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チェスの駒認識で学生奨励賞

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メディア学部4年のインドネシアからの留学生ウィリアム・ストリスナ君の研究発表が、情報処理学会第78回全国大会で学生奨励賞を受賞しました。

発表タイトルは「チェスボード撮影動画からの駒認識」です。

先々週から先週にかけて、機械学習の囲碁プログラムのAlphaGoが世界一の囲碁棋士を4勝1敗で破ったことは大きなニュースになりました。囲碁・将棋・チェスなどのコンピュータプログラムは以前から研究され続けています。

ストリスナ君の研究はそのような分野での基本的な機能で、チェスの試合画像から駒を識別し棋譜(駒の動きの記録)を生成するというものです。試合の途中から撮影しても、試合が進むにつれて駒を正しく推定できるようにしました。

学部学生の卒業研究ですので、世界的な研究成果を出すのは難しいです。たとえ小さな技術でも、何らかの新しい部分を主張できることが学部生の研究としては望ましいです。ストリスナ君は、目標を絞り、動画撮影・駒の種類判別・棋譜作成まで、一通り自分でプログラムを書き、システムを完成させました。

実は研究の途中まではチェスの駒の形を画像認識しようとしていました。かなりの時間をそこに費やしましたが、結局非常に難しいことがわかり、駒の動き判別だけ行い種類は徐々に推定する方法に変えました。研究をやっているとそのような回り道はよくあります。

学生奨励賞は、完成度の高いものを自分のプログラムで作り上げたことが評価されたようです。同じセッションの9件の発表の中から1件だけ選ばれました。

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参考文献:W. Sutrisnaほか,“チェスボード撮影動画からの駒認識,” 情報処理学会第78回全国大会学生セッション, 1N-6 (2016.3.10)

メディア学部 柿本正憲

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