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見せるの?見せないの?可視化の工夫

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今日は、可視化についてお話したいと思います。

可視化は、読んで字のごとく「見えるようにする」ことです。デジタル大辞泉によると、

  • 人の目には見えない事物や現象を、映像やグラフ・表などにして分かりやすくすること。見える化。「エネルギーの損失を―する」
  • 警察官・検察官が容疑者を取り調べる状況を録音・録画し、当事者以外の関係者にも取り調べの内容を分かるようにすること。見える化
  • とあります。では、なんでもかんでも見えるようにすればよいのでしょうか?
    コンピュータビジュアリゼーションに関していえば、答えは No です。

    コンピュータビジュアリゼーションで扱うデータは、数値計算や実験で得られたものから、Webのログや経済の動向など多岐にわたります。また、それらのデータを可視化する目的もさまざまです。たとえば、1年分のWebのログデータがあったとします。ある月の詳細が知りたい場合は、いつ、どこから、どのようなアクセスがあり、どの程度のパケット通信が行われたのかなど様々な情報を同時に可視化する必要がありますが、単純にサイトごとの各月のアクセス数が知りたいだけであれば、どこから、どのようなアクセスがあり、どの程度のパケット通信が行われたのかといった詳細な情報は不要なデータとなるのです。
    このように、手持ちのデータすべてを表現しようとするのではなく、必要な情報を取捨選択して可視化する必要があります。
    ただ、気をつけなくてはならないのは、意図的にデータを表示しないことで、あたかもそういう情報はなかったかのようにしてしまっていないかということです。

    可視化を行う側も、見る側も、その可視化結果ではどのような情報が使用されているのか?そして、表示されていないものは何なのかを考えながら、解析する必要があるのです。

    (コンテンツコース:竹島)

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