「ロボットのポーズを思い通りに制作したい!」そんな思いを実現する研究 【映像表現・芸術科学フォーラム】
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3月に行われた「映像表現・芸術科学フォーラム」で「ロボットアニメーションにおけるポーズ制作支援システムの開発」を竹本祐太君が発表しました.
このフォーラムにおけるポスター発表は,ファーストフォワードと呼ばれる短時間のプレゼンを発表者全員が行います.今年はポスター発表者が多くて,与えられた時間は30秒でした.このような短い時間での発表は,研究内容の大切な部分をきちんと伝えるために工夫が必要です.大変いい訓練になりました.
また,ポスター展示では,与えられた90分程度の時間の間に,参加者から次々と質問に対して,答えることをしました.卒業研究の内容は自分自身で行っていますので,いろいろな質問にも答えることができますが,思いもよらない質問も出てきて,今後の研究にも役立つことが多くあります.このように研究発表をすると,次の研究にも役立つことが多くあります.
研究の概要:
本研究ではロボットアニメ制作におけるディレクター・プロデューサーがデザイナーと原案を提案する工程に着目した。その中でもキャラクターを決定づけるための重要な要素であると考えたロボットのポーズに焦点を当て、調査分析を行った。その調査をもとに導き出した「典型的」といえるポーズ設計を行うことが可能なシステムの開発を目的とする。
本研究では、29のロボットアニメーション作品から既存のロボットキャラクター678体のポーズを調査し、これらに見られるポーズを10種類に分類した。そして、それらのポーズのシミュレーションを3ds Maxのモデルデータへ瞬時に行うことができるシステムを開発した。さらに、ユーザーによる編集を行えば好みのポーズの制作が可能である。
この研究は,2014年に発表した
「3Dパーツを用いた人型ロボットデザインのシミュレーションシステムの開発」をもとにしています.
研究発表論文:
1.竹本 祐太,茂木 龍太,兼松 祥央, 鶴田 直哉,三上 浩司,近藤 邦雄,ロボットアニメーションにおけるポーズ制作支援システムの開発,映像表現・芸術科学フォーラム,2016.3.9
2. 辻翔太, 茂木龍太, 兼松祥央, 三上浩司, 近藤邦雄, 3Dパーツを用いた人型ロボットデザインのシミュレーションシステムの開発,芸術科学会NICOGRAPH2014, 2014.11
メディアコンテンツコース 近藤邦雄
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