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サイバーワールズ参加報告! その4

2015年11月13日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

CYBERWORLDS (サイバーワールズ)2015 参加報告も今回が最終回です。今回は、私たちのチームとともに「ベスト・ペーパー賞」を受賞した、ジェフリーさんの作品について、ご紹介いたします。ご本人に、ご承諾をいただきまして、作品の写真などもご覧にいれます。とても刺激的で斬新な作品ばかりで感心しきりです。

 
 
まず、この花畑なのですが、これはひとつひとつが独立したセンサー・ユニットになっています。花鉢に植えられた花は、実は「日本の折り紙」で作られているのです。このインスタレーションは、近くを通る人の動きを感知し、それをスィッチとして動きはじめるのです。そして一旦動き出すと、となり同士のユニットが、その動きを感知して動くので、「花の動き」がどんどん広がっていくのです。面白いですね。いつか、日本でのインスタレーションが出来ないでしょうか。
 
 
こんな風に、茎の部分も伸びたり縮んだり。
 
 
このインスタレーションも、大変シンプルではありますが、面白いのです。黄色いゲートを誰かがくぐると、ゲートに取り付けられたカウンターの数字が変わります。ただそれだけのことなのですが、このインスタレーションを公園などに設置すると...
 
 
みんなが、これを「くぐり」たくなってしまい、たちまち行列ができてしまうのだそうです。行列は、大きな円になることもあれば、ぐるぐる回る小さな円になることもあるそうです。インスタレーションと、それを楽しむ人の行動心理学的な面白さがありますね。
 
 
 
レーザー光線を使ったインスタレーションや、
 
 
オーストラリアの大自然を背景にした、ダイナミックなインスタレーションなど、彼の作品には、そのエネルギーに圧倒されるばかりです。そして彼の作品や研究で一貫しているテーマとは「作品と観客との関係性」なのです。実験的な作品を作ることによって、それを見たり体験したりする人々の行動がどのように変わるのか、人間がどのような心理的な影響を受けるのか、それを考えるところが彼の作品制作と研究の特徴かと思います。
 
 
エネルギッシュで、独創的なジェフリーさんと出会えただけでも、サイバーワールド2015に参加した価値があったかと思えるほど、私たちは彼の活動に感心いたしました。今後、メディア学部での研究を通じて、彼の活動との交流も続けていけたらいいなと考えております。ぜひ、以下のサイトもご覧ください。
 
 
 
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4回にわたってご紹介しました、サイバーワールド参加報告はこれでおしまいです!
最後まで、読んでいただいたみなさま、有り難うございました。
 
 
この記事は、
メディア学部・コンテンツコース 佐々木和郎が担当いたしました。
 
 
 
 

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