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2016年9月

大学院生がFIT奨励賞を受賞: 新分野の広告工学の創出にチャレンジして

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 大学院のHPでも既に発信済みですが、このブログでも少し説明をしましょう。

 2016年9月7日から9日に開催された「FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム サービスコンピューティングセッション」において大学院メディアサイエンス専攻博士課程前期2年横山誠君が研究を発表し、FIT奨励賞を受賞しました。

講演題目:広告パラダイム2.0に基づく個告・個受サービスモデルの提案
発表者:横山 誠(M2、メディアサイエンス専攻)
共著者:村上 貴彦・陌間 端・上林 憲行(指導教員)
学会名:FIT2016 第15回情報科学技術フォーラム、サービスコンピューティングセッション
http://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2016/ 
会期:2016年9月7-9日
会場:富山大学 五福キャンパス


 受賞の理由は、広告サービスという新分野を開拓したという新規性と質疑応答のレベルが群を抜いていたということです。研究者としてはとても嬉しい講評でした。

 広告工学や広告サービスは、新しい日進月歩のエキサイティングな分野です。この時代を代表するGoogle社やFaceBook社も収益の源は広告サービスです。LINEもしかり。

 この新分野へ、大学院メディアサイエンス専攻やメディア学部は、皆さんのチャレンジをお待ちしています。


FIT奨励賞の表彰状を持って喜んでいる横山君です。

また、彼は本年度の大学パンフレットでも、研究内容が紹介が掲載されています。

(MS 上林憲行)

計測自動制御学会 論文賞・蓮沼賞を受賞

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こんにちは、コンテンツコースの加納です。

2016年9月22日、SICE Annual Conference 2016 Award Ceremony にて、計測自動制御学会 論文賞・蓮沼賞を受賞しましたので、報告いたします。

計測自動制御学会(SICE)は、さまざまなシステムの計測や制御の発展を目的とした学会です。年に一度の国際会議(Annual Conference)では、学会賞の授賞式が行われます。

今回は、候補となった論文約630編の中から、論文賞が10件、技術賞が5件選ばれました。また、その中から特に科学技術の発展の寄与するところの大きい論文として、蓮沼賞、友田賞、武田賞がそれぞれ1件選ばれました。今回私が受賞した蓮沼賞は、計測自動制御学会 初代会長 蓮沼宏氏の名を冠した賞となっています。

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メディア専門演習~音・音声インタフェース

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みなさん、こんにちは、

 
明日から、後期のメディア専門演習「音・音声インタフェース」がはじまります。
楽器音シンセサイザやカラオケ採点機を信号処理ソフトMATLABで作ります。
さて、今年はどんな作品ができるか?楽しみです。
 
授業計画をご紹介します。
第1回 MATLAB基本操作 
第2回 音信号の発生と波形描画 
第3回 音色の発生 
第4回 スペクトログラム 
第5回 効果音の発生(ビブラート、リバーブ) 
第6回 GUI(キーボード) 
第7回 シンセサイザ(楽器音合成) 
第8回 線形予測分析(ボコーダ) 
第9回 音と音声の入力(VAD) 
第10回 ピッチ抽出(カラオケ採点) 
第11回 双方向音・音声インタフェース(音声対話) 
第12回 マルチモーダルインタフェース 
第13回 高度化 
第14回 創作課題 
第15回 発表会
 

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インドネシア,スラバヤ工科大学博士課程学生の短期留学【国際交流】

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9月20日(9月17日来日)からメディアサイエンス専攻近藤研究室で12月中旬まで研究をするために,インドネシア,スラバヤ工科大学のAndreasさんがやってきました.博士後期課程の学生で,インドネシアの研究助成金を利用して3か月ほど日本で研究をすることができます.

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先日,研究テーマや研究計画を発表してもらいました.CGアニメーションにおける制作支援全体をスラバヤ工科大学では研究しており,その一部であるライティングの研究を進めています.私たちの研究室ではすでにライティングに関する研究で,博士号を取得した学生がいますので,それらを土台に新しい研究を進めることができればいいと考えています.

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教科書販売風景:メディア学大系の教科書書紹介

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メディア学部の後期授業も9月23日から開始しました.後期の講義に向けて学生の皆さんもいろいろな準備をしていると思います. 教科書販売の準備が進んでいるところで,コロナ社のメディア学大系の教科書がいろいろ積まれていました.

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教科書販売では,学生の皆さんが購入しやすいようにリストが用意されています.これを見て,履修する講義や演習の教科書を簡単に購入することができます.私と三上先生が担当する3年生向けの「コンテンツディベロッピング論」で利用する「コンテンツクリエーション」もたくさん積まれていました.

