授業紹介:1年次前期「視覚情報デザイン入門」
2016年4月30日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月30日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月29日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部 加納
2016年4月28日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月26日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月25日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
◎メディアサイエンス専攻の紹介ページ:
2016年4月24日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月23日 (土) 投稿者: メディア社会コース
メディア社会コースの進藤です。
今日はメディア学部で取得できる資格についてお話ししたいと思います。
デジタルコンテンツアセッサ(DCA)資格とは、インターネットを安心・安全に利用するための資格です。
インターネットはとてもすばらしいものですが、使い方によっては、問題がおこることがあります。
そうした事態にならないよう、安心、安全に使うための知識をもっていることは今後、ますます重要になるでしょう。
メディア学部ではインターネットを安心・安全に利用するために必要な知識や技術を得ることができる授業を開講しています。
そのため、所定の3科目の単位を取得、申請して手続きすれば、試験を受けることなく、このデジタルコンテンツアセッサ(DCA)の3級の資格を得ることができます。
試験を受けないでも、授業をきちんと聞いていれば、十分その水準に達するように授業をあらかじめ計画しているからです。
試験なしで資格がとれるなんてちょっとお得な感じがしませんか。
2016年4月22日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
今年度の4年生も元気に就活しながら卒研を開始しました。今は全員で各自のテーマに関するディスカッションをしています。
昨年度の卒研生はそろそろ社会人の生活リズムに慣れてきたことかと思います。みんなそれぞれの職場で元気に活躍してほしいです。今日は彼らの卒研紹介第3回目です。高頭さん、富田さん、橋本さんのデザイン提案を紹介します。
高頭さんは、本が大好きな人のために本がその存在を主張することをサポートするような本棚、といいますか自宅における本のディスプレイ家具のデザイン提案をしました。ディスプレイ媒体の出版物が増える中、それでも紙媒体の本が大好きな人にとつて喜ばれる提案になりました。
富田さんは、オフィスワークにおける座り作業の疲労に着目し、座り作業と立ち作業の良さを兼ね備えたイスのデザイン提案をしました。一見、奇をてらった提案物のようにもみえますが、仕事内容によってはオフィスワーカーの疲労軽減を劇的に改善させる可能性がある提案になりました。
橋本さんは、移動機器としてのバイクの低燃費性や走行することの爽快さに着目しました。そして、もっと多くのバイクの価値を広めることを目的に安全性に関して種々の面から考察し、普段はボディバッグとしても使用できるプロテクターをデザイン提案しました。規則を守った走行をすれば地球にやさしい優れた移動機器でもあるバイクの価値を再認識できる提案になりました。
メディア学部にはプロダクトデザインにも役立つ授業科目がたくさんあるためでしょうか、卒業研究ではプロダクトデザイン提案を希望される方々が少なからずいらっしゃいます。プロダクトは人・物・空間をつなぐメディアの一つでもあるので、それも自然なことかと思っています。卒研生のデザイン提案物の紹介はまだまだ続きます。ご期待下さい。
メディア学部 萩原祐志
2016年4月21日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月20日 (水) 投稿者: メディア社会コース
しばらくご無沙汰していたが、面白メディア学「データから社会経済の動きを探る技術」シリーズ、今回は「f : X→Y ?」と題して、データ項目間の対応関係を考えてみよう。表題からは数学の話を連想されるかもしれないが、データ編集において必須の、単なる項目間の対応関係の話であるので、ご安心あれ。
さて、社会の実態を正確に、かつタイムリーに捕捉することは、個人の意思決定から、企業の戦略策定、自治体や国の政策にとって不可欠であることはこのシリーズで何度も強調した。その実態として集めた生のデータを、いろいろな目的に合うように加工編集することで、分析が行えるようになる。すなわち、データは、実態が補足され、かつ利用目的に応じた加工編集が適切に行われていないと、いくら高度な統計的分析を行っても無意味である。
