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勉強する理由

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新年度になって、そろそろ1か月がたちますが、進学・進級したみなさんは慣れてきたでしょうか。

学生の本分は勉強だというと、お説教じみていると思うかもしれませんが、せっかく、進学や進級をしたのですから、この機会に、なぜ勉強するのかについて少し考えてみるのはどうでしょう。

まず、勉強をして知らなかったことがわかるようになるのは楽しいものです。研究者に話を聞くと、若いころ、そういう経験をしたことが研究を志すきっかけになったという例はたくさん出てきます。

また、以前、覚えた複雑なことがらをきちんと思い出したり、複雑な手順を再現できたりするのは満足感があります。これは教える立場になると強く感じますが、学生のみなさんでも同じだと思います。

さらに、もう少し進むと、解けなかった問題が解けるようになったり、新しいことに気づいたりするようになります。これが勉強の本来の目的と言えるかもしれません。

しかし、勉強をすることで一番役に立つのは、この部分がわからないということがわかるようになることではないかと思います。

無知の知などということもありますが、わからないということがわかっているのは、わからないということさえわかっていないよりも、よくわかっていることになるのだというのです。

ややこしい言い方ですが、「ここまではわかっている。そこからはまだわかっていない」というように区切りが付けられるということです。

もし、ある学問分野で、それがわかれば、研究の方針が定まるということになります。最先端に達したことになるでしょう。

そんなに大きな区切りでなくても、自分にとって、わかっているところとわかっていないところの境目が付けられれば、それは勉強の大きな成果です。そこからは、わかっていないところだけをわかるまで勉強していけばいいからです。

ひとつの方法として、「わからないメモ」を取るのも悪くないと思います。これは、教科書などのわからない部分を抜き書きして、どうわからないのかを書いておくものです。後から先生や友達に聞いたり、調べたり、場合によっては、見直すだけでも、わからなかった疑問点が解消することがあります。

(メディア学部 小林克正)

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