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「第2回 ADADA Japan」にて4年生が研究発表を行いました

2015年9月10日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部准教授 菊池 です.

本日のブログでは,2015年8月25日(火)に武蔵野美術大学(鷹の台キャンパス)にて開催された「第2回 ADADA(Asia Digital Art and Design Association) Japan」において,菊池研から研究発表を行った 8 名の 4 年生の研究を間単にご紹介したいと思います.

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図.会場内の案内

菊池研からは,8 名の 4 年生が口頭発表 7 件,作品展示 1 件の発表を行いました.
それぞれの研究内容を簡単にご紹介します.

  • 宮脇巧真,菊池 司,”360度動画における印象に影響を及ぼす要素の研究”:本研究では,360度動画を使用した映像表現を行った際に視聴者の印象がどのように変化するのかについて研究を行っています.
  • 古屋 匠,菊池 司,”Controllable Bubbles -水中の気泡を制御可能とするビジュアルシミュレーション”:本研究では,物体が水中に落下した際に発生する気泡現象のビジュアルシミュレーション手法を開発しています.
  • 森 崇圭,菊池 司,”ラフ集合によるロゴタイプ・マーク構成要素の分類に基づいたモーショングラフィックスの生成”:本研究では,ロゴタイプ・マークから受ける印象に基づき,そのモーショングラフィックスを自動で生成する技術を開発しています.
  • 長谷川鈴夏,菊池 司,”キーフレーム検出とセマンティックスコア法を用いた映像要約法に関する研究”:本研究では,効率よく映画予告編を編集する技術に関して開発しています.
  • 藤代夏未,菊池 司,”画像から絵描き歌を自動生成するシステムの開発”:本研究では,顔写真から似顔絵と絵描き歌を自動生成する技術を開発しています.
  • 内山しずか,菊池 司,”主要 5 因子性格をもとにした 2 次元アニメーションの笑顔のシミュレーション”:本研究では,「笑顔」に焦点を当て,2 次元アニメーションのキャラクタのための表情筋を開発しています.
  • 内田 裕,菊池 司,”流体シミュレーションを応用したモーションブラーの生成”:本研究では,流体シミュレーションを応用したモーションブラーの研究を行っています.
  • 城戸雄大,菊池 司,”VISUALIZE STARLIGHT”:本研究は作品展示として,現在開発中の「環境音を映像に変換する」インスタレーションを展示しました.

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図.研究発表の様子(その1)

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図.研究発表の様子(その2)


発表後の質疑応答では,この学術会議に出席されている様々な大学の先生方や,同年代の方々からご質問やアドバイスをいただき,とても活発な議論が行われました.
これは,今後研究を進めていく上でとても有益なものとなることでしょう.

今回研究発表を行った 8 名の 4 年生にとっては,とても貴重な経験になったことと思います.

まず,様々な方々から研究に関する質問やアドバイスをいただけたこと.これは今後の研究に非常に有益なものになったはずです.

そして「自分に自信が持てるようになったこと」.

私は,これが非常に重要だと思います.

はじめてお会いする方々に,しかもいろいろな大学から来ている大勢の先生方や企業の研究者の方々の前で,自分の研究についてプレゼンテーションを行ったこと.
その方々からの質問に,ときどき言葉に詰まることはあったとしても,堂々と受け答えをしたこと.
「どうしたら,自分の研究を持ち時間内でうまく伝えることができるだろうか...?」っと悪戦苦闘しながら準備を行ってきたこと.

これらすべてが貴重な体験であり,それを通じて必ずひと周りもふた周りも成長していることと思います.
自分に自信を持てるようになっているはずです.

この経験を生かして,今後の研究活動に臨んでほしいと思います.

なお,「第2回 ADADA Japan」において発表された全研究の概要は,こちらからご覧いただけます.

(文責:菊池 司)

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