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10/1「アーケードゲーム『バラデューク』30周年イベント」 放送のお知らせ!

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 メディア学部教員の岸本 好弘です。

 皆さんは、「昔のビデオゲーム」がどうやって作られていたのかに興味をもったことはありませんか? 「昔の」というのは、今から30年ぐらい前、1980年代のことです。「コンピュータ」が一般社会にまだ普及する前に、コンピュータを使ったゲームは発展してきました。しかし、当時のゲーム開発は、最新技術同様の「機密事項」だったのです。どこのゲーム会社でも開発内容は「社外秘」。今では一般的な開発スタッフの名前が書かれているスタッフロールさえなかったのです。最近のゲームであれば、開発者本人がウェブや雑誌に登場し、開発秘話を語る文章や動画が公開されていたりします。しかし、初期のビデオゲーム開発の記録は、各社の倉庫の奥に眠っているか、ほとんど残っていないのです。

 この度、私の所属する日本デジタルゲーム学会で、後世の研究者のために、初期のビデオゲーム開発に携わった人たちのインタビュー記録を「証言」として保存・公開しようというプロジェクトを立ち上げました。第1弾として、私がプログラマーとして係わったアーケードゲーム『バラデューク』を取り上げ、当時のゲームプランナー、サウンドクリエイターの3人で公開収録を行いました。次のような話題を語り合っていますので、10月1日の放映をぜひご覧ください。


「30年前は、どうやってゲームを作っていたのか?」
「プログラミングはアセンブラ。アセンブラって何?」
「アーケードゲーム基板(PCB)の映像公開。ゲーム毎にハードから作り直していた」
「サウンドは自社開発の音源チップ。どんなことができて、どんなふうに音作りしていたか?」
「“不気味なゲーム”をどこから発想したのか?」
 

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        ▲30年前のゲーム基板を見せる私



 日本デジタルゲーム学会 研究委員会は、10月1日(木) 20時より「アーケードゲーム『バラデューク』30周年イベント」をYouTubeのDiGRA JAPANチャンネルにて放送いたします。

 本番組では、今年で30年を迎える「ブキミが気持ちいい!」がキャッチフレーズのアーケードゲーム『バラデューク』(ナムコ※1、1985)の企画・プログラマー・サウンド開発者に、当時の開発過程を証言してもらう内容となっています。

 本委員会では、「古いアーケードゲームのオーラル・ヒストリーの収集・公開」に関する取り組みを行っており、具体的には、当時の開発者・関係者の活動や開発過程を証言と共に収集・記録・公開することで、後世のゲーム研究・開発に資することを目的としています。その最初の試みとなるのが、アーケードゲーム『バラデューク』(ナムコ、1985)のオーラル・ヒストリーの収集・公開です。講演内容および開発者・関係者が非公開のSNS上で行った証言は、後日論文形式に纏めて、学会より公開する刊行予定の学会誌にて公開します。

※1 ナムコは、現在のバンダイナムコエンターテインメント
 

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        ▲イベントの様子             

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        ▲ゲーム画面 ©BNGI


■開催日時
10月1日(木) 20時~21時半頃
YouTube DiGRA JAPANチャンネル
(動画ページのURLは変更になる場合がありますので、下記にて確認ください)
※動画ページは開催時刻になりましたら公開になります。
なお、放送中はTwitter上にて、みなさまからの質問を随時お受けいたします。
ご発言の際は、ハッシュタグ #digraj を添えてツイートしてください。
(※内容や時間の都合などにより、すべてのご質問にお答えできない場合があります。あらかじめご遼承下さい。)

■主催者:
日本デジタルゲーム学会 研究委員会 http://digrajapan.org/

■協力:
東京工科大学メディア学部 http://www.teu.ac.jp/gakubu/media/
NPO法人国際ゲーム開発者協会日本 http://www.igda.jp/
ナツゲーミュージアム http://www.t-tax.net/natuge/

■出演
高橋 由紀夫(『バラデューク』企画)、岸本 好弘(『バラデューク』プログラマー)、慶野 由利子(『バラデューク』サウンド)、鴫原 盛之(司会:フリーライター、日本デジタルゲーム学会 ゲームメディアSIG代表)、イベントに参加された皆さん


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教員紹介 岸本好弘

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