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情報処理学会全国大会学生奨励賞受賞研究の紹介(3): 女子学生の活躍

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 この春の情報処理学会全国大会でのメディア学部・メディアサイエンス専攻の学生の活躍は以前にもお知らせしましたが、ここでは受賞した研究発表内容など順次紹介したいと思います。


今回は、第3弾として、女子学生の活躍です。活躍の主役は中川原真由子さんです。彼女は以前のブログでも紹介しましたが、既に学会の奨励賞受賞の前に、全国的なアプリコンテストであるMashUpAwardsでもGeekGirls賞を獲得していますので、コンテスト、学会,両方でのダブル受賞ですね、素晴らしい活躍です。

 以下、発表セクションや発表タイトルです。

・発表セクション名:学生セッション インターフェースー情報共有支援 3Z-03

・発表タイトル:

Memorage: セルフィ(自分撮り写真)をその場で集約して記念写真をコラージュするサービス

○中川原真由子,水野汰一(東京工科大),岡崎博樹(手仕事工房),上林憲行(東京工科大)


発表の公式感想:

 『今回の学生奨励賞受賞の決めてとなったのは、サービスの新規性と新しい体験価値を提案したことです。同じセッションで発表された方々は企業と協力開発するなど、クオリティが高かったのに対し、その中で、人に新しい楽しさを提案するという視点で審査員の方に高く評価を得られたことは、本当に嬉しく感じます。今後は、社会人として、「人に楽しさを届ける体験価値」を心の柱とし、常にお客様にその体験価値を提供をし続けて行きたいと考えております。』


 以下は、受賞直後の興奮覚めやらない時のメッセージ:

 『私が参加したのは、インターフェースの情報共有支援でした。6人発表者がいましたが、提案&企画のみは2人ほどで、残りは全員が開発をしているというレベルが高いセッションに感じました。

 昨年参加したブースとは異なり、多くのかたが動画を利用しており、実験考察まで行っている者はほとんどいませんでした。

 開発は、会社とタッグを組んで行っている者や、タブレット(PCくらいのサイズの)端末アプリケーションとスマートフォン端末用アプリケーションで別々の言語を使い開発し、2つの媒体で双方向にリアルタイムに情報を反映できるサービスを作っている人もいて、技術面で勝てると思った人は一人もいませんでした。ですが、周りのサービスは、競合他社との比較がなく、そこに注力している姿が見えず、指摘されていました。実際に、誰がターゲットなのかという質疑にもきちんと答えられていませんでした。

 私も、質問では未完成の写真共有部分について掘り下げられ、ひやひやしましたが、座長さんがサービスの新規性と新しい体験価値に焦点を持ってくれたことが、今回の結果に繋がったのだと思います。

 最後に、私の個人的主観になりますが、私は発表が生き生きしている人の話は自然と聞きたくなり、応援したくなるものだなと今回の学会を通して感じました。

 サービスに自信を持ち、多くの人にこのサービスを伝えたい!っていう思いが学会では希薄に感じました。サービスを伝えたい人は、その思いが発表を生き生きさせており、伝えることへの惜しみ無い努力が感じられました。楽しませる、飽きさせない工夫が見られました。質疑や意見が来たら喜んで回答してました。でもそれが、大半の人には見られなかったんです。そうしたプレゼンは大変魅力的に感じました。そう感じさせてくれたのが学会での川島先輩と宇賀くんの発表でした。

 改めて、研究室ででエンターテイナーとして、全力尽くせてすごく楽しかったです。1年半本当にお世話になりました!この研究室に出会えて、すごく幸せでした。

 関わっていただいたすべての皆さん、本当に本当にありがとうございました!

 後日談追記: 選出理由は、UXでした周りの発表で大半を占めていた既存サービスを前提にしたようなサービスでなく、新しい体験価値を提案していたのが私だけだったみたいです。恐るべき体験価値。ちなみに、座長さんは写真がとるのが好きじゃなかったみたいです。(講演後座談により判明) いえい!』


 実は、学会発表は、2回目、3年生の春にプロジェクト演習の成果を発表して悔しい思いをしたとのことです。それをバネに、一年後に、正々堂々とリベンジ達成、恐るべし。

(MS 上林憲行)

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