国際会議NICOGRAPH Internationalで大学院1年生が研究発表
2016年8月19日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
2016年7月6~8日にThe 15th annual international conference "NICOGRAPH International 2016"が the Society for Art and Science(芸術科学会)が Hangzhou(杭州), Chinaで開催されました.
この会議で,中国上海出身の大学院1年生Hongyi Xu君がカメラワークの分析とデータベースを発表しました.
人型ロボットアニメにおける戦闘シーンのカット割り支援システムの開発を目指して,ロボットの行動や見せ方に基づいた分類を行い、カット割り制作支援の研究を行いました.
ロボットの戦闘シーンの画面構成や見せ方、ロボットの行動の出し方などを戦闘シーンの特徴と合わせて設計する必要があります.そこで,シナリオから、ユーザーが意図するシーン構成と検索結果がどのぐらい当てはまるかを分析したりしました.この結果をもとに,カット情報データをまとめました.
研究概要:
ロボットアニメは日本のアニメーションにおいて人気の高いジャンルの一つであり、世界中でも高い人気を誇る。本研究ではロボットアニメの人気を担う特徴の一つであり、ロボットの動きや迫力、スピード感などを演出するために必然的にカット数が多くなりがちな「戦闘シーン」に着目して、ロボットアニメの戦闘シーン制作を支援するため、戦闘シーンのカット割りを含むシーン構成シミュレーションシステムの開発を目的とする。そのため,既存ロボットアニメ作品の戦闘シーンを分析して、ロボットが「よく行なわれる行動」のカット割りの特徴とロボットアニメの戦闘シーン特有の特殊な画面構成を整理し、それぞれに傾向があることが分かった。さらに、この結果を利用してロボットアニメの戦闘シーンのカット割り支援システムを構築することで、戦闘シーンの構成とカット設計を行うため参考となる情報を提示することができた。
研究論文:
(S) 5-7. Hongyi Xu,Yoshihisa Kanematsu,Ryuta Motegi,Naoya Tsuruta,Koji Mikami,Kunio Kondo, A supporting system for creating camera blocking of the humanoid robot anime's battle scenes,NICOGRAPH International 2016, 2016,6
メディアコンテンツコース 近藤邦雄
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