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オタクを超える研究:ゴシック&ロリータ調の衣服デザイン【映像表現・芸術科学フォーラム】

2016年4月12日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

「ゴスロリ」を研究したい!って,4年生が提案してきました.「ゴスロリ」ってなに?と,私はよく理解できないので,思わず聞き返しました.
この単語が,キャラクターの一領域であり,このゴスロリキャラクターを制作する方法を提案するための研究をするといいことをしたいということでした.

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この研究のポイントは,多くのゴスロリキャラクターを収集,分析をして,グループ化すること,それをもとに,検索システムを作成すること,その検索システムを用いて,デザインしたいパーツを集めてコラージュして新しいキャラクターを制作することです.
この研究は,単にキャラクターを収集するだけでなく,プロフェッショナルな知識や熟練技術を分析して,手法として確立することが大きな特徴です.

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このような研究手法は,キャラクターを制作するための共通的な手法となるために,キャラクターメイキングに興味のある学生がさまざまな分野のキャラクターの制作支援を研究することができます.
研究概要
アニメ、漫画、ゲームなどのコンテンツ作品においてキャラクターは重要な要素である。しかし、キャラクターの要素の一つである服装のジャンルである「ゴシック&ロリータ(以下ゴスロリ)」は現実と架空において、デザインのルールが異なるという問題がある。そこで本研究では既存のゴスロリキャラクター103体を調査することでゴスロリ要素の分析を行い、その結果7種類のデザインタイプに分類することができた。調査分析結果から得られた要素によってゴスロリキャラクターを検索できるスクラップブックを開発し、ゴスロリキャラクターを制作するための発想支援の有用性を評価した。

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研究発表:
香山 侑子,茂木 龍太,兼松 祥央,鶴田 直也,三上 浩司,近藤 邦雄,ゴシック&ロリータ調の衣服デザイン支援手法の提案 ,映像表現・芸術科学フォーラム,2016.3.9
メディアコンテンツコース 近藤邦雄

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