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このほかにも一年生向けには,マルチモーダルインタラクション,CGとゲームの技術,コンテンツクリエーション,ミュージックメディアなどが講義や演習,先端メディア学などで教科書として指定されています.2年生以上ではマルチモーダルインタラクション,CGとゲームの技術,コンテンツクリエーション,ICTビジネス,ミュージックメディアが指定されています.

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これらの教科書の内容は,メディア学部の教授陣が執筆した「メディア学大系」(コロナ社)を見てください.

 

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ビジュアル情報処理研究合宿で敢闘賞を受賞

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助教の鶴田です。

前回の記事の続きになりますが、VIP2016にてメディア学部4年生の片野絵理香さん(コンテンツプロダクションテクノロジープロジェクト/近藤・鶴田研究室)が敢闘賞を受賞したので、その詳細をお知らせします。

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この賞は、2日目に行われたポスター発表の中から学生と教職員の投票によって選ばれるものです。発表者は学部4年生だけではなく、研究発表に慣れた大学院修士1年・2年の先輩もいます。その中で評価されるのは素晴らしいですね!

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一般的な学会発表では主に研究成果が評価されますが、こうした研究合宿においてはその時点での成果よりも「見た目のインパクト」や「説明や受け答えの上手さ」、「将来性」が問われます。日頃から研究テーマについてよく考えて今後の課題をきちんと整理しておけば、「この研究は面白くなりそうだ」と思わせることができます。片野さんの研究もまだ途中ですが、上記の点をしっかりと準備して臨んだ結果が受賞につながったのだと思います。

今後はさらに研究を進めて、学園祭での展示や他の学会での発表を予定しています。

(鶴田)

大学院生が世界最高峰のCG学会でポスターコンテストでセミファイナリストに!

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メディア学部の三上です

大学院生のヘンリー君(Henry Fernández Balda)の研究が米国アナハイムで開催された世界最高のCG映像の学会である「SIGGRAPH」のポスター発表として採択されました.
ポスターとして採択されるだけでも名誉なのですが,学生の研究を対象にポスターのコンテストも実施しており,そこでも「セミファイナリスト」まで残ることができました.

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大学院博士課程の学生のキャラクターの配色に関する論文紹介

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社会人で博士課程1年生の茂木氏が投稿していたキャラクター配色に関係する論文がJournal for Geometry and Graphicsに掲載されました.12ページの英語論文です.

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R. Motegi, Y. Kanematsu, T. Tsuchida, K. Mikami, K. Kondo, Color Scheme Scrapbook Using A Character Color Palette Template,Journal for Geometry and Graphics, Volume 20 (2016), No. 1, pp.101‐112.2016

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この論文の概要はこのページから見ることができます.

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TUT-ISART Game Jam 2日目まとめ

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メディア学部の三上です.

東京ゲームショウ2016(TGS2016)も終わって,私も学生もやや放心状態ですが,間髪入れずにすぐ新学期が始まりますね.

TGS2016の直前に実施していたTUT-ISART Game Jamの様子をまだ伝えきれていないので,何度かに分けて紹介したいと思います.

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「東京ゲームショウ2016」にて小学生向けゲームスクールを開催

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 メディア学部メディアコンテンツコースの岸本です。

 2016年9月15日~18日、千葉県・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2016」にて、初めての試みとなる「TGS キッズクリエータークラブ」が開催されました。これは小学生を対象としたゲームスクールで、子どもたちにゲームで遊ぶだけでなく、作って楽しんだり、ゲームの面白さを考えたりしてもらうことを目的とした講座です。

 9月17日、私たちは『あなたもゲームプランナー! オリジナルステージを作ろう!』講座を3回行い、60名余りの小学生とその保護者の皆さんに大好評をいただきました。その講座の模様をお伝えします。

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▲講座の様子

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東京ゲームショウ2016 無事終了

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メディア学部の三上です.

東京ゲームショウ2016が盛況のうちに幕を閉じました.
今年はVR(仮想現実,Virtual Reality)やAI(人工知能,Artificial Intelligence)などのキーワードが一般的にも広まったことから,ゲーム業界以外の方にも注目を集めることとなりました.

その結果,来場者数も過去最大の271,224名が来場されました.特にビジネスデイの来場者数の増加が目立ちました.そんなTGSについて報告します.

