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工科大生による小学生のための情報検索講座

2015年11月24日 (火) 投稿者: メディア技術コース

「地域の学びのバトンリレー〜21世紀型情報リテラシーの学習プログラム〜」と題して,メディア学部4年の荒武聡司君(上林憲行研究室)が由井第二小学校51組のクラスで情報検索について講義しました.この情報検索講座は,小学生が情報検索を通して「自ら学ぶ力」を身につけることを目的にしています.1回目の1023()は「食育」について,2回目の1030()は「ハロウィン」について,担任の先生と話し合いながら検索テーマを設定して実施しました.

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上の写真は,荒武君が講義する様子と,荒武君が作ったクイズ(食育やハロウィン)について生徒達が検索サイト『Yahoo!きっず』で調べている様子です.検索時間の5分以内にクイズを解こうと,みんな夢中になって検索して答えを調べていました.講座ではAND検索やOR検索,NOT検索について,荒武君が小学生に分かりやすい言葉と図を使いながら説明していたので,ほとんどの生徒達が理解できていました.

下記が,荒武君の感想です.



一番苦労した点は講座の肝である検索ワードを考えることです.講座の内容は小学生にとって身近である方が良いと思い,担任の先生との打ち合わせを通して考えました.1回目は小学生5年生が稲作をしたという話からお米をテーマに,2回目は講座の翌日が31日ということからハロウィンをテーマとしました.どんな問題なら興味を持ってくれるのか,どういった検索を経て答えにたどり着けるのかと考えることが多く大変でした.しかしその分問題に取り組む子供たちの姿を見て,達成感を得られたことを覚えています.
 インターネットを利用して欲しい知識を簡単に得られる今,情報をどうやって活かすか考えることが求められています.今回の講座では問題を解くことで,知らな
 かったことを検索する楽しみを伝えたいと思いました.子供たちの情報活用のキッカケに少しでもなってくれれば幸いです. 


 

 荒武君の感想からも分かるように,今回の講座に向けた準備から実施に至る過程を通して,とても頼もしくなったと感じました.

 今回の講座を受けた生徒達の中から,10年後に自分が大学で学んだことを小学生に教えるような大学生が出てくるかもしれません.そのような「学びのバトンリレー」が繋がることを大学の一教員として期待しています.

 

 

文責:寺岡

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