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Anime Japan 2016に研究や演習の成果を出展

2016年5月17日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

3月に日本最大級のアニメイベント「Anime Japan 2016」において,メディア学部のプロジェクト演習,メディア専門演習,卒業研究(コンテンツプロデューシング,コンテンツプロダクションテクノロジー)の成果を展示してきました.
今年は過去最高の135,323人の来場者が集まり,昨年比111%の大盛況でした.
メディア学部では,単に作品制作を行うだけでなく,新たな表現の追及や制作の効率化に寄与する研究開発も進めており,それらを総合的に展示する特色のあるブースを提供しています.

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メディア学部としては「Anime Japan」の前身の東京国際アニメフェアの時代から継続して出展しています.2003年に「新世紀東京国際アニメフェア」として,当時の石原慎太郎東京都知事が先頭に立って,世界のアニメ産業の集積地である東京において世界規模のイベントを主催しようということで,東京都主催で始まりました.
時代は制作のディジタル化への移行のさなかでしたので,との技術支援ブースを,東京工科大学片柳研究所クリエイティブ・ラボにいた三上(現メディア学部教授)が担当して運営したのが始まりです.

それ以降,運営委員やコンペティションの審査委員などを歴任しながら,今日まで参加してきました.
大学のブースは専門学校と共同で運営しています.専門学校ではアニメータや制作者などの即戦力の人材を育成し,大学は将来の産業界のための人材や技術を生み出すというそれぞれの役割を重ね合わせながら,総合教育機関としての教育メニューを提供しています.

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このイベントでは,ビジネスマッチングやファン向けの要素が多いですが,産業界の技術発展のための取り組みや,業界団体としての取り組みなども多く紹介されています.
そうした取り組みには,新たな技術を創造したり,それらをうまく活用するための仕組み図クリが重要になります.そうした研究開発や,変革する制作環境に対応した人材づくりを行うのもメディア学部の役目でもあります.
三上はそうした産業界の発展のために大学の教員としての立場でも多く動いております.
東京工科大学の3つの具体的理念は次の通りです.
・実社会に役立つ専門の学理と技術の教育
・先端的研究を介した教育とその研究成果の社会還元
・理想的な教育と研究を行うための理想的な環境整備
その実現と高度化のために,産業界との橋渡しを今後も続けていきたいと思います.

メディア学部 三上浩司

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