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ジェンダーと広告(ジェンダーとは何か)

2015年6月14日 (日) 投稿者: メディア社会コース

ジェンダーと広告というタイトルでここまでブログを書かせていただいてきました。

 しかし、ジェンダーとは何?と考える方もいらっしゃると思います。現在、ジェンダーは様々な社会的議論の対象となっています。

 生まれた時の性別、性の指向(女性を性的対象とする、男性を性的対象とする)ということとともに、社会的性別があると考えられています。この社会的性別のことを、ジェンダーと言います。

 社会的性別とは、こちらも現在さまざまな議論があります。たとえば、女性の昇進がなぜかなされないことや、女性を採用することはあまり好まれないのかなどという社会の中で、「性別」を「根拠」とするさまざまな行為、あるいは主婦などの仕事、あるいは小首をかしげるなどの仕草も、ジェンダーという概念の中に含まれていると考えることが出来ます(ただし、この考え方に関して様々な議論があります)。

 広告では、「本物よりも本物らしく」ジェンダーを表現しています。この長く書いて来たブログは、この考え方に基づいているのです。

 次回からは、また、ジェンダー広告について考えてみます。

 

     山崎 晶子20133

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