「福島GameJam2015」に東京工科大学サテライトとして参加!
2015年8月27日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部教員の岸本 好弘です。
8月22日(土)~23日(日)の2日間、NPO法人IGDA日本主催の「東北ITコンセプト 福島GameJam2015」が開催されました。福島県郡山市をメイン会場とし、国内12会場と海外6会場(台湾、スイス、アメリカ、チリ)を結んで、参加者総数557名の大規模なイベントとなりました。
本学キャンパスも「東京工科大学サテライト会場」として、42名の社会人・学生が参加し、プロアマ混合即席チームを組んで、30時間という制限時間内でのゲーム制作にチャレンジしました。
▲制作スタート掛け声!
本イベントは、被災地支援の一環として、若手人材の育成・雇用の創出を大きな目標として、5年間にわたり開催されています。今話題のVR(バーチャルリアリティ)コンテンツの制作に取り組む「福島Game Jam VR Challenge」も併設しました。
▲会場の様子
「東京工科大学サテライト会場」で制作された6つのゲームを紹介します。チーム1、チーム2が「福島Game Jam VR Challenge」チームです。
▼チーム1 小川流花火大会『花火メーカー』
自分の思い描く花火を作り、Oculus Rift(オキュラスリフト)を利用して、リアルな花火を見ることができる。
▼チーム2 Baloon7『Baloon宅急』 VRコンテンツ
Oculus Riftを利用して、風船を使って空を飛び、鳥や障害物を避けながら、荷物を運ぶ配達員の物語。
▼チーム3 パスターセブン『宇宙(そら)の果てまでフルスイング!』
福島の特産品を宇宙へ打ち上げて星座を作るゲーム。
▼チーム4 ジャックファミリー『JACK the TOWER』
迫りくるブロックを、ジャンプしたり左右移動でかわしたりしながら、塔をてっぺんまで登るゲーム。
▼チーム5 ボクらのSoaring『夜のSoaring』
「子ども達を舞い上げ、地球へ避難させろ!」 子ども達を捕まえようとする悪人「アクーニン」を避けながら、制限時間内に一定数の子どもを救出できれば成功です。
▼チーム6 飛びます飛びます『Jumping to Fukushima』
八王子から福島まで、実際の地図上をトランポリンのように飛び跳ね、舞い上がり、福島までたどり着きましょう!
30時間の制作を終えた後は、メイン会場と繋いでの発表会が行われ、各チームが力のこもった個性的な作品を発表しました。
▲終了後の記念撮影
【オーガナイザ 三上浩司准教授コメント】
東京工科大学は日本におけるゲームジャムの中心的存在として,国内外でも認知されるに至りました.福島ゲームジャムを立ち上げる際は,当時のIGDA日本代表の新清士氏とともに実現のために主にルール作りやインタネット放送チームの結成などで中心的な役割を担いました.東京工科大学は本家のGlobal Game Jamの創成の理念に沿って,常にオープンな参加ポリシーを貫いています.そのため,プロフェッショナルや他大学の学生まで様々なゲーム開発者が集い,技術交流や研鑽をする場になっています.
2012年からはより人材育成に力を入れるべく,被災地でのゲームワークショップの開催なども行ってきました.福島ゲームジャムを通じて若い世代のスキルの向上と経験の蓄積を実現するべく支援してきました.
福島ゲームジャムが5回を数える間に,ゲームの開発環境は大幅に進化しました.それにより短いゲームジャムの期間でもゲームとして完成度の高いものも生まれるようになってきました.今後は福島ゲームジャムの中で開発したゲームをもとに,東北ITコンセプトの基金の原資ができて,様々な支援ができるようになることを期待しています.
また,今回は福島ゲームジャムの枠組みの中でヴァーチャルリアリティコンテンツ制作のゲームジャム「VR Challenge」を試行しました.このように新しいテクノロジーの実験の場としてもゲームジャムは有益な場になると思います.
今回、本学からは2年生から4年生まで16名の学生たちが参加しました。過去に複数回のゲームジャムの経験を持ち、堂々とリーダーを務めるようなベテランから、ドキドキの初参加者まで。
とくに初参加者の後押しには力を入れました。他のメンバーとの協働により、「今の自分に出来ること、足りないこと」に気づける大きなチャンスだと思ったからです。案の定、楽しみながら多くのこと学んでくれたようなので良かったです。
■東北ITコンセプト 福島GameJam 2015
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教員紹介 岸本好弘
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