科学的にお化け音を作る
2016年8月 5日 (金) 投稿者: メディア技術コース
みなさん、こんにちは、
8月7日に東京工科大学八王子キャンパスでオープンキャンパスがあります。その展示項目の1つが「お化け音を作ろう!」です。簡単なコンピュータプログラムでお化けの出そうな音をつくるもので、来場者のみなさんにも作っていただきます。
さて、どんなものを作るかというと、時間とともに高さが連続的に滑らかに変化する音を使うのです。専門的には周波数変化音と言います。図1を見てください。これは、サウンドスペクトログラムと言って、横軸が時間、縦軸が周波数つまり音の高さを表します。赤い部分が音の成分が強いことを表し、青い部分には音の成分が無いことを表します。図1を見ると、時間とともに音が高くなったり低くなったりしていることがわかります。
図1 時間とともに高さが滑らかに変化する音
これが、どんな音なのかは、オープンキャンパスでのお楽しみ、ということにしておきましょう。来場のみなさんにも、このようなものが創れます。しかも、たった1行のプログラムで作れるのです!!
これがお化け音だというのには、根拠があります。
人は、周波数が不規則に上下する音を聞くと怖さや不安を感じるのです。これば、卒業研究で研究したもので、参考文献のように日本音響学会でも発表しています。
みなさん、8月7日の東京工科大学のオープンキャンパスに来て、オリジナルお化け音を作ってみてください。お楽しみに!
参考文献
三輪 沙弥香、相川 清明: "怖さ、悲しさの程度を連続的に変化できる効果音作成インタフェース", 日本音響学会講演論文集, Vol. I, pp.453-454, (2005-09).
相川清明
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