに上手くいかせるために必要だからです。
ネットに載せられた情報には本物の専門家が作成したような素晴らしいコンテンツから、悪意をもったねつ造記事までさまざまな情報が広がっています。一般的にネット上の情報が正しいかどうかについては個々人の判断に委ねられますので、「騙されるのが悪い」ということになるのかもしれません。
その正しさの判断を行えるようになるためにはまずは、正しい情報を沢山知っておく必要があるのです。その上で、ネットのような無限の情報を手にすることが出来れば、それらはとっても役に立つものとなるでしょう。
書籍は基本的に著者のほかに編集者、出版社といった他人が関与して出来上がります。そのため個人の間違った考えなどが載っている確率は大幅に減らせます。もちろん、書籍になっているからといって全てが正しいわけではないですが、大手の出版社、特に学術系出版社と呼ばれるような専門書を多く出版している会社が出している書籍は書く人も読む人もその分野のプロが多いので、現時点での信頼性が高いと判断できます。
すなわち「世界でそれを研究している人たち」の「一般常識」が記されているわけです。
それに対してネット上の情報は誰がどのような意図で書いたかはわかりません。たまたま間違った知識を披露している場合はもちろん、意図的に一般的ではない自分の意見をひろく浸透しているような意見として見えるように載せている場合もみうけられます。
評価の高い書籍を中心に読書をすることで社会で一般的だと言われていることを知り、その先に自分の価値基準の「ものさし」を作っていくことが、ネット上での情報をより有効に活用するために必要なことになるでしょう。ネットやスマホをより効率的に、より便利に活用するためにも、毎日少しづつでも書籍を読むと良いでしょう。
(メディア学部・羽田久一)

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