この、加工編集のプロセスが、データ編集のために開発された、代数的会計記述言語AADL(Algebraic Accounting Description Language)の真価を発揮する場面である。そして、利用目的に応じた加工編集のためには、利用目的にかなった分類概念でデータが編集されていることが必要である。その手続きが「f : X→Y」(そして「f -1: Y→X」)で、今回のテーマである。このデータ項目間の分類概念には、集計と按分がある。より上位の概念に変換する手続きが集計で、より細かい項目を作り出す手続きが按分である。
例えば、スーパーの店舗風景を考えてみよう。食品を中心として非常にたくさんの品物にあふれていよう。よく見ると、野菜・果物、鮮魚、肉類、加工食品等、いくつかのエリアにまとまってレイアウトされている。さらに、果物のコーナーでも、リンゴ、かんきつ類、メロン、バナナなどさらに小さなまとまりの中で陳列されている。つまり、下記表のような対応関係の下に店舗の棚も作られているようである。
正確なものではないが、総務省の商品分類を基にした対応表が下記の表である。例えば、リンゴ、ミカン、ぶどう等は果物という小分類項目に集計され、キャベツ、トマト、ジャガイモ等の品目は野菜という小分類項目に集計される。そして、果物、野菜は、農産食品という中分類項目に集計され、さらに、畜産食品、水産食品等とともに、大分類の食料品に集計される関係が示されている。このような分類表に基づき、果物、野菜等の小分類単位の生産額や、両者を集計した農産食品という単位での生産額を計算し、わが国の食糧事情の実態や課題がどの分類にあるのか、などが実態として明らかになるわけである。このように、データは、分類と対応関係がきちんと定義されることで、いろいろな目的に応じた項目粒度で集計され、様々な戦略や政策のエビデンスとして利用できるのである。
(資料)総務省「日本標準商品分類」
さて、表の下段にテレビという小分類項目がある。その品目に、ブラウン管式と液晶式がある。かつてテレビはブラウン管式で、現在おそらく購入可能な家庭用テレビはほぼすべて液晶式であろう。両者が生産されていた時期には、それぞれの生産実績に基づき品目別にデータが作成されていたが、ブラウン管式の生産縮小に伴い、品目別のデータ収集が困難になる。しかし、困難であっても、生産が継続している以上データの連続性は必要である。そこで、テレビという小分類項目の集計データが入手できれば、ブラウン管式と液晶式の生産割合を推計のうえ、ブラウン管式のデータを推計する。この(逆の)対応関係が按分である。
最後に、少し補足しておこう。これまで、リンゴ、ミカン、メロン等を品目と記述してきた。しかし、スーパーの店頭に、「リンゴ」という名のリンゴは売っていないし、買うことはできない。実際にスーパーで売っている「リンゴ」は、例えば、ふじ、つがる、紅玉、王林などの品種で、等級ごとに価格も違う。さらに産地も表示されている。われわれが店頭で実際に購入できる「リンゴ」は、このような単位のもので、上記の表の「品目」から項目をさらに細分化する必要がある。
(資料)ホクレン、青森リンゴの会のHPを参照
スーパーのばら売りやパックにこのような等級は表示されていないかもしれない。しかし、棚の近くに納入用の箱が置いてあれば、出荷元の産地・農協の表示とともに、このような等級が表示されているはずである。また、等級も産地ごとに決められている。今度スーパーで買い物をするときには確かめてみてほしい。
(メディア学部 榊俊吾)
2016年4月19日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
フレッシャーズゼミの新入生交流会で6クラス合同でBBQ大会を企画しました。
第1弾として、近藤先生、渡辺先生、竹島の3クラス合同で16日(土)に開催しました。
(第2弾は、24日(日)に柿本先生、三上先生、菊池先生のクラスで行われます。)
場所は、フィールドアスレチック横浜つくし野コース、10時集合。
会場はBBQだけでなく、アスレチックもできるということで、たくさんの子供連れの家族が来ています。
その中で、34名の学生と教員・・・。ちょっと浮いてます(笑)
3クラス中、2クラスは男子クラスということで、なかなか豪快な調理方法。
ニンジンの皮のむき方も、ささがきのようにむいていて斬新です。
目を離したすきに、鉄板がもくもくになっているグループも。
3クラスを4つのグループに分けて作業してもらいましたが、グループによっていろんなカラーがあって、楽しかったです。
「先生たちは、僕たちが作ったの回って食べてるだけじゃないですか」とのツッコミも受けましたが、確かにそのとおり。おいしくいただきました(笑)
最後は、みんな食べ過ぎで灰になっていましたが、3クラス合同だったので、別のクラスの学生とも仲良くなれたのではないでしょうか?
これからも、みんな仲良く楽しく学生生活を過ごしていきましょう!
