« 日本人と日系人の物語 | トップページ | 全教員に調査! メディア学部で身につく能力って何? »

大学院メディアサイエンス専攻進学のススメ

2015年12月24日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

本ブログをご覧の皆さん,こんにちは.

メディア学部准教授 菊池 です.

今日のブログでは,「大学院メディアサイエンス専攻」の紹介をしてみたいと思います.

大学院メディアサイエンス専攻では,最新のメディア基礎技術や映像・ゲームのようなコンテンツのデザイン手法に関して学びます.
未来の時代を切り開くメディア・コンテンツを作り出す能力を育成し,新しいメディアによって社会システムに大きな変革をもたらす可能性を持ち,明るい未来社会をデザインするビジョナリーの輩出を目指しています.

っと言われても,あまりピンとは来ませんよね?(笑)
それもそのはず.
これをいま読んでいる方の中で,実際に大学院に進学し修了した人以外は大学院には行ったことがないのですから,イメージすることが難しいのは当然です.

では,具体的に大学院とはどのようなことをするのか?

大学院生の主な「使命」は,研究活動です.
学部 4 年次に卒業研究で取り組んだ研究テーマを,大学院に進学してさらに深く研究していく学生も多くいる一方,大学院に進学後に新しい研究テーマに 2 年間をかけてじっくり取り組む学生もいます.
学部生の頃の「卒業研究」とは違い,2年間をかけてじっくり取り組めますので,充実した研究生活を送り,研究成果は積極的に外部発表を行います.

授業ももちろんあります.
メディアサイエンス専攻では,来年度から「クオーター制」が導入される予定です.
様々なテーマで構成される多彩な授業科目の中から,修了要件を満たしつつ,自分の興味のある授業を履修することができます.
学部生のときとは違い,履修者が少ない分,授業時間内でも教員との距離が近いため,ディスカッションの盛んな授業が展開されます.
それは,知的好奇心を満足させるはずです.

また,自分の空いている時間を利用して,TA(ティーチング・アシスタント)として学部の授業のサポートアルバイトを行うことができます.
経験してみるとわかると思いますが,「誰かに何かを教える」という行為はとても自分自身を成長させるために役立ちます.
教えるために,まずは自分が勉強する.
そして,どのように教えたら理解してもらえるかを考える.
そのために,また自分自身が勉強する.
というサイクルを通して,自分自身が確実に成長します.
そしてこれは,自分の研究活動にも必ずいい影響を及ぼします.
そして,TA はちゃんと大学からアルバイト代がもらえます.
大学の外で研究活動や自分の将来には一切関係のないようなアルバイトをするくらいなら,TA をやったほうがよほど有益です.

これらが,大学院生の主な「使命」です.
自分自身の「知的好奇心」を満足させ,「知的興奮」を味わうための使命であり,大学院生に与えられた自由な権利です.

さて,「文部科学省学校基本調査平成27年度版(速報)」によると,理工学系の大学院進学率は国立大学で 50% ~ 90%,私立大学では 20% ~ 70% となっているようです.
このように,もはや理工学系では大学院進学は「当たり前」となっていますが,私立大学はやはり学費が高いため,進学を躊躇する学生も少なくありません.

東京工科大学では,充実した奨学金制度を設けています.
また,「早期卒業制度(現実的な飛び級)」も始まりました.
奨学金に関しては,下記のページをご覧ください.
http://www.teu.ac.jp/grad/4670/index.html

また,「現実的な飛び級」に関しては,下記のブログ記事に詳細が書いてありますのでそちらをご覧ください.
http://blog.media.teu.ac.jp/2015/11/post-10fa.html

「2年間は時間の無駄」「就職に不利になる」ということを言う学生が,たまにいます.
ハッキリ言いましょう.
それは間違いです

クオーター制を利用した短期留学も可能ですし,大学院修了生のほうが希望職種につける可能性も高く(スキルが高く,専門的知識も豊富なので当然ですね),生涯賃金も大学院を修了した人のほうが高いのは様々なところでデータが公開されています.

要するに,「自分次第」で可能性を無限大に広げることができるのが,「メディアサイエンス専攻」への進学だと思います.

長文になってしまいましたが,大学院メディアサイエンス専攻の全体的な紹介は下記のページにありますので,是非一度ご覧ください.
●大学院メディアサイエンス専攻
http://www.teu.ac.jp/grad/ms/index.html
●大学院メディアサイエンス専攻 研究室一覧
http://www.teu.ac.jp/grad/lab/ms/top.html

また,メディア学部ではつい先日,「メディアサイエンス専攻 大学院説明会・相談会」というものを開催しました.
●メディアサイエンス専攻 大学院説明会・相談会
http://blog.media.teu.ac.jp/2015/12/post-1709.html

来年度以降も開催いたしますので,開催時期などは下記よりお問い合わせください.
●お問い合わせ先
https://www.teu.ac.jp/siryou/grad_contact/index.html


文責:菊池 司

在学生向け」カテゴリの記事

広報」カテゴリの記事

高校生向け」カテゴリの記事

« 日本人と日系人の物語 | トップページ | 全教員に調査! メディア学部で身につく能力って何? »