「CEDEC 2015」の展示およびPERACONに、学生たちが参加!
2015年9月12日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部教員の岸本 好弘です。
2015年8月26日(水)~28日(金)パシフィコ横浜にて「CEDEC 2015(コンピューター・エンターテイメント・デベロッパーズ・カンファレンス)」が開催されました。CEDECは日本最大のゲーム開発者向けカンファレンスで、プロのゲームクリエイターやゲーム業界関係者は勿論、多くの研究者も参加する毎夏恒例の催しです。
今回も20名を超える本学の学生たちが「インタラクティブセッション」での研究展示や、プロも参加するゲーム企画コンテスト「PERACON2015(ペラコン)」への応募という形で参加しました。
▲会場の入口。プロのゲームクリエイターの集まるカンファレンス
■CEDEC 2015(コンピューター・エンターテイメント・デベロッパーズ・カンファレンス)
会期:2015年8月26日(水)~8月28日(金)
会場:パシフィコ横浜
「CEDEC」のようなゲーム業界を挙げての催しは、将来ゲームクリエイターを目指す学生らにとって、プロのクリエイターに直に会えたり、最新の高いレベルの技術研究内容に触れられる貴重な機会なので、積極的に参加させるようにしています。
研究展示を行った「インタラクティブセッション」や「PERACON」への応募を通して、学生たちがどんなことを学んだのかを、それぞれのリーダーの感想から紹介したいと思います。
▲学習ゲームの展示の様子
3日間を通しての「インタラクティブセッション」では、『教育での利用を目的とするゲーム制作の試み~数学ゲーム、インターネット安全学習ゲームなど』というテーマで、研究室で制作した学習ゲームの展示を行い、4年生を中心に7名が説明員として活躍しました。
▲来場者120名突破で、リーダーがガッツポーズ!
●インタラクティブセッションのリーダー 河中直希さん(4年)の感想:
3日間を通して展示説明を行うと共に、リーダーとして6名のメンバーに指示をしました。最終的に125名もの方々に私たちの研究を知っていただくと同時に、様々なアドバイスをいただきました。展示したゲームに対して、自分たちが気づきもしなかったことを思いついて教えてくれた点がとてもすごいなと思いました。
たとえば、コンピューターウイルスなどの敵キャラは、アイコンだけでなくマウスオーバーで名前や特徴が分かるようにするとか、難易度設定に関するアドバイスなど、まさに「売り物のゲーム」を作っているプロのアドバイスでした。やはりこういった展示の場で人と話すと、多くの意見をもらえるので、出展することによって自分も少し成長できたと思います。私も将来、今回アドバイスを頂いた人たちみたいな人間になりたいと思いますので、これからの学校生活、また社会人になってからも日々精進していきたいと思っております。
■教育での利用を目的とするゲーム制作の試み~数学ゲーム、インターネット安全学習ゲームなど
▲応募244作品中、本学で最上位(34位)となった千葉瑞希さん(3年・右端)
▲展示見学中、パックマンの生みの親・岩谷さんと記念撮影
最終日に行われた「PERACON結果発表会」には、PERACONに応募した3年生から1年生までの16名が参加しました。残念ながら成績はイマイチ芳しくありません(笑)でしたが、参加人数の多さと、今回の催しを楽しんだことでは「一番」だったと思います。
▲PERACON結果発表会後の記念撮影
●PERACON参加リーダー 脇坂明日香さん(2年)の感想:
リーダーの仕事としては、主に初参加者への応募方法の説明や「PERACON対策講座」、CEDEC当日の参加者の引率等を行いました。参加者が16人と少々大人数であることもあって、どうしたら全員に情報が共有できるのか、先頭に立って自分が参加者にできることは何かと考える良い勉強になりましたし、全体を見る力も養うことができて良かったです。
「PERACON対策講座」で、日取りの調整や講座の内容を決める際に、どうすれば多くの人が参加できるか、どのような内容が効果的かと悩んだりしました。また、参加者への連絡にFacebookを利用していましたが、普段使うことがあまりなかったので「いいね!ボタン」の大切さやお知らせする記事の書き方に困ることもあったりしたので、今回を機にFacebookを活用できるようになるよう普段から使用することを習慣づけていきたいと思いました。
リーダーとして至らない点が多々あって反省する場面も沢山ありましたが、経験によって学べた事も多くあるので、今回リーダーを担当させていただいて良かったと実感しています。
■PERACON2015 ~さぁ来い、応募オープン化!
両リーダーとも今回の「CEDEC」への参加を通して新しい経験を積めたようです。
授業のない夏休みは「学外活動」のチャンス。大学を代表して学外の人や組織と接する経験は「自立した社会人となるためのスキル」に繋がります。これからも出来るだけ多くの学外活動の機会を学生たちに提供し、成長に繋げて行きたいと考えています。
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教員紹介 岸本好弘
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