(文責:メディアコンテンツコース 竹島由里子)
2016年4月18日 (月) 投稿者: メディア技術コース
4月も半ばを過ぎ、前期の履修登録の時期です。どの科目を受講すればいいのか、迷っている新入生も多いでしょう。メディア学部の場合選択できる専門科目が多く、しかも広い分野をカバーしていますので、難しい判断になります。
基本的には各科目のシラバスをよく読む必要があります(重要)。でも、全体をみてどれを履修すべきか考えたいですよね。学生便覧の教育課程表だけでは参考になりにくいです。
そのためのガイドラインを用意しています。ガイダンス資料にある分野別分類表(Web版はこちら)はその一つです。
今回、さらに別の観点のガイドラインを用意しました。それはカリキュラムツリーと呼んでいるものです。ある科目を履修するにあたって、それ以前の別のある科目の単位を取っておいた方がいい、というつながりを示す図です。
以下は3つのコース別にPDFとして用意したカリキュラム・ツリーです。ツリー中の各科目からはシラバスへのリンクもついています。履修登録にあたって参考にしてください。コース別になっていますが、1年次生はあまりコースを意識しなくても構いません。
2016年4月17日 (日) 投稿者: メディア技術コース
2016年4月15日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月14日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
卒業研究「プロダクトデザイン論」も新年度のゼミがスタートしました。
そして昨年度の卒研生は全員が4月1日からは社会人となっています。前回お知らせしましたとおり、卒研パネルは全員がブログでの紹介を快諾して下さっています。
今日はその紹介の第2回目です。江端さん、木戸さん、後藤さんのデザイン提案を紹介します。
江端さんは、スマホやSNSの普及を背景に今以上に円滑なコミュニケーションを促進させるツールを提案しました。通称、自撮り棒に指摘される問題を解決するグッズになる可能性がある提案になりました。
木戸さんは、使用する時の腕の疲労を少しでも軽減させるヘアドライヤーのデザインを提案しました。製品の重心をいろいろと自由に変化させることが出来る工夫をしたことで、ユーザーごとに異なるドライヤーの持ち方の特徴に対応できそうな提案になりました。
後藤さんは、スマホやタブレットの普及とそれらを用いた文字入力字の課題を背景に自宅の机上などではそれらをPC感覚で使用できるための入力機器を提案しました。高機能高価格なものを購入するほどではないようなPCのカジュアルユーザーに喜ばれそうな提案になりました。
プロダクトデザインに必要な道具や機器が身近になった今、誰もが実現性もあるデザイン提案を表現伝達できるようになりました。まずは伝えることが大事です。以後も、次々と全員の提案を紹介したいと思います。ご期待下さい。
文章 萩原祐志
2016年4月13日 (水) 投稿者: media_staff
2016年4月12日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月11日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年4月10日 (日) 投稿者: メディア技術コース
2016年4月 9日 (土) 投稿者: メディア技術コース
2016年4月 8日 (金) 投稿者: メディア社会コース
以前、本ブログで、古今亭志ん朝と六代目三遊亭圓生について書いた。現在DVDで観られる両師匠の高座は多いが、その中に文七元結がある。筆者のゼミでも取り上げたことは前に紹介したとおりである。
文七元結は三遊亭圓朝の作と伝わる人情噺の傑作である。腕利きの左官職人の長兵衛が、出来心で博打にはまり、商売道具まで借金のかたに取られてしまう。仕事に行けず夫婦喧嘩も絶えない。見かねた、今年17になる娘のお久が、吉原の佐野槌と言う女郎屋に身を沈めてまでお金を作ろうとした。
この話の見所は沢山ある。長兵衛が、佐野槌の女将から50両という大金を借りて帰る途中、使いのお金をすられたと勘違いして吾妻橋のたもとから身を投げようとしている大店の手代文七に、逡巡の末借りた50両を渡してしまう場面もその一つである。翌年の大晦日までに50両を返せないと、お久は店に出されてしまうが、死ぬわけではない。文七を見殺しにできず、50両を投げつけてその場を立ち去ってしまう。
顔にぶつけられたものが本物の50両と気づいた文七の仕草、志ん朝、渾身の芝居を見るようである。一方、圓生は流れるように自然で、現場に居合わせているような錯覚を覚える。しかし、文七元結の白眉はこの場面ではない。