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メディアと社会(その2):経済統計学会2016年度全国大会に参加して

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さる912()13()の両日、鹿児島大学で経済統計学会2016年度全国大会が開催されました。前々日、前日の1011日に社会情報学会の開催された札幌から連続の学会参加になりました。日程上、札幌から鹿児島まで直接移動すれば良いのですが、いったん帰宅しました。というのも、単独予約の取りにくさと経費削減でパックツアーを利用すると、出発地/目的地の往復利用に限定されているからです。フライト/宿泊もネット予約が当たり前ですが、ITもまだ現実の多様な行動パターンには対応しきれていません。


さて、「統計」と聞くと引いてしまう読者もいるかもしれません。しかし、「統計」は、私たちの生活する社会の「実態」を把握し、その結果を開示することで、ビジネス上の意思決定、行政サービスの享受、日々の暮らしに至るまで、私たちの生活を滞りなく営む上で、欠くことのできない社会的インフラと言えます。統計は、本学部との関係から言いますと、社会を映すメディアと言えるでしょう。「経済統計学会」は研究者だけでなく官公庁(各府省)で統計に携わる職員も参加する、まさに「現実」を追求する学会です。本大会のプログラムや論文は下記のURLから見ることができます。

http://www.jsest.jp/jp/kenkyu_soukai.html

今回のブログでは、メディア社会コースを希望する高校生諸君に「統計」を知ってもらうのに身近なテーマ構成と思われるセッション「公的統計データの二次的利用促進に向けた新展開」について紹介しましょう。報告テーマは以下の通りです。

1.公的統計の二次的利用の促進に関するわが国の取組状況

2.公的統計ミクロデータの新たな利用形態について

3.オンデマンドによる統計作成について

セッション名も報告テーマも何やら小難しそうです。確かに社会情報学会で紹介した、Jリーグ、キャラクタービジネス、アニメのような個別具体的な対象を研究したものではなく、いずれの報告も制度論、方法論という意味で比較的抽象度の高いものです。しかし、私たちの日々の生活に関係してくるという意味ではやはり身近なテーマです。

このセッションの趣旨を少し解説しましょう。統計を利用する最も一般的な方法に、e-Statがあります。e-Statは「政府統計の総合窓口」で、「各府省が公表する統計データを一つにまとめ、統計データの検索をはじめとした、様々な機能を備えた政府統計のポータルサイト」です。

(e-Stat活用ガイド:http://www.e-stat.go.jpより。)

このホームページをご覧いただくと、データの宝庫であるばかりでなく、表、グラフ、地図上へのマッピングなどに活用したり、更に、こうした分析のための学習サイトも用意されています(「なるほど統計学園(小中学生用)、「なるほど統計学園高等部」」。

e-Statはネットを通じて膨大な統計情報を簡単に利用できる極めて強力な「メディア」と言えるものです。わが国の多岐にわたる公的統計が利用できるという意味では、意のままに利用して活用できそうですが、実は制約があります。e-Statを含む各府省の統計は、事前に行政機関の定めた分類、単位に集計した結果だけが公表されており、その開示項目だけに対して私たちは、自由に利用できるのです。

しかし、本来、統計利用者が自らのニーズに合わせて希望する項目を組み合わせる、すなわち必要な集計対象(項目分類)、集計レベル(粒度)への対応が必要です。例えば、家計の消費実態の統計が必要なとき、集計対象は、所得階級別のデータなのか、地域別のデータなのか、そして、集計レベルは、所得水準をどの程度の階級に分けるか、地域は都道府県単位なのか、それらはみな利用者の分析ニーズに依存するわけです。

そこで、利用者のニーズに応じて、集計対象、集計レベルを自由に設定できるような仕組みづくりをしなければなりません。それが今回のセッションのテーマである、オンデマンド集計という仕組みです。しかし、このオンデマンド集計を実用化するためには、「生」のデータである、調査票情報というミクロデータへのアクセスが不可欠になります。つまり、統計に回答してくれた事業所、企業、個人の機密情報、プライバシーをどう保護するか、という問題に直面します。保護を強化すればデータの利用価値が低下するし、利用価値を上げようとすれば、匿名性が担保されないというジレンマに陥ります。今回のセッションは、こうした現実に直面する問題を、技術面、制度面で模索する研究報告だったのです。

(メディア学部 榊俊吾)

 

メディアと社会:社会情報学会2016年度全国大会に参加して

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さる910()11()の両日、札幌学院大学で社会情報学会2016年度全国大会が開催されました。同大学は札幌市の東部にあり、JRでは函館本線の大麻駅が最寄りになります。近辺には、北翔大学、酪農学園大学もある、文教地区です。札幌では一足早く秋の気配が漂い始めており、街路樹の葉も少し色づき、風情を感じさせます。しかし、例によって、学会出張となるといつも宿の確保に苦労しますが、ここ札幌も京都、福岡とともに御三家と言え、年々状況が厳しくなります。