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「きっしーぐまIP GameJam」を開催しました

2016年10月21日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

 メディアコンテンツコース 教員の岸本 好弘です。

 10月15日(土)、 16日(日)の2日間にわたり、学生16名(4年生1名、3年生3名、2年生3名、1年生9名)が参加して、私のキャラクター「きっしーぐま」を使用したゲームジャムを行いました。ゲームジャムとは、即製チームによる短期間でのゲーム制作を行うイベントで、チームでの「企画→発表→制作→デバック→完成→テストプレイ」というゲーム制作プロセスを経験できます。

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▲参加した学生たち

161015kggj15▲「きっしーぐま」三面図

 今回のゲームジャムのテーマは、キャラクター「きっしーぐま」を使用したゲーム制作です。
 現在のゲーム業界では、ゲーム単体の売上だけではなく、強力なキャラクターIP(知的財産)をアニメ、玩具、イベントなどに多面展開するビジネスモデルが主流となり、バンダイナムコエンターティメントやポケモンなどが積極的に行っています。

 また今回のゲームジャムには、本学部生のほかに東京造形大学、横浜デジタルアーツ専門学校の学生らも参加し、「異学校交流」しました。

 

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▲会場となったキャンパス内の建物     

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▲会場入口

 

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▲イベントロゴ

 

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▲制作の様子               

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▲昼食はみんなで宅配ピザ!

 

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▲最終発表                 

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▲出来上がったゲームを試遊 
 

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▲2日間で出来上がったゲーム4本

 2日間30時間の制作時間で、4つのゲームが出来上がりました。プロト版レベルではありますが、シューティングあり、横スクロールアクションありと、多彩な内容です。

 ゲームジャム初参加が大半という未経験者の多さにもかかわらず、面白そうなゲームが出来上がって、嬉しい驚きでした。学生たちの学びや達成感も大きかったようです。
参加した学生の感想を抜粋して紹介します。

■本ゲームジャムで一番印象に残ったことは?(具体的に)

・空気が殺伐としないで、ずっと話しながらできたので楽しかった。(3年生)

・今回のゲームジャムでは「チーム制作」ということがとても実感できました。私のチームにはグラフィッカーがいなかったのですが、それをプランナーの人たちが一生懸命穴埋めしてくれました。また、BGMやSEなどの素材集めもして下さり、私もプログラムに専念することができ、とても助かりました。(3年生・初参加)

・今回外部からの参加ということで不安でしたが、皆様のおかげでとても楽しくゲームジャムをさせていただき、また今後の自分の課題や実力を確かめることができました。(専門学校2年生)

・まだ1年しか変わらないのに、2年生は自分に教えてくれるなど、とても凄かったことが印象に残っています。(1年生・初参加)

・こんなに長く起きてたのは初めてです。
 プログラムは一個一個考えれば割りと出来ないなんてことはない。
 グループ制作は難しい。初めての人にもわかりやすく教えるには、もっと勉強が必要。
 会話をたくさんすることが大事。
 早めの統合が大事。
 とにかく眠い。(1年生・初参加)

・どんなゲームでも、ゲームを作るということは大変だということ。と同時に、多くの人が関わって、やっと出来るのだということ。今回のゲームジャムで一番印象に残ったのは、そうしてやっとできたみんなの、作品達です。(1年生・初参加)

様々な学びがあったようです。

 今回のゲームジャムで制作したゲームは、「きっしーぐま」公式HPでプレイできるようにする予定です。また、より完成度を高めるための制作も引き続き行っていきます。

 これからも、初心者にも参加しやすいゲーム制作の場を提供し、一人でも多くの人にゲーム制作を通して楽しさや充実感を感じてもらいたい、と考えています。

執筆記事一覧
http://kishimotolab.org/mediabloglink.html
教員紹介 岸本好弘
http://www.teu.ac.jp/info/lab/teacher/?id=1566

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