お久を前にした、長兵衛と佐野槌の女将のやり取りである。長兵衛に小言を言いながらも、お久の健気な申し出に心を動かされた女将は、気前よく50両の金を引き受ける。しかし、大晦日を一日でも過ぎたらあたしも鬼になるよ、お久を店に出すよ。志ん朝、圓生とも、凄みがある。
圓生は、二度、横目でお久を見る。そのとき、女将に鬼が潜んでいるのか、仏が隠れているのか。女将は、長兵衛の腕の立つのも、お久のことも小さい頃から知っている。博打に二度と引きずり込まれることのないよう、あえて鬼のふりをした親心と見るのは、生きるために身を売ることのない、現代人の甘さであろうか。
幸い、この噺は八方めでたしで終わる。落語であるから、涙あり、笑いあり、でよい。もう一つ、登場人物と一緒になって、噺の流れに吸い込まれる場面は、文七が番頭と一緒に佐野槌の名前を思い出そうとする場面である。ここでも志ん朝は大いに盛り上げてくれる。圓生はさらりと流して、吉原通いがばれた店のものの慌てぶりがリアルである。
志ん朝、圓生とも噺の空気は似ているのだが、演じ方が大分違う。DVDは、志ん朝61歳、圓生76歳の時の高座である。志ん朝があと10年生きてくれていたら、どんな噺になったであろう。
(メディア学部 榊俊吾)
2016年4月 7日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
▲歓迎会での自己紹介の様子
2016年4月 6日 (水) 投稿者: メディア社会コース
上の子が小学校5年生のときである。首都圏の中学入試体験記を扱ったドキュメンタリー番組があったそうである。筆者と家内の両方の実家から、◯◯ちゃん(子供の名)にこんな過酷なことをやらせているのか、と電話があった。首都圏の中学入試は1〜2月に実施され、その結果の出そろった時期に毎年放映されるらしい。同じ年頃の児童を持つ親御さんの関心が非常に高いせいであろう。
6年生ともなると塾に通い、土日も、夏休みも、お正月休みもない。普段も学校が終わってから夜9時頃まで授業を受ける。わずか10歳ばかりの子供に確かに、体力的にも精神的にも負担が大きい。わが家では両親とも、牧歌的な時代に、地方の公立育ちだったため、小学生のギリギリの奮闘努力を実感できない。時代も違うが、筆者の育った地域では、せいぜい地元の国立大付属中を受験する子がいるぐらいで、結局同じ高校に行くのであった。
しかし、わが子を通じて中学入試を経験し、興味深い事実があった。各進学塾のそれぞれの指導方法の違いである。以下は、筆者の個人的な見解と解釈であって、各進学塾の公式の見解ではないことをご承知のうえ、興味があれば、お読みいただければ幸いである。
首都圏には、大手の進学塾が3つほどある。そのうち、全国に教室を展開している最大手のN進学塾では、体験授業や入塾兼模擬試験を受けた。また、筆者の演習の授業で、ここでアルバイトをしている学生から話を聞く機会もあった。Nでは、授業など直接的な教育指導だけではない。学習計画、目標と達成度、改善点の把握などを所定のワークシートに記入、明示化するなど、教育というサービスを品質管理する(Quality Control)手法で提供するものと言える。
また、現在圧倒的な合格実績を誇るのはS進学塾である。ここは、本学同僚のI先生から伺った話であるが、一言で言えば、各生徒を志望校の傾向に徹底的に適応させる教育法のようである。算数で言えば、各問題の数値だけ変え、条件を変え、問題の一部を替えるなどして、反復演習を繰り返すことで同種の問題に習熟させる。本番で初見の問題であっても反射的に解ける水準にまで適応させるらしい。ここまでくると、ノウハウというよりも、環境に最適に適応させるシステムである。
一方で、大変オーソドックスな教授法の、老舗のY進学塾がある。筆者が説明会に参加したとき、Yの方針を釣りに例えて、上手に魚を獲る方法を教えるのではなく、どうやったら魚が捕れるか、自分で考えられるようにする、という方針であった。この方法は、中学受験成功が目標ではなく、その先を見据えたものと言えよう。しかし、言うは易し、行うは難しである。
入試問題は初見とは言っても、その範囲、傾向に関しては各塾とも膨大なデータ、分析、ノウハウがあり、対策テクニックを蓄積していよう。したがって、いかに生徒にその術を限られた時間の中でより多く身につけさせるか、適応性を最適化させるSの効率性重視が、入試合格という目標にとって合理的である。その効率性を犠牲にして、自分で技を発見し、磨いていくというような、試行錯誤を許容するのがYのシステムのようである。
進化論的な例えでは、中学入試合格のための環境に最も適応した生徒が栄えていく、適者生存の原理が働く。だから現在首都圏で中学受験界に君臨しているのはS進学塾である。しかし、合理性は基準とともに変化する。筆者はかつて、技術革新と経済成長のシミュレーションを行った。ある技術が社会を牽引しているとき、その技術に社会を適応させることによって経済は成長する。しかし、その技術による市場もやがて飽和し、社会がその技術にだけ最適化していると成長はそこで止まってしまう。効率性は成長の主因であるが、一見無駄に見える「遊び」がないと、次の成長ステップに進化できないのである。
