外国語のライティング学習サイト「Lang-8」の紹介
2016年7月 6日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
こんにちは、コンテンツコースの加納です。
皆さん、英語の勉強はしているでしょうか?
英語の重要性を理解していても、学習を続けることは簡単ではありません。
特に、スピーキングやライティングなど、能動的なスキルを一人で学ぶことは困難です。
私も英語の学習を継続させるのは大の苦手で、これまでに何度も挫折してきました。
今日は、そんな私が唯一、長い期間続けることができている、
「Lang-8」というWebサイトを用いたライティングの学習法を紹介します。
「Lang-8」は、相互添削型のSNSであり、無料であらゆる言語を学ぶことができます。
例えば、あなたが英語の文章を投稿すると、英語を母語とする外国人がその文章を添削してくれます。
(実際のコメントや解説は英語でつくことが多いです。)
逆に、日本語を学びたい外国人は日本語の文章を投稿するので、あなたはこれを添削してあげます。
(日本語の文章の添削は必須ではありませんが、沢山添削をすると自分の投稿が上位に表示され、添削してもらいやすくなります。)
すなわち、英語を学びたい日本人と、日本語を学びたい英語圏の外国人がお互いに協力し合い、語学学習を行うのです。
投稿する文章は、日記でも、雑学でも、エッセイでも、どんな内容でも、どんな長さでも(一文でも)構いません。とにかく何かを書いて投稿すると、高確率で何かしらの返事や反応があります。そして、文法ミスはあっても、伝えたいことは意外と伝わるものです。この意思疎通ができることの感動や、頑張って日本語を勉強している外国人から受ける刺激が、継続の動機になると思います。
私は毎日、雑学、科学、日本文化などについて、100-150 words 程度の英文を投稿するようにしています。始めの頃は、"a" と "the" つけ忘れや使い分けのミス、時制の不一致などをよく指摘されましたが、最近ではそのようなミスも大分少なくなってきました。また、約1年間Lang-8を続けてからTOEIC SW(スピーキング&ライティング)テストを受けたところ、ライティングのスコアが130から180(200点満点中)まで上昇していました。継続することの重要さをひしひしと感じています。
他の大抵のSNSでも外国人との交流は可能ですが、お互い文法の誤りなどをいちいち指摘したりはしないと思います(あまり細かいことを指摘しすぎると、嫌われてしまうかもしれません)。これでは外国語で意思疎通ができるようになっても、正しい言語を習得することは困難です。それに対して、お互いの言語を添削することを前提としたLang-8では、気兼ねなく誤りを指摘することができるので、とても効率の良いアウトプットの特訓になります。もし英語(特にライティング)を学びたいけれど何をしていいのかわからない、何をしても続かない、という場合は、Lang-8で英語の文章を投稿(日本語の文章を添削)し、外国人との交流を楽しみながら学習することをお勧めします。
最後に、最近私が実際にLang-8で受けた添削の中から、有用だと感じたものを一つ、皆さんと共有したいと思います。形容詞を書く順番(および expression という単語)に関する指摘です。原文をほぼそのまま掲載しますので、雰囲気を味わいながら読んで頂けますと幸いです。
メディア学部 加納
「ソーシャル」カテゴリの記事
- 大学院講義(2019.03.05)
- 卒業論文の発表(2019.02.05)
- WEB3Dと地域振興(2019.01.04)
- 高校生のみなさんがメディア学部から世界へ羽ばたくために!(2019.01.23)
- NHK学生ロボコン2018(2019.01.11)