卒業研究「ミュージック・アナリシス&クリエイション」プロジェクトの最終発表
2016年2月15日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
こんにちは。メディア学部の伊藤です。
メディア学部では2月2日(火)から8日(月)にかけて、4年生の卒業研究最終発表が行われました。1月中旬に卒業論文の提出を済ませた卒研生たちが、その研究成果をプレゼンやポスター、デモンストレーションによって発表するというメディア学部での学びの集大成であり、最も重要な行事です。この最終発表については、すでに羽田先生が「デモ形式での最終発表」と題して、ご自身のプロジェクトの発表を紹介をされていますね。
今日は、私が指導している「ミュージック・アナリシス&クリエイション」プロジェクトの最終発表をご紹介します。私のプロジェクトは2月3日(水)に、萩原先生の「プロダクトデザイン」プロジェクト、吉岡先生の「コンテンツ・ビジネス・イノベーション」プロジェクトとの合同で、ポスター形式による発表を行いました。
メディア学部では2月2日(火)から8日(月)にかけて、4年生の卒業研究最終発表が行われました。1月中旬に卒業論文の提出を済ませた卒研生たちが、その研究成果をプレゼンやポスター、デモンストレーションによって発表するというメディア学部での学びの集大成であり、最も重要な行事です。この最終発表については、すでに羽田先生が「デモ形式での最終発表」と題して、ご自身のプロジェクトの発表を紹介をされていますね。
今日は、私が指導している「ミュージック・アナリシス&クリエイション」プロジェクトの最終発表をご紹介します。私のプロジェクトは2月3日(水)に、萩原先生の「プロダクトデザイン」プロジェクト、吉岡先生の「コンテンツ・ビジネス・イノベーション」プロジェクトとの合同で、ポスター形式による発表を行いました。
下の写真は、そのときの会場の様子です。ポスターが入ったパネルが所狭しと並び、多くの来場者で熱気に包まれています。
どのポスターにも多くの学生・教員が集まり、熱心に卒研生の話に耳を傾けていました。
自身の研究を理解してもらうために、一つ一つのポスターそれぞれに独自の工夫が凝らされています。
自身の研究を理解してもらうために、一つ一つのポスターそれぞれに独自の工夫が凝らされています。
今回発表した14名の卒研生の研究テーマをご紹介しましょう。写真は各学生の発表の様子で、その表情はさまざまです。
1)栗本 賢太:「L'Arc~en~Cielにおけるギターのフレーズ研究
~開放音と半音の響きを含む奏法に着目して~」
2)阿部 桂太:「ゲームサウンド技術の変遷からみる『SaGa Frontier II』の音楽的挑戦」
~開放音と半音の響きを含む奏法に着目して~」
2)阿部 桂太:「ゲームサウンド技術の変遷からみる『SaGa Frontier II』の音楽的挑戦」
3)川島 千佳:「音楽の流行とデジタル時代のメディアとの関連性
~音楽ランキングの分析を通して~」
~音楽ランキングの分析を通して~」
4)清川 隼矢:「n平均律による作曲技法の構築
~『Das N -EDOs Klavier』曲集の創作に向けて~」
研究紹介動画(その1) 研究紹介動画(その2)
~『Das N -EDOs Klavier』曲集の創作に向けて~」
研究紹介動画(その1) 研究紹介動画(その2)
5)斎藤 竜介:「中田ヤスタカの提供楽曲における共通点
~リズムセクションとメロディパートの関係性を中心に~」
6)佐川 裕也:「ディズニーアニメーション映画における楽曲の研究
~劇中歌とシーンの推移に着目して~」
~リズムセクションとメロディパートの関係性を中心に~」
6)佐川 裕也:「ディズニーアニメーション映画における楽曲の研究
~劇中歌とシーンの推移に着目して~」
7)鈴木 凱 :「YMOを中心に見るテクノポップの自動演奏手法の研究」
8)高倉 賢太郎:「インタラクティブサスペンスの演出における音楽と音響の役割」
9)宮崎 菜摘:「音楽ゲーム「SOUND VOLTEX」採用楽曲の傾向 ~KACコンテストを通して~」
10)森重 美帆:「楽曲分析を通した「アーティストらしさ」の明確化の試み
~ナイトメアの音楽を例に~」
11)山口 遼真:「恋愛ゲーム原作の連続アニメにおける
アンダースコアの配置構造と楽曲分析 ~CLANNADを中心に~」
12)山本 廉 :「映像内の架空の事象に対するサウンドデザイン手法の分析
~制作者および作品設定の観点から~」
13)崔 秀彬 :「映画における映像とサウンドトラックの関係性に関する研究
~ハンス・ジマーを題材にして~」
14)原田 知輝 :「敵キャラクターに付随する楽曲の構成要素とゲームのレベルデザインに
8)高倉 賢太郎:「インタラクティブサスペンスの演出における音楽と音響の役割」
9)宮崎 菜摘:「音楽ゲーム「SOUND VOLTEX」採用楽曲の傾向 ~KACコンテストを通して~」
10)森重 美帆:「楽曲分析を通した「アーティストらしさ」の明確化の試み
~ナイトメアの音楽を例に~」
11)山口 遼真:「恋愛ゲーム原作の連続アニメにおける
アンダースコアの配置構造と楽曲分析 ~CLANNADを中心に~」
12)山本 廉 :「映像内の架空の事象に対するサウンドデザイン手法の分析
~制作者および作品設定の観点から~」
13)崔 秀彬 :「映画における映像とサウンドトラックの関係性に関する研究
~ハンス・ジマーを題材にして~」
14)原田 知輝 :「敵キャラクターに付随する楽曲の構成要素とゲームのレベルデザインに
関する研究 〜『モンスターハンター』シリーズを題材に〜」(中間発表)
来場者との時間をかけた議論もポスター発表ならではの醍醐味。教員による審査もされているので、
緊張気味の学生も。
緊張気味の学生も。
プロジェクト名の「ミュージック・アナリシス&クリエイション」は「音楽の分析と創造」ですが、ここに掲げた研究テーマを見ると、ゲームや映画などの映像コンテンツの音楽・音響に関する研究も多いことがおわかりいただけると思います。
このうちの何名かは、昨年6月に開催された国際会議「NICOGRAPH International 2015」を皮切りに、「日本デジタルゲーム学会 夏季研究発表大会」(8月)、「ADADA Japan 2015」(8月)、「情報処理学会音楽情報科学研究会 夏のシンポジウム」(8月)、「芸術科学会 NICOGRAPH 2015」(11月)などの各種学会の大会の場で発表しています。学内のみならず学外での発表も非常に活発だったことは、今年度の私のプロジェクトの特徴に挙げられます。
4年生の最終発表が終わった今、これからは3年生の研究が本格的に始まります。3年次後期の「創成課題」という科目で自身の研究テーマの方向性を定め、卒業研究に向けて基礎的な情報収集・調査を終えた学生たちは、この春休みに研究のための地盤をしっかり固めなくてはなりません。
すでに春休み中に学会発表を予定している3年生もいて、「ミュージック・アナリシス&クリエイション」プロジェクトは例年以上に活動的です。その研究の取り組みは、またこのブログでご紹介したいと思います。
(執筆:伊藤 謙一郎)
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