進学後を射程にした、より長期の環境設定では、Yの生徒に分があるかもしれない。いずれの基準を受験生、保護者が選ぶかで、進学塾の勢力地図は変わってくる。
(メディア学部 榊俊吾)
2016年4月 5日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年3月23日、卒研「プロダクトデザイン」の卒研生も全員揃って卒業式を終えました。昨年同様、全員が卒研パネルの公開を快諾してくださっていますので、このブログでも5, 6回に分けて紹介します。
今日は第1回目です。浅見さん、稲垣さん、稲川さんのデザイン提案を紹介します。
浅見さんは、ユーザーが自分の好みにあったブラウザ画面をカスタマイズできるGUIを提案しました。卒研「プロダクトデザイン」ではデザイン対象としてGUIもOKとしています。提案のGUIは絵心のあるユーザーには嬉しいツールになりました。
稲垣さんは、ご自身の経験も生かし、取り扱い易さと安全面を向上させるリヤカーをデザイン提案しました。リヤカー地味ですが実は環境に優しい運搬機器ですので、自転車と同様、道路環境次第で普及の可能性がある提案になりました。
稲川さんは、整理整頓の基本は習慣にあることを踏まえ、ユーザーがまずは自分の机上を整理整頓しやすい小物収納箱をデザイン提案しました。こうしたモノに毎日接することで周囲の整理整頓意識も高まりそうな提案になりました。
メディア学部はデザインを専門に学ぶ学部学科ではありませんが、毎年のように学生の提案には通底するものがあります。それは毎週のゼミにおけるディスカッションでも感じることですが、メディア社会における日常性に着目しているという点です。モノやコト、そしてそれらの社会との関係性(メディアとしてのプロダクト)をデザインしようとしていることです。
以後、全員の提案を紹介したいと思いますのでご期待下さい。
文章 萩原祐志
2016年4月 4日 (月) 投稿者: メディア技術コース
2016年4月 2日 (土) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
先日、中国の上海で開催されたICASSP(International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing)という国際学会で、音声処理に関する研究発表を行ってきました。このブログでも、最近は修士や卒研の成果を学会発表してきた記事が沢山ありますが、今回は私自身の発表です。
大学の教員は、授業や卒研指導が主な仕事ですが、その他に自分自身の研究も行っています。特に、授業などの負担が軽くなる夏休みや春休みは、自分の研究を進めるチャンスです。今回の私の発表も、昨年の夏休みに頑張って実験をして論文化したものです。大きな国際学会では、査読と呼ばれる論文審査のプロセスにしっかり時間をかけるので、投稿から発表まで半年ぐらいの時間差が生じてしまうのです。
上海の学会会場付近には高層ビルが立ち並ぶ
今回発表を行ったICASSPは、音や画像などの信号処理を研究する人たちが世界中から集まってくる学会です。4日間の会期の中で、合計1,265件の発表が行われました。学会会場となった「上海国際会議中心」は、金融機関などが集まる浦東地区にあり、周囲には高さ400m以上の高層ビルが林立しています。学会会場の周囲では、学会に参加する研究者っぽい人たちと、高層ビル群をバックに写真を撮っている観光客たちと、中国の金融エリートっぽいビジネスマンたちとが入り混じっていました。
(左)学会会場となった「上海国際会議中心」 (右)ポスター発表会場にて
今回の私の発表は、雑音混じりの音の中から人間が話しているところだけを抽出する「音声区間検出」と呼ばれる技術に関するものです。そうやって抽出した声をコンピューターで自動認識するために用いることが多いので、「音声認識」というセッションでの発表となりました。この分野は、最近話題の「ディープラーニング」と親和性が高いので、学会会場もひときわ大賑わいです。ポスター形式の発表で、2時間の発表時間が割り当てられていたのですが、ディープラーニング人気のおかげか、その間ずっとお客さんが途絶えることはありませんでした。
私の研究室では、これで春の学会シーズンの活動は終了です。4月からはまた新しい学年が始まりますが、研究室全体でたくさんの研究成果を挙げて、新年度もいろんな学会に参加できればと思っています。
2016年4月 1日 (金) 投稿者: メディア技術コース
みなさん、こんにちは、