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ゲームやCGに関する研究成果の学会発表

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メディア学部の渡辺です。こんにちは。

去る 11/6, 7 の両日に、私が指導している学生が学会で発表を行ってきました。今回はこれらの紹介をしたいと思います。

まず院生から。現在修士2年の茨田将史君は、「漫画本整理のための背表紙認識の研究」というタイトルで情報処理学会「グラフィクスとCAD研究会」研究発表会という場で発表を行いました。

この研究は、本棚に並んでいる漫画コミックスの背表紙画像と、新たに追加となるコミックスの背表紙画像を比較し、本棚中のどのタイトルと同じものかを検出するという研究です。普通の書籍であれば、背表紙に印字されているタイトル文字はとても明瞭であり、どんなタイトルなのかはすぐにわかるのですが、漫画の場合はタイトルロゴは独特なものが多く、文字認識がまともに機能しないんですね。将来的には本棚の自動整理ロボットに役立てられればと考えています。

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次に、やはり修士2年の菅原俊生君が、「サッカーゲームにおける大局的戦術指示による即応機械学習の実現」というタイトルで、NICOGRAPH2015 という学会で発表を行いました。この研究は、サッカーゲームでの味方AIが、プレイヤーの意図に近い行動を行うように学習をしていくという研究です。サッカーゲームは11人いる味方のうち1名しか同時には操作できないため、味方AIがプレイヤーの意図をできる限り忠実に反映してほしいという発想に基づいた研究です。普段からゲームをしていないとなかなか出てこない発想ですね。

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同じくNICOGRAPHで、学部4年の長野孝徳君が「走光性を持つ飛翔生物のビジュアルシミュレーション」というタイトルでポスター発表を行いました。「走光性」というのは、生物が夜間に光っている物体に近づこうとしたり離れたりしようとする性質のことです。このメカニズムはまだ様々な仮説が提唱されている状況で完全に解明されてはいないそうなのですが、現在の主流の学説に基づいて動きを CG で表現する研究です。

さらに、同じくNICOGRAPHで学部4年の佐野文哉君が「ユーザーに合わせた形状を選択可能なゲーミングコントローラーの提案」というタイトルで展示発表を行っています。ボタンやレバーの位置を調整できるコントローラーをレゴブロック等を用いて作成し、それによりプレイヤーが好みに応じた調整を行うことができるコントローラーの提案です。

今回の「グラフィックスとCAD研究会」は神戸大学、「NICOGRAPH」は大阪大学で開催されており、学会発表はある意味国内旅行のようなものになります。遠方で開催される学会で、様々な大学の先生や学生の前で発表し議論を行うというのは、とても貴重な体験となります。是非、学生でいるうちに一度は体験してもらいたいと考えます。

(メディア学部 渡辺大地)

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