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アルフォンゾ先生と私

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アルフォンゾ先生は、インドネシアのバンドン工科大学で美術やデザインを教えています。JICAの招きでこのたび来日されました。日本の大学の教育現場を見学ということで、メディア学部の近藤先生の案内で、私の研究室にも来てくださいました。私も美術デザイン担当なので、いろいろ楽しくお話させていただきました。
 
特に盛り上がったのが、いまどきの学生の作品についての話です。デジタルツールの発達のおかげで、学生が「楽なやりかた」をするようになってしまったのではないか。ちょっと困った事だですね。と、そういう話です。オリンピックの騒動じゃないけれども、なにかをそのままコピーしたり、既存のテンプレートを使って簡単に済まそうとしたり。
 
どんなツールを使っても、学生が作品に真剣に取り組むならそれでいいんです。しかしツールによって仕事が簡単になると、人間というものは「怠け者」になりますね。デジタルペイントは、もともとは「絵の具」の代用品としてはじまったのです。さんざん「絵の具」と格闘した人がこれを使うぶんにはいいのです。しかし、デザインを勉強中の学生がいきなりこれを使い始めると、どこか真剣味に欠けた作品づくりになってしまう。
 
「これ、まずいですねー」
「ほんと、まずいですー」
 
こんな会話を、インドネシアの先生とするとは思いませんでした。
 
東京工科大学・メディア学部では、デジタルツールの使い方も勉強しますが、実物に取り組む作品の演習もたくさんあるのです。例えば、プロダクトデザインでのモデル制作の演習もありますし、ゲームの制作演習では、はじめは実物をつかったゲームのアイデア作りをやったりしているのです。

映像制作の演習でも「手描き」のスケッチやストーリーボードを大切にしています。デジタルもホンモノの体験も。両方をやることが、いま大事な時代なのではないかと思います。
 
 
 
 
 
 

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