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日本人と日系人の物語

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 来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、2016年2月27日には世織書房から『日本人と日系人の物語』という本を、山崎敬一・やまだようこ・池田佳子・小林亜子各先生とともに編纂して出版します。
 日系アメリカ人の歴史は、よくテレビなどでも放送されるのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。しかし、第二次世界大戦の時の、アメリカ合衆国での日系人の収容は、プランテーションの労働者として明治政府とハワイ王国の間で取り交わされた官約移民もいた日系人が人口の多くを占めるハワイと、セロリ農家や漁師として働いていた人口の比率の少ないアメリカ本土では処遇も異なりました。
 ハワイでは、指導的立場の方々が収容所に入れられましたが、本土は日本人の血が一滴でもあると全員が二つのスーツケースだけをもつことが許され、集合場所から最終的には収容所へと送られました。
 現在のハワイやアメリカでは想像もできない時代があったのです。

 また、和歌山や滋賀などから漁師や商人としてカナダのバンクーバーに移民した人々は、戦争時零下20度近くになったというアルバータなどに移動させられました。カナダ移民の方々の運命は、日系アメリカ人と比較することは出来ませんが、より過酷だったと言うことができるかと思います。
 この本は、これらの歴史的事項だけではなく、日系博物館などで、経験者や非経験者のガイドさんが日本人やアメリカ人、カナダ人にどのように経験を語り、歴史を語るのか、その物語の構造はどうなっているのかということを、会話分析とナラティブから解き明かします。
 次のブログでもこのお話しを続けたいと思います。
                                       山崎 晶子

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