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情報処理学会全国大会学生奨励賞受賞研究の紹介(5): 新しい体験価値を提供するコミュニティサービス

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この春の情報処理学会全国大会でのメディア学部・メディアサイエンス専攻の学生の活躍は以前にもお知らせしましたが、ここでは受賞した研究発表内容を順次紹介したいと思います。今回は、第5弾として、肉声の音声情報を共有して新しい体験価値を提供するコミュニティサービスの研究紹介です。研究の担い手は宇賀 景哉君(当時学部4年生)です。

学生セッション :「コミュニケーション支援 」2Z-04z

・発表題目:『コエニティ:位置情報と連動した音声情報で場所への印象に付加価値をつけるコミュニティサービス』

・発表者: ○宇賀景哉(東京工科大)岡崎博樹(手仕事工房)上林憲行(東京工科大)

にて発表し学生奨励賞を受賞しました。




  受賞本人の発表直後の感想は次の通りです。

『受賞の決め手は、ユニークさと発展性でした。私の研究では、音声共有サービスを開発を行いました。音声に位置情報と時間を関 連付け、投稿者が見ていたものと同じものを、画像や動画などの記憶メディアではなく、直接肉眼で共有して見ることができるという新規性を持ったものです。このサービスは「コエニティ」というニックネームで、位置情報と連動した音声情報を用いて場所への印象に付加価値をつけるサービスです。今回も発表に先立ち京都の観光地を実際に訪れ、その場所で声を録音して投稿し、京都の街でコエニティを使った時に聴ける声を実演して発表のデモに使いました。プラットフォームとして活用することで今後様々な発展性を持っています。

 全ての発表が終わり、学生奨励賞受賞者発表の段階で、座長の方が「発表者番号4番、」と仰った時の達成感は清々しいものがありました。いろい ろな方にテストユーザーとなっていただき、数多くいただいたフィードバックを着実に反映してきた結果だと思いました。この先も、本研究で開発 したコエニティを少しずつ発展させていこうと考えています。新しいサービスや、アプリを開発するときも、これまでの楽しさ、経験を忘れずに次 へつなげていきたいです。』


 元々、プログラミングやウェブの知識や実装力に長けていた宇賀君ですが、最初に提案してきたアイディアに固執せず、もっとユニークでワクワクするサービスを合言葉に議論を重ね創り上げました。実装力も卓越しているので、発表会場の京都や京都大学を舞台にした提案するサービスの体験価値デモを行うなど研究アピールについても創意工夫に溢れていました。


 今まで、6回にわたり、本学メディア学部4年生及び大学院2年生あわせて6人のこの春の情報処理学会全国大会での学生奨励賞受賞という活躍や健闘をお伝えしました。

 いずれも、選考されたセッションの座長からは、受賞理由として、ユニークな研究であるという評価がなされています。ユニークという意味は、一意である、面白いなどの多義的な意味を持ちますが、人がやっていない独創的で面白い可能性を秘めているということで、学生当人にとっても励みになる最高の褒め言葉だと思います。

 また、学会などの学術的で専門的なコミュニティで自分が取り組んだ研究成果が評価されたことは社会に巣立つ卒業生にとって大きな自信と可能性を得たと思います。

(MS 上林憲行)

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