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おもしろメディア学 第100話 面白い(&不可解な)ユーザーインターフェース

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ユーザーインターフェースという言葉をご存知でしょうか?インターフェースとは「異なるものの間」とか「繋ぐ部分」という意味ですが、「ユーザーインターフェース」となると、装置を使うための装置や操作方法やそれらがどのように設計されているかということを意味する言葉になります。コンピューターのマウスやキーボードや画面の操作性やデザイン、車のハンドル、アクセル、ブレーキなどが具体的な例です。ここでは普段の生活で見つけた面白いユーザーインターフェースや、困ったユーザーインターフェースについて紹介しましょう。

下の2つの画像は何だか分かるでしょうか?これはトイレの水を流すレバー代わりのボタンです。トイレの水を流すには「大小」の文字とレバーが使われているものが多いですが、これらのものは文字による説明がなくても、そのボタンのある場所によってそれが何のためのボタンで、どちらを押せば何が起こるのかが明白です。どちらも外国のホテルで見かけたものですが、直感的で分かりやすいですし、なかなかおしゃれなデザインと思いませんか?

Toilet_1_2

Toilet_2_2

次は、使うときに良く間違ってしまうものの例を挙げましょう(といっても私だけかもしれませんが)。下の画像はエレベーターの扉の開閉のボタンです。良く見るものだと思いますが、扉が閉まりかけたときに後から人が乗ろうとして駆け込んできたとしたら、どちらのボタンを押しますか?私はあわてるととっさに右のボタンを押してしまいます。

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どうしてもこのボタンの記号が、この下の図にあるようなドアの開閉の様子を表わしているものに見えてしまうからです。実際は、このボタンの三角はドアの扉を模したものではなく、ドアがうごく方向を矢印の頭だけを使って表現しているのですが、記号としての意味よりも図としてのイメージのほうを直感的につかみやすいため、間違ってしまうのだと思います。いずれにせよ、これはあまりうまいデザインと言えないなあと感じます。

Door_opne_close

次は、教室の明かりのスイッチパネルです。いま4つあるボタンのうち、2つは明かりが点灯していて、2つは消えている状態です。全部点灯させようと思ったときに、みなさんは赤が点灯しているものと緑が点灯しているどちらのボタンを押すでしょうか?

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こうしたボタンは、赤が点灯しているときに押すと緑に代わり、緑のときに押すと赤に変更するということは予想できるでしょう。私は赤のライトが現在明かりが消えている状態を示していると考えて、明かりを点灯させるためには赤のボタンを押してしまいます。が、それは実は間違いで、赤を押すと明かりが消える(赤の状態になる)ということを意味しているようでした(と思ったけど、どっちだったっけ?)。さらに、私は赤が明かりが消えていて、緑が点灯している状態を表わしていると考えていましたが、ひょっとしてこれを作った人は逆に考えていたかもしれないという可能性もあります。どちらの理解の仕方もそれなりの理はありそうだと思いますが、どちらにも考えられるものをユーザーインターフェースに用いると大変使い難いものになります。また、教室の明かりのスイッチであれば間違えても大したことにはなりませんが、もっと重大なものの操作であったら大変なことになりかねません。装置類ではきちんと機能が働くことが一番重要と捉えられがちですが、使い勝手が分かりやすくなるようにユーザーインターフェースをデザインすることは、間違いを無くすだけでなく使う人のストレスを軽減するためにも非常に重要な要素なのです。

最後にもう一つ。これはヨーロッパで見たエレベーターの操作パネルです。0が二つあったりマイナスの数字があったりで日本とはだいぶ違いますね。それぞれ、どこに着くと思いますか?

(メディア学部  太田高志)

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