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おもしろメディア学~笑い声ってどんな声?

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みなさん、こんにちは、

 
笑い声って、どんな音なのでしょうか?
図1は大人の男性の笑い声のスペクトログラムです。スペクトログラムというのは、音のさまざまな周波数成分の時間的な移り変わりを表示する方法です。横軸は時間で、右端が2秒であることがわかります。縦軸は周波数で、最高10000ヘルツ程度までが表示されています。音の成分の強さは色で表示されています。赤は音の成分が強く、青は弱いことを表しています。図1を見ると、音の無いことを示す青い縦の縞で赤や黄色の部分がいくつかに分かれていることがわかります。これは、時間的に音が断続していることを示しています。つまり「ハハハハハハハハ」というわけです。細かい横縞がみえますが、これは、声帯が振動してできた音声であることを表していて、その縞の間隔が声の高さに相当します。

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                    図1 大人の男性の笑い声

 

図2は赤ちゃんの笑い声です。今度は、横縞の間隔が広いですね?大人に比べて、声が高いことを表しています。この図も音が時間的に断続していることがわかります。音を聞くと「キャハハハハハハ」と聞こえます。

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                    図2 赤ちゃんの笑い声

 

2つの図をよく見ると、横縞のある部分を縦方向に見比べてみると、赤やオレンジが濃くなっている、つまり強くなっている周波数の部分が3か所ほどあることがわかります。これが、笑い声がワハハと聞こえる理由なのです。

さて、鳴き声が笑ったように聞こえる動物がいます。何でしょう?そう、ワライカワセミですね。それってどんな声なのか、スペクトログラムを見てみましょう。

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                    図3 ワライカワセミの笑い声

 

なるほど、なんとなく似てますね。人間の場合ほと鮮明ではありませんが、なんとなく時間的に断続し、なんとなく横縞がみえ、なんとなく音の強い周波数のまとまりが2~3か所あります。音を聞いてみると「ワハハハハハハハハハハ」に聞こえるのです。

 

相川清明

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